こんにちは!プラットチームの武井です。活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。 プラットチーム一人ひとりが、この活動に至った理由や思いをお届けするシリーズ、今回で4回目となりました。 応援するかどうか迷われている方がいましたら、ぜひ読んでいただき、応援するかどうか決めてもらえると嬉しいです! 今日はわたし、武井のストーリーです。 ▼プロフィール 個別指導員(発達障害児への学習指導)プラット管理人でインターン生 趣味はマラソン プラット立ち上げの為に、最近プラットのある千葉・市川に移住。大学で臨床心理を学ぶ中で、実践を通して発達障害の子どもたちと関わりたいと思いダイバーシティ工房へ。プラットでは認可手続きや施設管理を担当。 ▼発達障害の子どもたちに学習支援をして気づいた"子どもも親も安心して来られる場所"の必要性 こんにちは、プラットメンバーで、2階のドミトリーに住むプラット管理人の武井です。 今は同じ階に住むしのぴーこと、篠田くんと夜ウイスキーを飲んで語るのが楽しい日々です。 * * 私がNPO法人ダイバーシティ工房(以下、工房)で、発達障害の子どもたちに対する学習支援をはじめたのは2年ほど前の大学2年生の夏でした。 当時、大学で臨床心理学を学んでいた私は教授に「臨床の現場は、研究やデータの2年先を進んでいる。現場を見てこい」と言われ、そんなときに大学の先輩から工房を勧められたのがきっかけでした。 * * 大学でのインプットと、工房での実践の日々。 でも学部生の自分は当たり前のように支援に行き詰まり、「自分のできる事はあまりにも少なすぎる、もっと勉強して良い授業をしないと」と思う日々が1年近く続きました。 そんな苦悩の日々を送りながらも教室長や他の講師に相談したり、心理の勉強を何度も復習したり、教材の研究を続けました。 今でも失敗体験は多いですが、最近、やっと子ども達一人ひとりの個性と向き合う中で、ひとり一人の力を引き出すことが出来てきたと実感しています。 * * でも、2年間こども達への学習支援を続けてきた中で、葛藤が生まれました。 目の前の子どもたちが学習支援の教室に来てくれるためには、いくつかのハードルがあります。 まず保護者の方が学習支援に関心をもっていること。 そして、子どもたちを学習支援の塾へ通わせることが出来る精神的、経済的なゆとりがあること。 「本当に支援が必要な人は、自分の目には見えないところにあるかもしれない!」 そんな風に思いはじめました。 * * 発達障害を持った子どもは、その特性を理解されないと周囲や家庭でも叱咤を受けることがあり、「自分は自分でOKだ」といった肯定感が育ちにくい傾向にあります。 でも周囲の人や親御さんも怒りたいわけでないないんです。 私自身はまだ子育ての経験もないので、親の気持ちは心底理解できないと思っています。 でも2年間、教室にかよってくる子ども達と接していて、そして親御さんとお話をしていて、思うのは「学習支援をする相手は子どもですが、その子どもを育てている親御さんが安心できる環境を提供する」というのが、私たちの役目だという事です。 一見すると「困った子」は実は「困っている子」であり、本人が1番困っているし、そしてその子を支えている親御さんも困っていることが多い。 * * だから私はプラットでは、これまで工房で運営していた教室には来られなかった人たちに出会えるんじゃないかと思っています。 「プラット」は、ときには「無料の学習支援教室」として、ときには「こども食堂」として、さらには大人でも子どもでも気軽に立ち寄れる「カフェ兼相談所」として、地域に開かれたスペースとして機能していきます。 いつでも空いている気軽さと、純粋にぷらっと行ってみたいと思うような楽しさを強みにして、今まで手を伸ばすことが出来なかった子どもから大人まで、支援を届けるプラットフォームにしていきたいです。 もしこれを読んでいるあなたも、この社会に少し違和感を持ったり、生きづらいなとか、困ったなと思うことがあったら、ぜひプラットに足を運んでみてもらえると嬉しいです。 ▼ご支援はこちらからhttps://camp-fire.jp/projects/view/32467#return__section ▼他のメンバーのストーリーを読む(池田)わたしが活動する理由「一見平凡な家庭の中で感じた違和感。家庭や家族を支える第三者になりたい。」(工藤)わたしが活動する理由「頼れる誰かや、何かに、1つでも出会えるだけで人は変わる。」(武笠)わたしが活動する理由「普段周りにいる人達・考え方とは全く違う「人・場所・モノ」と出会いをつくりたい。」(武井)発達障害の子どもたちに学習支援をして気づいた"子どもも親も安心して来られる場所"の必要性
