はじめに・ご挨拶
はじめまして。マルコリーニの飼い主、安部と申します。
先代猫のあどさんが老衰で今年1月に亡くなり半年経った6月、マルコリーニを新たにお迎えしました。
スクスクと順調に育ってくれていると思っていた7月の終わり。急に元気がなくなりました。
すぐに病院に連れて行ったところ、検査前でなんとも言えないが、一番疑わなくてはいけない病気が
『FIP』猫伝染性腹膜炎
だと先生から言われました。
FIPとは、今の日本の医療では治すことのできない病気=余命宣告をされたようなものです。
すぐに血液検査ほか精密検査を受け、結果を待つこと一週間。
その間に腹水がどんどん溜まっていき、お腹がパンパンで苦しそうなマルちゃん。。。
やはり診断結果は変わらずFIP、ウェットタイプでした。
検査の結果を待つ間、どうにかマルちゃんを助けることはできないかと毎日調べました。
不治の病とされるFIPですが、なんと日本では未承認のお薬で寛解している猫ちゃんたちがいることを知りました。
マルちゃんもこのお薬で治るかもしれない!!
検査の結果が出て、早速この未承認薬での治療を始めました。
FIP(猫伝染性腹膜炎)について
1歳未満の子猫が罹りやすいと言われるウィルス性の病気。
FIPにはウェットタイプとドライタイプがあり、いずれも今の日本の医療では治すことができない致死率
100%の病気です。
特にウェットタイプは進行が早く、発症から数日〜1ヶ月ほどで亡くなってしまう猫さんも多い病気ということです。
マルコリーニについて
名前: マルコリーニ♂
誕生日: 2020年4月1日
特徴、性格など:綺麗なチョコレート色の被毛をもつスコティッシュフォールド。ほとんど鳴かず鳴いたとしても聞こえないくらいの小さな声です。物怖じしない性格で、掃除機などの大きい音も全然平気。
飼い主(僕)について
自営業で生活しています。今回のコロナ禍でもろに影響を受け、先の見通しがつかない状況です。自分で飼い始めたマルコですから、責任を持って自分のお金で治療をすることが当然ですしそのつもりで治療を開始しましたが、仕事面での不安や毎日の通院、看病でさらに仕事が思うようにできない状況に陥り、大変お恥ずかしながら皆さんのご協力をお願いしたいと思いました。よろしくお願いいたします。
このプロジェクトで実現したいこと
1、最後まで治療をやり遂げ、マルちゃんをFIPから救いたい。
FIPという難病から寛解させるためには84日間、毎日同じ時間に投薬させなければいけません。
体重1kgあたり2,400円のお薬が毎日必要です。
治療開始時、マルちゃんの体重は2.0kg、一日4,800円の投薬代からスタートし、現在は2.4kg,一日6,000円です。
(体重が増えるとともにお薬の量も増えていきます。)
治療開始時の体重での単純計算になりますが、4,800円×84日間=403,200円がお薬代のみで必要です。
お薬代に加え、定期的に精密検査(10日に1回約1万円×8回=8万円)が必要で、今後体重が増えていくことを考慮すると、84日間無事に治療をやり遂げるためには約100万円ほど必要だと言われています。
(本日8月25日現在、これまでの精密検査等治療費合計金額が322,443円となっています。)
このようなことを見ず知らずの方々にお願いするのは、大変おこがましく申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、マルちゃんの命を助けるため、どうか皆様のお力をお借しいただきたいと思います。
よろしくお願いします。
2、同じくFIPで苦しんでいる猫さんたちにお薬の存在を知ってもらいたい。
未承認薬ということで通常の動物病院では処方されないどころか、このようなお薬があるという情報さえ提供していただけないということが多々あるようです。高価なお薬ですがこのお薬さえあれば亡くならずに済んだ命はたくさんあります。このプロジェクトを通してマルちゃんの治療を成功させ、このお薬の効果を実証し、広めて行けたらと思っています。
プロジェクトをやろうと思った理由
1.あどさんとの別れ
今年1月、17年もの長い間一緒に過ごしてきたあどさん。
老衰でなくなりましたが、
もっとしてあげられることはなかったのか?
