USAGAMEのひろです!
今回は本ストラクチャーデッキで行ったルールやカードの調整のお話です!
まずはこちらをご覧ください!
本デッキ発売と同時に、タクティクスのルールが改定されます。
そもそもタクティクスは第一作「HAGMI!HeavyArmedGirlsMission!」の遊び方のバリエーションで、基本ルールも同じものを使ってきましたが、
カードプールも増え、いろいろなプレイ場面が想定できるようになったため、更に遊びやすくするために「初期手札」を導入することにいたしました。
これによって最初のターンから多くの行動ができるようになり、またそれに対処できるようにもなります。
タクティクスのルールについてはプレイ環境を鑑み適宜改定を行いますので、ぜひ遊んでフィードバックをいただければと思います!
②については、かねてより「もっといいワードがあるはずだ」と思っていたので、それを適用いたしました。
マイナス値を「軽装改修」とは呼びません。
■能力調整カード
そして今回、多数のカードについて能力の調整を行いました。
これは「HAGMI!改」までの”旧枠”から「機獣討滅戦線」以降の”新枠”へと以降する際の最適化という名目で行われる調整で、上方、下方問わず旧枠カードの再録時に可能性の一つとして考えている施策です。
これらの調整は「タクティクス」でのみ機能し、それぞれ単体のセットで遊ぶ際には適用いたしません。
修正カードは枚数が多いので、画像内メインで解説いたします。
■上方修正カード
これらのカードはコスト0の設備カードが生まれたことにより、コスト1だと使いにくいカードのコストを下げたものです。
使い勝手はかなり向上したと思いますので、ぜひ実戦で確かめてみてください!
これらはダメージを与えるタイプのカードの調整で、前者はダメージ量の向上、後者はダメージ確率の上方修正を行いました。
「機獣討滅戦線」以降、攻撃的なカードが増える傾向にありますので、できるだけ身を守りましょう!
これらのカードは「戦場に出しても燃料がなくてすぐ使えない」のが問題でした。
いずれも自身やコストを補給することができるようになったため、余り燃費の多い兵装でなければそのまま戦わせることができるでしょう。
こちらは「CV:AirForce」での支援用に調整を与えたカードです。
複数回攻撃宣言できる兵装にも恩恵を与えることができます。
■下方修正
制作者としてはあまり下方修正は出したくないのですが、カードプールが増えたり、想定外の用途が見つかったカードについては調整を行います。
「ハニカム級」のスキルは「戦闘破壊したカードのコントロールを奪える」ものです。
そもそも02制作時の時点で自分では「破壊したカードの内1枚だけ」だと思っていたのですが、よくよく読んでみるとそんなことはなく、過剰なポテンシャルを持ったカードになっていました。
今回は空母デッキで運用されるメインカードの1枚になるため、この期に修正させていただきたく思います。
「ホログラムデコイ」はそもそも防御用のカードとしてデザインしたカードでしたが、カバーできる範囲が広すぎてどちらかと言うと攻撃用カードとして使用されていました。
その汎用性の高さと、低コストでゲームを決められる性能は今後のためにも良くないと判断し、本来の防御用カードとしての側面をメインに運用できるよう調整しました。
■その他の調整
この項では上方下方を併せ持ったり、どちらとも取れないカードを紹介します。
「[飛行要塞]Sol-La」は第一作のカードで、HAGMI!では珍しいコントロール寄りのカードです。
当初は余り問題なかったのですが、コスト軽減や踏み倒し等、今後さらにカードプールが増えることで同兵装を2枚並べやすくなった場合、このカードによるドローの完全ロックが成立してしまいます。
それは兵装カードの役割ではないと考えていますので、今回の調整でスキルの内容を差し替えさせていただきました。
新バージョンはいずれもカードのプレイに対応して発動する効果になるため、以前制圧力は高いでしょう。
「爆導索」の旧テキストはバグ技のような運用を行うことができました。
これはフレーバー的にも不自然で、自爆用カードにもしたくはないので「相手のみ」にダメージが与えられるカードに変更いたします。
「HAGMINI!」用のカードはそのデッキ内でのシナジーを最優先して制作されるため、得てしてタクティクスに持ってくると大変なことになりがちです。
「局地派遣」は特にカード2枚で大型兵装を場に出すことができるので、今回の空母デッキの開発と同時に調整刷ることにしました。
コストを1増やし、多少なりとも必要手札を増やすことで取捨選択を促し、同時に燃料不足を補うことができるようになります。
こちらは結果的な動きは変わらず、テキストの記述が変更になるものです。
格納等の動きがなくなるので若干意味合いが変わるかもしれませんが、大きくプレイに影響はないでしょう。
上記の調整カードはいずれも、各デッキや、同梱の改装キットに収録されております。
テキストや数値の変更はアナログ軸のゲームとして賛否あるでしょうが、制作リソースが限られているため同型再版のようなことを行う枠もなく、折角イラストを描いていただいているので、旧枠の極端に弱いカードや使いづらいカードなどはちょくちょく手を入れていこうかなと思っています。
いずれもカードとして出版する際に行う調整ですので、次回のストラクチャーデッキなどでも同様のことが行われるかもしれません。
また、下方修正のエラッタについてはプレイのされ方や他のカードとのシナジーを鑑みつつ、最低限で行っていく方針です。
できるだけ出したくないのが本心なのですが、市販のTCGなどのように短いスパンで新規の対策カードなどを出すのは難しいので、こういった手法に頼ることにもなるでしょう。
いずれも、プレイヤーが多ければ多いほど問題の発見や解決はスムーズに行えると思いますので、手に入れた方はぜひプレイしてくださいね!
それでは、今後ともHAGMI!をよろしくお願いいたします!
USAGAME@Rainbowdimension ひろ