こんにちは!プラットチームの武笠です。活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。 先週からプラットチーム一人ひとりが、この活動に至った理由や思いをお届けしています。それぞれが真摯に自分の過去や経験に向き合いました。 応援するかどうか迷われている方がいましたら、ぜひ読んでいただき、応援するかどうか決めてもらえると嬉しいです! 今日はわたし、武笠のストーリーです。 ▼プロフィール 今まで自分が子どもとして育ってきた中で、「気になる子」「上手く行っていない子」と出会い、そんな子どもたちに対して、「本当はもっとできたことが絶対にある」「もっとやりたかったことがたくさんある」という思いを拭い去れず、北海道からダイバーシティ工房に参画する。プラットでは外部機関との連携を担当。 ▼普段周りにいる人達・考え方とは全く違う「人・場所・モノ」と出会いをつくりたい。 こんにちは、ダイバーシティ工房の武笠です。 2016年に北海道から千葉に上京し、ダイバーシティ工房に入社しまして、今年2年目です。代表からはジャニーズ武笠と呼ばれています笑 僕が北海道からなぜダイバーシティ工房を見つけて、ここで働きたいと思い、そして今プラットに関わるのか。そんな事を少し綴りたいと思います。 *** 幼少時代、私は、少し冷めた子どもでした。 みんなで流行りのアニメの「~ごっこ」をしているときも、何かの勝負をして熱くなっているときも、「なにが楽しいのかな」、そんなことを思いながら、いつもみんなと一緒に遊んでいました。 そのうち、段々と合わせるのが苦痛になって、一人で出来ることを自分で見つけるようになり、一人の時間が増えていきました。 でも本当は、みんなと合わせることに疲れて、本音では楽しくないと感じている自分に、罪悪感を募らせていました。今振り返ると、これが私の生きづらさの原点だったかもしれません。 集団の中にいるだけで、何か自分が悪いことをしているような気がして、「どこにも居場所がない」「誰も自分のことをわかってくれない」そんな感覚を持っていました。 *** 小学3年生ごろの私は、学校が終わるとすぐに下校し、テレビのワイドショーで15時ごろにやっている「ピーコのファッションチェック」に間に合うように早歩きで家に帰ることが日課でした。 あのズバズバとした物言いに、胸が躍りました。 「こんな風に物事を見ていいんだ」「こんなことを言ってもいいんだ」。 「なにが楽しいのかな」と思っていた世界が、少し広がって見えたような気がしました。自分の持つ罪悪感が、受け止められたような気がしました。 *** それでもやっぱり、集団での生活は私にとっては辛いものでした。 自分でいうのも何ですが、子どもの頃の私はとても物分かりが良く、学校の授業でやることは少し説明されればすぐに覚えてできるものばかりでした。 算数の問題練習のときは特に「することがない」、そんな状況で、机に突っ伏すしかありませんでした。 そんな私に対して先生から返ってきたのは、通知表についた「意欲・態度」の低評価の数々…。心の奥底でショックを受けました。 「テストで100点取ってるのに、なんで」「誰も自分のことをわかってくれない」 そんな気持ちがますます膨らみ、段々と大人のことが嫌いになっていきました。 *** 先生が嫌いになった私の関心は変化していきました。 それは、「勉強が苦手なクラスメイト達」でした。既に先生のことを嫌いになっていた私は、「みんなは何も悪くないのに、先生の教え方が悪いからできないんだ」と思いました。 周りを見て困っている子を見つけるたびに勉強を教えながら、「先生なんかより自分の方が絶対みんなのことをわかっている」「先生より絶対上手に教えられる」。本気でそう思っていました。 *** 私のそんな物事の捉え方は、段々と自分の首を絞めていきました。 ここで抱えたたくさんの葛藤は、とても小学生の自分では抱えきれず、完全にキャパオーバーしてしまいました。私は、学校と習い事の時間以外はずっと自分の部屋にこもるようになりました。 でも、こもった部屋の中で、私はたくさんの大人に出会いました。 