あどさんは僕と一緒で幸せだったのか。
最善を尽くせたのか。。。
様々な想いが今でも頭をよぎります。僕があどさんと暮らし始めたのはまだ20代の頃で、今だったらもっとあどさんを幸せにできたのではないかと思い、次にまた猫さんと暮らすチャンスに恵まれたら、今度こそは最期を迎えるときに悔いなくお見送りできたらいいなぁと思っていました。
2.マルちゃんとの出会い
今年5月の終わり、新たにマルちゃんを迎え、また楽しい毎日が始まりました。
先代のあどさんは好き嫌いのはっきりしたわかりやすい性格の子でしたが、マルちゃんはとっても穏やかで優しい子です。
当たり前の話ですが、猫もひとりひとり性格があるんだなぁと楽しく子育てをしていた矢先、
マルちゃんが急に元気を無くしました。
3.FIP発症
いちばん恐れていた病気、FIPを発症しました。
いまだに原因がわからない致死率100%の病気です。
マルちゃんが発症したウェットタイプのFIPは、発症後数日〜1ヶ月ほどで死んでしまう恐ろしい病気で、検査結果後すぐに治療を開始する必要がありました。
治療には日本では未承認のお薬を使用する必要がありさらに高額ということもあり、正直なところ治療をするべきなのかどうか真剣に考えました。
しかし、老衰で亡くなったあどさんに対しても様々な想いがよぎる経験から、
もし病気を治せる可能性が少しでもあるならば、挑戦しなければ後々必ず後悔する。
そう思い治療を決意しました。
マルちゃんを助けてあげたいという気持ちと同じくらい、自分のためでもあることをお許しください。
これまでの活動
7月25日(土曜日)
急に具合が悪くなり近所の動物病院へ。
症状からFIPの可能性が高いことを告げられ、月曜日に半日かけて精密検査をすることに。
7月27日(月曜日)
近所の動物病院にて精密検査。結果は1週間前後ということで、一旦様子を見ることに。
7月28日〜8月2日(火曜〜日曜)
検査の結果を待つ間にどんどんお腹が復水でパンパンになり、嘔吐したりかなり具合が悪くなりました。
8月3日(月曜日)
FIP(ウェットタイプ)確定。先生からも日本では未承認ではあるが治せる可能性がある薬の話をされる。しかし、未承認の薬ゆえ、処方することはできないので個人輸入で入手する必要があるとのこと。
薬が届くまでの間、毎日注射をしてつなぎましょうというということで、先生を信頼してお願いすることに。
8月5日(水曜日)
本日も注射のため動物病院へ。明日木曜日が病院の休診日ということを知りパニックに。
なぜなら毎日打ち続ける必要がある注射だったためです。
まだ個人輸入したお薬(経口剤)も届いていないため、同じお薬を譲ってくださる病院をインターネットで急いで探し電話で問い合わせたところ、治療はできないがお薬の処方のみはしていただけるということでお薬の経口剤を購入しました。
8月6,7日(木、金曜日)
飲み薬に切り替えたところなぜか具合が悪化したため、またかかりつけの病院の先生に相談したところ、栄養剤などのお注射をしてくださるということで2日間通いました。2日間の間に、未承認薬を使用した治療をしてくださる協力病院というものがあることを知り電話で問い合わせました。土曜日の17時半からなら診察可能ということで早速予約をしました。この時点でマルちゃんはかなり具合が悪く、毎日の嘔吐、食事は全くできないようになり、トイレもせず一日中じっとしているだけでした。
8月8日(土曜日)
協力病院へ。マルちゃんの様子から、今までの治療は一旦リセットしてもう一度最初から治療を始めましょうとのこと。マルちゃんの症状はFIPのウェットタイプなのは間違いなく、まだ初期ということで治療後の生存率は80~90%くらいだと仰っていただけてほっとしました。
胃腸の調子が悪く経口剤を飲ませても吸収できない可能性があるということで、また注射からの治療になりました。
こちらの病院の先生は協力病院ということもあり、FIPに対する知識がとても豊富で丁寧な説明も安心できるものでした。家から遠く、通うのは大変ですがこの先生を信じて頑張ってみようと思いました。
8月9,10,11日(日、月、火曜)
注射治療開始。治療2日目で今までの治療とは明らかに違った効果がありました。全く食べられなかったごはんも自力で食べられるようになり、排便排尿もできるようになりました。
本格的な治療はこれからですが、希望の光が見えてきました。
8月12日(水曜日)
協力病院での注射治療は本日で終了。明日からは自宅での経口剤の投薬に切り替えます。
注射のおかげで少しずつ元気になっていくマルちゃんですが、本格的な治療はここからです!!
