こんにちは、NICCOインターン生の佐藤です!
今回の投稿では、NICCOのヨルダンにおけるシリア難民およびヨルダン人貧困層支援事業の一つである、「コミュニティスペースの提供と心理社会的ケアワークショップ」をご紹介します。
ヨルダンに逃れてきたシリア難民の方々は、紛争によるトラウマや異国での孤独感、将来への不安、さらには貧困が原因となって起こる児童労働や早期婚、家庭内暴力など、様々な困難を抱えています。また、難民を受け入れる側のヨルダン人にも、生活に困窮する人々がいます。
そこで、NICCOはシリア難民とヨルダン人貧困層を対象に、コミュニティセンターを開設し、性別や年齢に応じたプログラムを提供しながら、生活に必要な技能の取得を通じたストレス緩和に貢献しています。
子供に対しては、トラウマケアを専門とする精神科医の方の監督の下で、描画や粘土、スポーツや演劇などから構成される心理社会的ワークショップを実施しました。紛争で辛い経験をした子供たちにとって、これらの活動に参加することで、自身のトラウマと向き合い、メンタルケアを行う機会となりました。