はじめに~同性カップルや同性愛者のためのルームアドバイザーをめざして
同性カップルが二人暮らしを始める際にはさまざまな困難があります。高齢者も多い大家さん(家主)の偏見や無理解、既存の不動産業者の無知、どうせ家主に断られるのだからと本気で対応してくれないなど。
業者や家主の心無い発言で傷つくことや、友人同士のルームシェアだと嘘をつかざるを得なかったり、年齢差があることを不審がられて不快な思いをしたりするなど、同性カップルの住まい探しは余計な痛みを伴います。
どうして愛し合う二人にとって異性となら当たり前のことが、同性同士だとこうなるのでしょうか。
はっきり申し上げて、日本の不動産業界はそういう意味でもずいぶん遅れています。
同性カップルが相談しやすく、気持ちよく二人暮らしを始めることができる不動産屋をつくりたい。そんな思いで企画しました。
自己紹介
はじめまして。阿部浩一と申します。それまでは書店員として働きながら好きな音楽活動を行っていましたが、2006年から環境NGOのスタッフとして8年間勤務。さまざまな社会課題に取り組む映像制作系NPO法人の役員、NPO法人が運営するコミュニティFM局のラジオパーソナリティー、また児童養護施設を運営する社会福祉法人の広報担当など、有給無給問わず、さまざまな非営利組織の仕事や活動に携わってきました。
2017年からは、NPOに特化したコンサルタント事務所の経営を始めたものの、翌年パニック障害を発症。15日間の入院生活を経験し、多くのものを失いました。その後、療養を続けて最近では通院と服薬はありますが、すっかり元気を取り戻しました。
今から5年前、宅地建物取引士の資格を取得。また、現在は本プロジェクト達成後の事業をより豊かなものにするため、行政書士試験に挑戦すべく勉強をしています。
そして同性カップルに向けた不動産屋をつくりたい私自身も、セクシャルマイノリティ(ゲイ)の当事者でもあります。
このプロジェクトで実現したいこと
多様性のある社会ということが言われ、ビジネスの世界では“LGBT市場”などという言葉もあるように、『LGBTQフレンドリーな不動産屋』というカテゴリーは決して目新しいものではなく、すでにいくつか存在しています。しかしながら、まだまだ少なく、選択肢が不足していると思われます。
婚姻とは異なるものの、婚姻関係に相当するものとして、自治体の『同性パートナーシップ制度』は追い風です。宅建業登録を行い、事務所を構えてまずは個人事業として不動産仲介業を始めること。そして明るく元気に、二人暮らしを考えている同性カップルをお迎えできればと思います。
同性愛者は自分のライフプランを描きにくい
男女の婚姻を前提とした、現在のさまざまな社会制度の中で同性愛者は自分のライフプランを描きにくく、そのため刹那的になったり偏見や無理解の中で本当に自分らしくあることをあきらめたりしてしまいがちです。
日本では同性婚が認められていませんから、異性同士のように婚姻や事実婚などというような選択肢もないので、『愛する人と生きていく』というモデルケースも周囲にほとんどありません。
『愛する人と生きていく』ということは『二人で住む場所を決める』ということとほぼ同義だと思います。そこで同性カップルが二人暮らしを始める際のさまざまな困難をできる限り払拭し、不動産の仲介から住宅ローンのアドバイス、ライフプラン設計、共同生活や遺言・相続に関する公正証書の作成(ここで行政書士資格が活かせます)などを通じて、一生涯お付き合いできる仕事をつくりたい。その思いが背景にあるのです。
だから私がめざす不動産屋さんとは
★同性カップルが安心してなんでも相談できる不動産屋さん
★共に“戦略”を立てて目的の達成に臨む伴走者となる不動産屋さん
★取引先の大手業者や管理会社、家主にも理解や支援が広がるよう働きかける不動産屋さん
★常に正しい理解や知識を学び、接客を行う不動産屋さん
資金の使い道
◆宅建業免許取得関連費用 1,196,900円
※「全日本不動産協会 埼玉県本部」に年度初めから入会した場合の年会費・入会金。
※内訳詳細はこちら(外部リンク先のため内容が変更となっている場合がございます。)
◆事務所契約金 15万円
※埼玉県所沢市で賃料25,000円のワンルームマンションを借りる場合の初期費用目安。
◆クラウドファンディング手数料 231,000円