8月22日(土曜日)
10日ぶりの検診です。
腹水は取れてきたものの微熱と貧血が認められるということで処置をしていただきました。
8月25日現在、治療費合計金額が¥322,443になりました。
資金の使い道
ご協力いただいた資金は全額治療費に使わせていただきます。
リターンについて
ささやかですが、ご賛同いただけるお礼といたしましてオリジナルのグッズを作らせていただきます。
デザイン等はまだ未定ですが、決まり次第ご報告させていただきます。
日常的に使っていただけるようなおしゃれなデザインにします!!
よろしくお願いいたします。
実施スケジュール
7月25日治療開始。
8月9日より協力病院にて治療を一からやり直し。(注射治療から)
8月13日より経口剤に切り替え自宅にて投薬開始。
8月22日10日ぶりの検診。
10月31日治療終了予定
その後3ヶ月間経過観察期間に入ります。
最後に
最後までお読みいただいてありがとうございます。
私事でこのようなプロジェクトを作ってしまい申し訳ありません。
僕自身にもっとお金があれば皆さんにお願いすることなくマルちゃんを助けることができたのですが、現在、収入的に困窮している状態で先行き不透明な為、やむなくこのような形で皆さんのお力をお借りしなければならない状況をお許しください。
助けられる手段があるのに、金銭面の都合で諦めることは僕にはどうしてもできませんでした。
治療費全額を支援していただこうということではなく、自分自身でできることは可能な限り自分でするつもりです。本当に申し訳ありません。
そして、このお薬がもっと認知されていけば、今もFIPで苦しんでいる猫さんの命をもっと救えるはずです。
どうか皆さんのお力をお貸しください。
よろしくお願いいたします。
※この治療法は全ての猫、FIPに効果が証明されているというわけではなく、飼い主である私本人の自己責任において行っているものです。
「未承認薬mutian」は日本において動物医薬品として承認されていません。
マルちゃんの飼い主として、個人的な自己責任と判断のうえでマルちゃんにとって投与が必要と考えていますが、
全てのFIPの猫に「未承認薬mutian」が有効であるという趣旨ではありません。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る最後の活動報告です。
2020/10/31 10:00おはようございます。本日7時、最後のMUTIAN投薬が無事に終了しました。投薬終了後、マルちゃんによく頑張ったねと伝えました。一番頑張ったのはもちろんマルちゃんですが、僕自身も3ヶ月間、とりあえずやっと終わったなという達成感みたいなものを感じています。今回このクラウドファンディングを行うにあたり、多くの方の応援、励まし、そしてご支援をいただきましたこと、本当にありがとうございました。また、僕の書き方が不十分だったせいもあり、不快に思われた方や不信感を感じられた方もいらっしゃったかと思います。申し訳ありません。できることならば他人様に頼らず自分自身の力のみで治療費用を出したい、またはそうするべきという思いから、皆様のご好意を踏みにじるような表現をしてしまったこともあったかと思います。申し訳ありません。皆様からいただきましたご支援は大切に、全て治療費用に当てさせていただきます。足りない分に関しましては、借金として残っておりますので少しずつ頑張って返済をしていきます。見ず知らずの方々にご支援いただくというこの初めての試みに、僕自身本当に多くのことを学ばせていただきましたし大変なことも多々ありましたが、それ以上に何度も申し上げますが言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。これからマルちゃんは3ヶ月間の観察期間に入ります。お薬の量、そして投薬の時間を先生に言われた通りにきっちりと守って3ヶ月間やってきましたので、再発をしないことを信じて、でも注意深く見守っていきます。皆様からいただいた大切なご好意を無駄にしないよう責任を持って育てていきます。3ヶ月間、温かい目で見守ってくださったこと、忘れません。本当にありがとうございました。 もっと見る
闘病生活も遂に残すところあと1日になりました。
