2020/11/06 17:27

こんにちは、六代目彌市です。

水面下で準備を進めておりました、
注目の追加リターン第一段!がいよいよ完成しました。

コンパクトで置く場所を選ばない『手のひらサイズ』の神棚です。

コンパクトで置く場所を選ばない、神代杉手のひらサイズ『神棚』

『素材』としての神代杉の価値は、もうみなさん充分すぎるほどご理解くださっているとおもいますが、

今回は、なんとこの『神棚』製作に協力くださったのが、
地元『三河仏壇宮殿師』である「平林仏具:平林文雄」さんなのです。

三河仏壇『伝統工芸士:平林文雄さん』


ここで、みなさんにどうしてもお伝えしたい、もう一つの大切なお知らせがございます。

それは、私がなぜ?今回
平林さんにご協力いただこうかと思ったか?という事です。

三河仏壇というのは、「国指定」の伝統的工芸品として認定されていますが、我々日本人の「暮らし」が急激に変化したことにより、三河仏壇の生産量というのは、昭和60年をピークに激減、衰退の一途をたどり、このまま何もしなければ、自然消滅すると言われている大変厳しい現状を抱える業界なのです。

伝統が抱える大きな課題


実は、平林さんご自身も約10年前「70歳」の時、すでに『廃業』されており、廃業と同時に『伝統工芸士』の免許も失いました。

70歳の時すでに「廃業」

抱えてこられた現実を、平林さんご自身にインタビューしております。
動画はこちらから⤵⤵


時代は移ろい、常に変化するモノ。
その流れを止める事は神様だってできない事、十分理解しております。

ただ、その上で

長い年月、先人たちが「知恵」を重ねて培われてきた日本の「伝統」というのは、私たちが日本人であるという「文化」そのものだと私は感じています。

「伝統」を失うということは、「文化」を失うということ。

逆を言えば、

「伝統」を守ることができれば、大切な「文化」を守ることにつながる。

私は、本気でそう思ってこれまで自分のできる事を積み重ね太鼓屋をしてきました。


平林さん、神棚づくりやってもらえませんか?

ってお願いしたらこの満面の笑顔でこう答えてくださいました(^^♪


わしが元気なうちはがんばるよ!

その優しい「笑顔」は、一つの時代を生き抜いて来られた真の強さを感じ

また、カンナを握るその太くて短い指は、まるで自身の『手』がひとつの道具であるかのようにカンナに寄り添うように変形しておりました。


平林さんの手

今回は、そんな平林さんの技術を最大限に活かしてもらいたいと思い、実現した企画です。


大きな宮殿を手掛けてきた平林さんに、今回はあえて現代人のライフスタイルの『変化』に合わせたコンパクトサイズのモノ作り。

例え小さくても『技』も『素材』もすべて本物の逸品です。



最近は、新築のお宅であっても『神棚』を作られないご家庭が増えていますが、このコンパクトサイズであれば置く場所を選ばないのでお気軽に置く事ができます。

また、いただいた大切な『お札』や『お守り』、粗末に扱えないし保管場所をどうしたらよいか、、、

という悩みも解消されるように、小さくてもちゃんとお守りが納められるように製作いただきました。


お守りの入れ方動画はこちら⤵⤵


最後までお読みいただき感謝いたします。

ひきつづき応援のほどよろしくお願い致します。


令和二年十一月吉日
三浦太鼓店・六代目三浦彌市