◆リターン関連 40,000円
◆その他・雑費 32,100円
合計 1,650,000円
宅建業(不動産業)を営むためには、法務局へ1000万円の営業保証金を供託するか、「全日本不動産協会」(うさぎのマーク)または「宅地建物取引業協会」(ハトのマーク)へ入会することになりますが、初期費用が少なく済み、さまざまなサービスやフォローが受けられる後者を選択するのが一般的です。私も必要費用すべて込みで約120万円で済む後者への入会を予定しています。
目標金額の大部分が、この協会を通じて納入する各業界団体への入会金年会費に充当されることになります。
宅建業を営むには一つの事業所につき、5人に1人の宅地建物取引士が必要ですが、当面は宅地建物取引士である私一人での経営となりますので条件は満たされています。
その他の必要なもの、業務用PCや事務機器等の導入については、私物の活用や自己資金でまかなう計画です。
プロジェクト達成後の予定と私の夢
◆私、阿部が居住する埼玉県所沢市、またはその近郊で2020年度末までに開業予定。
◆所沢市に対しても、自治体パートナーシップ条例の制定を働きかけていきます。
◆遠くないうちに行政書士事務所も兼業し、同性カップルやシングルのライフプランにかかわるワンストップサービスをめざします。
◆これまでのNPOコンサルティングやファンドレイジングの経験を活かし、不動産事業を通じて遺贈寄付の普及に力を注いでまいります。(私は認定NPO法人 日本ファンドレイジング協会認定の准認定ファンドレイザーでもあります)。
◆私は児童養護施設の活動にもかかわってきました。事業を通じて、施設を巣立ったものの社会でつまづき、行き場のない卒園生のための場所づくりにかかわってまいります。
リターンについて
「支援はするがリターンは不要」という支援者様も中にはいらっしゃるかと思います。
しかしながら、プラットフォームを提供いただいている株式会社CAMPFIRE様の規約により、ご支援金額ごとに異なったリターンを設定する必要があり、どのコースにもリターンを設定しております。
リターンについて何かご要望がございましたら、備考欄またはメールなどを通じて、私(阿部)まで直接ご連絡をお願いします。
【1000円】
メールにてお礼のメッセージを送信させていただきます。
【5000円】
下記からお選びください。
ペアはぶらし&清蔵あずさイラスト入りハンドタオル+オリジナルメッセージカード
【1万円】
ペアはぶらし&清蔵あずさイラスト入り枕カバー+オリジナルメッセージカード
【3万円】
下記の中からお選びください。
1.「清蔵あずさイラストTシャツ『はぶらし』」+オリジナルメッセージカード
2.「あべこう一(阿部浩一)応援Tシャツ」+オリジナルメッセージカード
【10万円】
下記の中からお選びください。
1.「清蔵あずさイラスト 複製画 A3額入り『お買い物』」+オリジナルメッセージカード
2.「清蔵あずさイラスト 複製画 A3額入り『こたつでのんびり』」+オリジナルメッセージカード
【50万円】
阿部浩一が直接、支援者様のもとをお礼のため訪問させていただきます。
(1)有効期限は原則、2021年4月1日~2022年3月末日までとさせていただきます。
(2)日本国内であればどこでもうかがいます。
(3)安全を期するため、お会いする場所は公共の場が望ましいかと思います。
(4)私自身の宿泊・交通費は自分で負担いたします。
実施スケジュール(予定)
【いつ】
12月下旬~1月中旬 都道府県知事の宅建業免許の審査
12月中旬 事務所契約
1月中旬~2月中旬 保証協会への加入審査
2月下旬 開業
【どこで】
埼玉県所沢市を予定(近郊の他自治体になる可能性もあり)
☆最後に☆
同性カップルのみなさんが希望を持ち、これからの人生を歩んでいかれますよう、またそのことによって社会制度や人々の意識がもっと変わり、当事者にとって生きやすい社会になっていくよう、微力ながら事業を通じて取り組んでまいります。
私一人の力は微々たるものでも、クラウドファンディングを通じて、一人でも多くの方にご支援をいただいている状況が可視化されることで、同性カップル・LGBTQを取り巻く不都合な現状を変えていくことへの、社会的なインパクトにもつながります。
ご支援、応援、拡散のほど、よろしくお願いいたします!!
