ここに来て、また感染者数が増えてきている時に、イベントのお知らせもどうなんだろうと思いますが、ワタリウム美術館としてはあらゆるパターンでの催しを試みてみようと今回のラインナップを組んでみました。参加者は、家でも見れるし、リアルにワタリウム美術館でも見れるものもあります。各回とも異なる開催方法となっていますので、興味があればご参加いただけると嬉しいと思います。
今回の「生きている東京」展は、そもそもは当然オリンピックに向けて浮き足立っている東京を再考しようという企画でした。国立競技場、パルコ、宮下公園など変わっていく東京に向けて立ち止まって考えて行けるような展示なればと思っておりました。コロナ禍で、SIDE COREという3人組の緊急事態宣言時期の作品を中心に据えて再度配置をし直したという経緯で仕上がってます。どちらにしてもワタリウム美術館開館から30年で、外に出て行った作品を中心に構成していましたので気持ちの良い展覧会となっています。この切り口をトークや対談でさらに広げていこうというものです。
10月30日、今回のチラシなどをデザインしてもらったヒロ杉山さんとSIDE COREの松下徹さんで、両者ともストリートアート好きで、ヒロさんは湯村輝彦さんのフラミンゴスタジオ(今の人は知らないか?、ヘタウマのイラストレーター)出身なのでコミックやファッションサブカルからもちろんアートもかなりの通ですので、話が広がっていくでしょう。松下くんは今回宮下公園の作品(石膏で昔の表札をキャスティングして持って帰れる作品)を出していますので渋谷の話題も多く出るとではと思っています。
第2段はゲンロンカフェの東浩紀さんと平田晃久さん。先月原宿の表参道と明治通りの交差点の再開発が発表されました平田さんのプロジェクトは緑の一杯のビルで都市の緑地化なども聞いてみたい点です。
その後タイのチャンマイに住んでいるナウィン・ラワンチャイクン(ZOOMで話し後日字幕つけ配信)、落合陽一(リアル開催と生ZOOM、後日配信は無し)、隈研吾x坂本龍一(リアル開催ではなく配信)というワタリウム美術館としてはベストの登壇者に集まっていただいていると思います。本当はいろいろ言いたいことたくさんありますが、今日はここまで明日はずっと続けている岡本太郎賞の第一次審査で600名以上の作家のファイル選考なので少し体力も残さないとですのでお知らせまで、