新型コロナウイルスが蔓延してからぼく達はたくさんのことを諦めてきた。人が集まるイベントはすべて中止となり、青梅最大のお祭り青梅大祭も中止になった。花火大会も、来年開催の青梅マラソンでさえ中止。イベントを一緒に作り上げていく喜びも、そしてみんなで集うことの喜びも、ぼくらはみんなが健康であるために手放してきた。
宴会もできなくなった。たくさんの人が集まって笑顔で大声で騒ぎながら杯を酌み交わす。その風景自体が危険なことだって言われて。。。
夜な夜なあちこちの赤ちょうちんから漏れる賑やかな笑い声は消え、緊急事態宣言中には居酒屋の灯りさえも消えてしまった時期があった。
人と人とが距離をとり、一緒にいる時にはマスクで顔を隠し、ほそぼそと会話をする。そんな生活がずっと続いてきている。
でも!ぼくらは1つのもの、そして空間をみんなで共有する楽しさを忘れてはいない。
CINEMA made in Omeのプロジェクトが動き出して、次々とイロンナ出会いをぼくらは得てきた。一流のパフォーマーさん達が出演に名乗りを上げてくれて、青梅まで何度も打ち合わせやリハーサルに来てくれて、この街の魅力を再発見してくれた。ある日、隣町からバイクで旅をしてきた大学生が雨宿りしながらこのプロジェクトのことを聞いて、出演を約束してくれた。数寄屋作りの世界的な木工家さんが空間をプロデュースしてくれることになり。なにより、たくさんの会場を提供してもらえることになり。いくつもの出店を約束してくれるお店が現れ。集うたびに縁が生まれ、そしてCINEMA made in Omeは今も発展を続けている。
ぼくらは集うってことを諦めちゃいけない。みんなの健康を守り。そして、安全を守り。見極めながら、ぼくらは集まろう。11月1日の日曜日をスタートに。
そして、同じスクリーンを眺め、笑って、ちょっと涙ぐんだり。同じ会場で、食べたり飲んだり会話したり。空間を楽しみ、そしてまた日常に帰っていく。
その集いを実現するためのクラウドファンドのカウントダウンが始まりました。後、10日。ぼくらは集うってことを諦めずに歩もうって思う。
https://camp-fire.jp/projects/view/321188