2020/10/30 20:52





2020年10月30日






AM 9:00





私はとある駅に居た。

集合時間は9:30分

ここから集合場所までは

徒歩25分



少しばかり遠い気もするが

今から激しいアクションシーンを撮ること

そして、減量中なのを加味し

有酸素運動がてら歩くことにしていた。





駅から程なくして

コンビニを発見した。




これから始まる激しい戦闘に向け

栄養、そして水分は

確保しなければならない。




それをレジに持っていき

今流行りのバーコード決済を

悠々と差し出す。





その時であった。






作・演出の「ゆうしゃ」さんから着信が。






「おはよう。

着いたんだけど、どこに居る?」






私はよくわからず、こう聞き返した。






「おはようございます。

どちらに着きましたか?駅ですか?」





すると





「いや、集合場所に。」










そう、私は記憶を失っていたのだ。



数日前のミーティングで9時頃に行き

撮影場所を「新納刃」先輩と確認すると

約束していた事を。







そこからはまさに地獄であった。





しかし、たった2キロの道のり。

すぐに着くと思った。






だがおかしい。

どう地図で調べても

30分かかると表示される。




そんなはずはないと颯爽と

地図通りに進むと私は愕然とした。








目の前には傾斜70°はあろうかと思われる

無限に続く長い坂。

(マジで20°くらいあった)






その道をただひたすらに無心で登る。








そして、、、







見事予定より7分巻きで9時30分までには

目的地についた。





すぐさま、

激おこである「ゆうしゃ」さんに

電話をかける。




「まだか?どこにおるんや?」




おかしい。

場所には着いているのに誰もいない。


地図では目的地にいる。なぜだ。











30分後、、、








私は目的地についているにもかかわらず

彷徨うというこの世界のものとは思えない

苦行を強いられていた。






その時だ。携帯が鳴った。





「お疲れ様です。神埼です。」



月夜叉丸こと神崎であった。



「今どこですか?近くに何がありますか?」



実に細かい指示であった。



そして、おそらく8回は通ったであろう坂道を

登っていると手を振る少年がいた。





神崎である。



こうして私は駅を出て約1時間。


無事に撮影現場に到着したのであった。






要するに










遅刻しました!!!!


すみませんでした!!!!!








撮影の方は順調に進み

またしても進化したとんでもない魔界を


いや


MAKAIを生み出せた。


みんな楽しみにしててね!


あと、遅刻はダメだよ。


瀧谷一樹