今日は、日本舞踊のぬりえ制作にあたって利用させていただいた、参考図書をご紹介します。
資料に触れるたび、「日本舞踊の世界の奥深さ」に驚くばかりです。
それでは、ご紹介します!
日本舞踊の衣裳、かつら、小道具の名称・パターンを決めるのに参考にした本4冊
日本舞踊全集 日本舞踊社 江口博
師匠の教室にあったものを見させていただきました。
おそらく出版されている本の中ではもっとも網羅的に、詳細が記載されている本です。
こちらには、衣裳、かつら、小道具、大道具までイラストが紹介されています。
それをベースに、日本舞踊の先生方や衣裳屋さんなどに参考意見をいただき、デザインを最終決定しました。
日本舞踊曲集覧 森治 市朗
日本舞踊集成 演劇出版社
この2冊には、衣裳、かつら、小道具などがテキストで書かれています。「日本舞踊全集」には、イラストは載っていますが、名称や色がすべて載っているわけではないので、こちらが参考になりました。
をどりの小道具 小寺 融吉
小道具が詳しく図解で掲載されています。「玉兎」「子守」「玉屋」など小道具の参考資料になりました。
日本の伝統色
色の手帖 色見本と文献例でつづる色名ガイド 尚学図書
写真のとおり、色見本です。日本の伝統色も豊富に掲載されており、色の登場する古典文学の引用なども充実しています。「伝統色」が日本の歴史・文化にいかに深く根付いているかに気付かせてくれた本でもあります。
着物の柄、色の参考にした本6冊
帯と文様 ―織り帯に見る日本の文様図鑑 世界文化社 弓岡勝美 藤井健三日本・中国の文様事典 視覚デザイン研究所 早坂 優子江戸商売図絵 三谷 一馬 中公文庫
江戸の女装と男装 渡邉 晃 太田記念美術館江戸行商百姿 花咲 一男 三樹書房歌舞伎のデザイン図典 岩田 アキラ 東方出版
着物のパターン、模様の参考にしました。舞台写真を送っていただいたりもしたのですが、遠方からの撮影で模様が見にくかったりすることもあり、豊富にパターンが載っているので重宝しました。
特に「帯と文様 」「歌舞伎のデザイン図典」はかなり参考にしました。
このほかにも、先生方から舞台写真、着物や小道具写真をいただいたり、衣裳屋さん、床山さんにて多くの資料を見せていただきました☆
参考図書一覧
日本舞踊全集 日本舞踊社 江口博
日本舞踊曲集覧 森治 市朗
日本舞踊集成 演劇出版社
をどりの小道具 小寺 融吉
色の手帖 色見本と文献例でつづる色名ガイド 尚学図書
帯と文様 ―織り帯に見る日本の文様図鑑 世界文化社 弓岡勝美 藤井健三
日本・中国の文様事典 視覚デザイン研究所 早坂 優子
江戸商売図絵 三谷 一馬 中公文庫
江戸の女装と男装 渡邉 晃 太田記念美術館
江戸行商百姿 花咲 一男 三樹書房
歌舞伎のデザイン図典 岩田 アキラ 東方出版