小学5年のときにおこづかいを貯めてPS2を買い、色んなゲームをしました。そこで触れた世界はとても広く、優しいものでした。買ってきて初めてPS2の箱を開けたときのあのわくわくした気持ちと感動は、大人になった今でも忘れられません。 外国のオルタナティブロック・パンクロックも聴きまくりました。 イギーポップは、ガラスの破片の上で寝転がり、救急搬送されていました。彼らは、「誰もわかってくれなくても、自分が価値があると思うことをやるんだ」と言っていました。 *** 私は、部屋の中でメディアを通してたくさんの大人から色んなことを教わりました。次々と起こる価値観の転換の数々に、私は興奮しました。 自分で物事を選べない子どもたちの世界は、小さくなりがちです。でも、そんな箱の中だけでは、小さくて息がつまってしまいます。 息が苦しくなった子どもたちに新しい価値観を提供し、世界を広げたい。 普段周りにいる人達・考え方とは全く違う「人・場所・モノ」と出会い、「世の中捨てたもんじゃないな」と思う、「これでいいんだ!」と思う、「こんなものがあるんだ!」と見つける、そんな機会が必要だと考えています。 ぜひその機会を一緒に作る仲間になってほしいです。ご支援お待ちしています。 ▼ご支援はこちらからhttps://camp-fire.jp/projects/view/32467#return__section ▼他のメンバーのストーリーを読む(池田)わたしが活動する理由「一見平凡な家庭の中で感じた違和感。家庭や家族を支える第三者になりたい。」(工藤)わたしが活動する理由「頼れる誰かや、何かに、1つでも出会えるだけで人は変わる。」(武笠)わたしが活動する理由「普段周りにいる人達・考え方とは全く違う「人・場所・モノ」と出会いをつくりたい。」(武井)準備中
こんにちは!プラットチームの工藤です。活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。 先週からプラットチーム一人ひとりが、この活動に至った理由や思いをお届けしています。それぞれが真摯に自分の過去や経験に向き合いました。 応援するかどうか迷われている方がいましたら、ぜひ読んでいただき、応援するかどうか決めてもらえると嬉しいです! 今日はわたし、工藤のストーリーです。 ▼プロフィール 趣味は、演劇を観ることとゴスペルを歌うこと。 高校・大学時代の経験から、多様な価値観を受け止め合える場づくりを目指してダイバーシティ工房に参画。プラットではボランティア募集などを担当。 ▼頼れる誰かや、何かに、1つでも出会えるだけで人は変わる みなさんこんにちは。ダイバーシティ工房の工藤縁です。 2016年に新卒でダイバーシティ工房に入社しまして、不登校や低学力で悩んでいる子の学習支援に携わっています。 日々どんなことをしているかというと、いわゆる学習の指導はもちろん、家庭や学校生活の悩み事を聞いたり、時にはふざけあったりしながら、少し年上のお姉さんのような立場でお子さんたちと接しています。 私がこうした活動を始めたのは、高校時代の経験がきっかけになっています。 *** もともとひとり親家庭で育ち、中学生までは人並みの学校生活を送っていたのですが、高校に入学してすぐ、勉強面や友人関係でのつまずきから不登校状態になってしまいました。 当時は、自分でも自分のことがわからず、誰かに助けてほしいとは思いつつも、周囲の人から弱い人間だと思われることが嫌で嫌で、誰にも相談できずにいました。 *** その後、学年が変わってからは毎日登校できるようになったのですが、「みんなと違ってできない」と自分へレッテルを貼ってしまうことのつらさや、普段関わる人の範囲が狭いことでの息苦しさを実感しました。 その時に自分の助けになったのは、「英語」でした。 幼少期、祖父母が営んでいたクリーニング店に、ある日近所にできた英語教室の人が挨拶に来ました。 父にその教室のパンフレットを見せられた私は、興味を持ち、その教室に通うようになりました。 その時から高校時代まで英語はどんな時でも勉強していて楽しいもので、学校に行けなかったときも、英語の勉強だけは頑張ろうと思えました。 学校で居場所がない時に支えになったもの、それは「英語を学ぶ自分」でした。今振り返ってみると、「幼少期の自分、英語を学ぶことを選んでくれてありがとう」と思います。 *** 孤独を感じる時、誰にも相談できない時、何が支えになるかはわかりません。 