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ご支援の方法がわからない場合は私、阿部まで直接お問い合わせください。
連絡先アドレス kohichi.abe0127▼gmail.com(※▼を@に変えてください)
※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。ご支援いただいたお金はCAMPFIREを通じて全額返金されます。
イラスト協力:清蔵あずさ
※ご本人許可済み
最新の活動報告
もっと見る12月17日に私の本が発売予定です。
2021/10/05 12:41ごぶさたしております。現在、クラウドファンディング挑戦中です。10月8日が最終日なので、あと3日となります。2021年12月17日に、株式会社クロスメディア・パブリッシングより、私の初の著書である『きまじめでやさしい弱者のための「独立・起業」読本』が発売予定です。今回の出版をより有意義なものとするために、クラウドファンディングを行っています。具体的には学校や同業者(不動産業者)等への献本や、講演活動などを行いたいと考えています。組織が苦手だけど人は好きだった私が、不動産会社を創業するまでの歩みなどを通じて、「あなたの持っている『普通』が生かされる仕事をしよう」といった内容の本です。ぜひご支援、拡散をよろしくお願いいたします。めっちゃとことんな物語!弱者のための独立・起業本を出版してコミュニティを作りたい私のインタビューがザ・ヒューマンストーリーに掲載されました。 もっと見る
近況報告
2021/07/07 12:094月2日に合同会社うんすい宅建を設立し、5月15日に東京都より宅建業の免許がなされて、現在に至っています。この間、自身の物事を受け入れる能力を超える情報をさばき、やっと本業に専念する態勢が整いつつあるこの頃です。先日はミサワホーム不動産さんとの業務提携も決まり、だんだん不動産屋らしくなってきました。業界未経験で始めたこの事業です。業界では当たり前のことでも、知らないことはまだまだ多いと思います。そこは知らない者の強み+謙虚な心で、取り組んでいきたいと考えています。それから、年末か年明けくらいに、私の初の著書が出版される予定です。こちらも詳細が決まり次第、ご案内いたします。身もふたもない話ですが、ずっと前から何でもいいから「本の著者になる」というのは、私の夢の一つでした。会社を興したことで、その夢が一気に動き出しました。あと7月10日が最終日なのであと3日ですが、電車内広告を出すためのクラウドファンディングに挑戦しています。クラウドファンディングはあまり乱発すると、価値が下がってしまう感じもするのですが、私の考えを多くの方に知っていただく手段として、有効なものだと考えています。私ごときが一度や二度、クラウドファンディングに挑戦したり、SNSに投稿したりしたくらいで、覚えてもらえるなんて厚かましい話です。ぜひ応援していただけましたら幸いです。 もっと見る
二人が幸せに暮らしていくために!同性カップルのための頼れる不動産屋をつくる!
2021/03/23 20:24※他社で行うプロジェクトを宣伝するのはどうかと思いましたが、キャンプファイヤー様におかれましては広いお心でお許しいただければと存じます。クラウドファンディング『二人が幸せに暮らしていくために!同性カップルのための頼れる不動産屋をつくる!』昨年末に挑戦したクラウドファンディングは、多くのご支援と応援をいただきながら惜しくも達成には至りませんでした。その後、内容を何度も練り直し、2021年4月2日には『合同会社うんすい宅建』がスタートします。「同性カップルのための頼れる不動産屋をつくる」の第一歩を踏み出します。クラウドファンディングの再挑戦は考えていなかったのですが、縁あって株式会社スリーウィンが運営するプラットフォーム『Fast Step』と出会い、再びプロジェクトを行うこととなりました。Fast Stepは、昨年8月にスタートしたばかりの新しいサービス。まだ若い開原大輔社長の挑戦を意気に感じてということもありますし、自分の事業・プロジェクトをいくら宣伝しても何も悪いことはないだろうという思いもあっての再挑戦となります。あれから各方面よりいろいろなご意見やアドバイスも頂戴し、私なりに勉強も重ねながらプロジェクト内容も一新しました。もちろん基本、根っこの部分は何も変わっておりません。ご支援、応援、拡散、どうぞよろしくお願いいたします。 もっと見る
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