本日予定通り11時から手術を行いました。
13時過ぎに手術が無事終わりA教授からすぐお話がありました。
術前検査で、シャント血管が太く、CTで見る限り門脈が見えずらく細かったため、1度で完全に塞げるかどうかはかなり厳しいと言われていました。
完全に塞ぐ事が一番良いのですが
肝臓行きの正常な血管が細いためシャント血管を狭め
肝臓行きの本来の血管が、増量した血流に耐えうる圧力でしかシャント血管を閉めれません。
本日の手術では、1度シャント血管を完全に締めた結果、血圧が上がりすぎて異常な数値になり、そのままではシャンプーが死んでしまうため
一度ゆるめ、血圧を測りながらギリギリの所までシャント血管を閉めるという手術を行って下さいました。
術前血液検査の結果、輸血が必要になるかもしれないとの事で、輸血の確保もして下さっていましたが、輸血の必要もなく終えることができ、1回目の手術は成功致しました。
ですが、術後も尚アンモニアなどの解毒されない毒素は、そのまま体をめぐっています。
シャント血管にほとんど流れてしまっていた血液が、今回シャント血管を少し閉めた事により、
今までより多く門脈に流れることで、肝臓と門脈が成長する事が出来るはずなので、その経過を診つつ2度目の手術をする事になります。
ただし、シャンプーの場合は本日行った手術により「多発性シャント」を引き起こす可能性が他の子達よりも高く、その場合2回目の手術は出来ないと言われました。
もし2回目の手術が出来なくとも、手術を行う前よりは確実に少しだけ長く生きることは出来るとお話がありました。
それが1年なのか3年なのか…先生のお話では8年頑張った子もいるとのお話でした。
14時過ぎに麻酔から覚めたシャンプーに集中治療室で会うことが出来ました。
術後体温が下がっていたため、身体を温めてもらっている所でした。
温度管理された箱の中にいるシャンプーは、、ミノ虫のようにグルグル巻にされていました。
麻酔から覚めたばかりで目は開いていたものの意識はまだ朦朧としているのに
私達の顔を見て声を聞いた瞬間、身体を起こして鳴いて答えてくれた姿に涙が出ました。
点滴はまだ繋がれたままで起き上がれない事と、グルグル巻きにされていた事で
私達の元に歩いて来ようと頑張り、コロコロコロコロって転がってしまい、、
涙ながらにも、、愛らしく、可愛くて、、痛い思いさせてごめんね。。という気持ちでいっぱいになりました。
私達がいる事で興奮し始めてしまった為、安静にする事が1番なのですぐに部屋を出る事に。。
術後の3日間が勝負で、発作や痙攣が起きる可能性が高い事と、現在体温が低く血が止まりやすい等のことがあるため、今も集中治療室に居ます。
このまま経過が良好であれば来週には退院予定です。
まだ楽観はできませんが、ひとまず手術は無事終えることができました。
皆様がたくさんの応援のメッセージや元気玉をくださったおかげだと感謝しております。
本当にありがとうございます。
取り急ぎ本日の手術のご報告をさせていただきました。