2020/10/30 17:44連日の投稿失礼致します。これまでたくさんの方々からの励ましのお言葉や応援、そしてご支援をいただいてきました。本当にありがたいことです。そして昨日、一昨日と、投薬とこのクラウドファンディングが終わりに近づくにつれ、さらに多くの方々からのご支援をいただきましたこと、感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございます。応援してくださった方々おひとりおひとりにご挨拶ができませんことをお許しください。振り返ってみれば今から3ヶ月前、コロナ禍で僕自身の仕事(フリーランスで仕事をしています)がどうなってしまうかもわからないという状況の中でマルちゃんのFIPは発症しました。助けたいのはヤマヤマですが、自分自身の収入が途絶えてしまうかもしれない恐怖の中での治療を開始するという選択はとても勇気のいることでした。が、SNSで調べたところ、多くの猫さんが同じFIPと闘っていること、そしてその飼い主さん達も猫さんのために頑張っていらっしゃることを知り、勇気をもらい治療を開始する決心をしたものです。幸い廃業という最悪の事態を免れることができ、細々とですが仕事も続けさせていただけている現在、やっといろいろなことを冷静に考えられる余裕ができました。もちろん今回の治療にかかった費用を返済するまでは大変な毎日ですが、それ以上の幸せや経験をマルちゃんからたくさんもらえました。そして、見ず知らずの僕、そしてマルちゃんのために尽力してくださった方々からもたくさんのことを学ばせていただきました。マルちゃんのためにこんなに一生懸命になってくださる方がいらっしゃるんだという感謝と驚き、そして誰もがコロナ禍という大変な時期でのご支援。そのような素晴らしい方々がいらっしゃるということを知ることができたということだけでもお金で買うことができない僕の財産になりました。マルちゃんは僕の家族ですが、応援してくださった皆さんから預かった命として、これからも大切にしていこうと思っています。また昨日も書きましたが、いただいたご親切は次の誰かのために繋げていくことが恩返しだと思い、お手伝いさせていただきたいと思っています。明日はいよいよ投薬最後。明日の投薬が終わったら思いっきり抱きしめてあげたいです。ありがとうございました もっと見る
投薬残り2日を迎えて思うこと。
2020/10/29 14:41こんにちは。昨日に続き今日も思うことを書かせてくださいね。本日も朝7時、無事に投薬を済ませました。これまではマルちゃんもお薬を飲めば体調が良くなるのがわかっていたのかあまり嫌がることなくお薬を飲んでくれていたのですが、最近はもう本格的に体調がいいのか、お薬の時間になると全力で逃げるマルちゃんです。笑それでも捕まってしまうと観念しておとなしく飲んでくれるマルちゃん。マルちゃんが手のかからない子で本当に良かったです。うちのマルちゃんはまだ寛解とはいきませんが、とりあえず数値も安定し予定通り31日で投薬が終了できることに感謝感謝です。今頃この世にいなかったかもしれないマルちゃんがMUTIANのおかげで命を救われたことは本当にありがたいことですが、FIPで亡くなってしまう猫さんがまだたくさんいらっしゃるということもまた事実なんですよね。マルちゃんがこのFIPに罹ってわかったこと。それは普通の動物病院ではまだまだ死んでしまう病気だという前提で治療が進められてしまうこと。マルちゃんがFIPになりインターネットで調べてみるとこの病気で苦しんでいる猫さんは本当にたくさんいます。僕は早い段階でこのMUTIANの存在を知ることができ、また通える範囲内に協力病院さんがあったので運よくマルちゃんの命をとりあえずは救うことができました。が、お薬の存在を知らない飼い主さん、または知っていても相談できる獣医さんが近くにいない地域にお住まいの方がこの病気の猫さんを救うことは至難の技です。昨日も書きましたが、マルちゃんの体調が悪く、投薬もうまくできずにおろおろしていた僕に、たくさんの方が応援、励ましの言葉をくださったり、このようなプロジェクトにご支援くださった方々、なんとかマルちゃんを救いたいとたくさんたくさん拡散してくださった方々。そのようなたくさんのお顔も知らない方々のおかげで僕も3ヶ月間頑張ることができましたし、マルちゃんの命をつなげることができました。今後は、FIPに罹った猫さんの飼い主の皆さんがこのようなプロジェクトを立ち上げる必要がなくなるようにもっと安価にお薬を手に入れられるようになること、そしてFIPによって亡くなる猫さんがいなくなるように、僕も微力ですが頑張っていきたいと思っています。自分がしていただいたたくさんのご親切を、今度は次の誰かに繋がなくては。今回、クラウドファンディングを立ち上げさせていただきましたが、当事者である僕自身がご支援をお願いすることは想像していた以上にしんどく、正直なところ心が張り裂けそうな毎日でした。応援拡散してくださる方々にも申し訳なく、こんな身勝手なお願いをしていいものなのかどうかと考える毎日でした。もうこんな思いは他の飼い主さんにはして欲しくない。1日も早く、FIPという病気が簡単に治る日が来て欲しいと思っています。あと2日。どうか皆さんのお力をお貸しください。よろしくお願いします。 もっと見る
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