私にとってはたまたま「英語」でした。でもそれが、ある場所だったり、家族とは全く関係ない人だったり、食べ物だったり。 こうした経験から、学校でもない家でもない場所を通していろいろな人と関わることで、多様な価値観に触れられるような場所づくりをしたいと思い、現在の活動を行っています。 どんなものでも良いと思います。頼れる誰かや、何かに、1つでも出会えるだけで人は変わると思います。 ぜひその頼れる1人になってください!応援お願いします。 ▼ご支援はこちらからhttps://camp-fire.jp/projects/view/32467#return__section ▼他のメンバーのストーリーを読む(池田)わたしが活動する理由「一見平凡な家庭の中で感じた違和感。家庭や家族を支える第三者になりたい。」(工藤)わたしが活動する理由「頼れる誰かや、何かに、1つでも出会えるだけで人は変わる。」(武笠)準備中(武井)準備中
こんにちは!プラットチームの池田です。活動報告をご覧いただき、ありがとうございます。 今日からプラットチーム一人ひとりが、この活動に至った理由や思いをお届けします。それぞれが真摯に自分の過去や経験に向き合いました。 応援するかどうか迷われている方がいましたら、ぜひ読んでいただき、応援するかどうか決めてもらえると嬉しいです! それでは、今日はわたし、池田のストーリーです。 ▼プロフィール 池田春奈 趣味は読書とパン屋さんとコーヒーと本屋さんめぐり。 多くの子ども達に親でも先生でもない大人と出会える場を提供し、多様性を認め合いながら成長してほしいと願い、ダイバーシティ工房へ。プラットではマネージャーを担当。 ▼一見平凡な家庭の中で感じた違和感。家庭や家族を支える第三者になりたい。 私は、小さい時から家庭での違和感を抱いて育ってきました。 両親、姉、弟と、一見平凡な家庭ではありましたが、姉と弟のように、自分のわがままを家庭の中で上手に伝えることが出来ず、なんとなく遠慮したり、いい子でいなきゃと考えたりするような子どもでした。 *** 中学に入り、周囲とうまくなじめず悩んでいた時も、帰宅した時には玄関の前で「泣かない」と決めて、無理に笑顔を作ってドアを開けるなどをして、過ごしていた時期がありました。 家庭は経済的な不便さがあるわけではなく、両親、姉弟とも決して仲が悪いわけではありませんでしたが、どこか自分の居場所や立場がわからなくなることも多くありました。 *** そんなときに私の心の支えになったのは、図書室という居場所と図書の先生でした。 毎日、友達と関わらずに図書室に来ては本を借りていく私のことを、違和感なく受け入れてくれ、何気ない会話から、大好きな本の話まで、自分の言葉で安心して話をすることができたのは、図書室という場所と、先生がいたからだと感じます。 *** 高校生、大学生に上がるにつれて、1対1の人間関係として、家族と関わることができるようになりました。 しかし、大学生の時に父がうつになり、家族全員が、お互いにマイナスな感情ばかりを家庭の中でぶつけるような日々が続いた時がありました。 そのときに、「家庭や家族を支える第三者の存在が大切なんだ」と気づきました。 こんなにも簡単に崩れてしまう関係を自分たちだけで支えていくなんて大変なことなんだと、自分の経験を通して感じました。 *** そして、社会人となり、実家を出た今、人生の中で、一番いい距離間を保ちながら、本音で付き合うことが出来ていると感じています。 両親のことは尊敬していますし、大切に思っています。しかし、「家族だから一緒に居なきゃ」「家族だから全部話さなきゃ」そんなことはないんだな、と改めて思っています。 *** だからこそ、自分の生まれ育った千葉県市川市で、こどもも、大人も、だれもがのんびり居られて、家族をお互いに支え合えるような…そんな、あったかい場所を作りたい。 いろんな人と出会いながら、それぞれがのんびり過ごしつつ、明日への希望を少しでも感じられる場にしていくことが私の夢です(^^) ▼ご支援はこちらからhttps://camp-fire.jp/projects/view/32467#return__section ▼他のメンバーのストーリーを読む(池田)わたしが活動する理由「一見平凡な家庭の中で感じた違和感。家庭や家族を支える第三者になりたい。」(工藤)わたしが活動する理由「頼れる誰かや、何かに、1つでも出会えるだけで人は変わる。」(武笠)準備中(武井)準備中