2020/11/07 13:48

犬猫愛護会わんぱーくの吉田です。

今回は、これから作成する動画を使うなどして、訴えていきたい犬猫愛護会わんぱーくの悩みをご紹介します。

まず1つ目は、犬たち猫たちが里親さんが決まるまで暮らしているシェルターについてです。

犬猫愛護会わんぱーくのシェルターは2011年に古い空き家を稀有なご縁もあって取得し、主にボランティアの手によって、犬や猫の居住スペースを、しっかりとした造りの柵で充分な広さに区切ったり、建物や敷地外への逃走を防止するための二重三重の備えを行うなどの改装や改良を続け現在に至っています。私が犬猫愛護会わんぱーくのボランティアをはじめた時には、ほぼ今の形でしたが、普通の古民家からここまで手をいれるのは、とても手がかかることだったと思いますし、また、犬や猫に対しての知識やノウハウもたいへんなものだとつくづく思います。


このシェルターは、今いるそしてこれから収容されるであろう犬や猫にとって(仮のですが)住居であるとともに、犬猫愛護会わんぱーくの名実ともに財産といえるものであり、アイデンティティの中心であることは間違いありません。

ただ、このシェルターですが、もともとが古い空き家であったことから、それから10年近くたった今ではあちこちに綻びも出てきています。台風がくればトタンが剥がれて飛んだり、犬舎として使っている屋根に穴があいて盛大に水が入ってきたり。また、古くなった瓦屋根から雨漏りをしたりということもありました。

また、犬たちを遊ばせることができる屋根付きの全天候型(!)ドッグランですが、この屋根もひどい雨漏りがしています。まとまった雨が降る時、そのままにしているとドッグランが水浸しになってしまうため、バケツやタライをあちこちに置いています。(その様子は今年度の会報誌にボランティアさん作の漫画が載っていますので、そちらをご覧ください!)


さらにそのドッグランは、長年の犬たちの使用と小用により(笑;)、土壌の汚れが以前から気になっています。消毒液・消臭剤を撒くなどの対応はずっとしてきているのですが、やはり気温の上がる季節には臭いが気になるようにもなってきていて、衛生面でも見過ごせない状況にあることは間違いありません。ただ、このドッグランは面積がそれなりにあることや、逃走防止のための厳重なフェンスもあるため、土の入れ替えは容易なことではないと思われます。

そして一番の問題は、古い建物であるため、耐震性がどこまで確保できているのかということ。もしものことを考えると、早急な検査や対策は不可欠なのですが、それにも相応の費用がかかるため、なかなか手がついていないというのが現状です。

これらシェルターの維持管理については、ボランティアのうち施設管理部の方々が、日々の補修やこれからのことなど考えてくださっています。さらに大きな問題については優先順位をつけ、この先どれほどの費用がかかり、どれからどのような対応をしていくべきなのかも、しっかり考えていかなければなりません。

こういった部分においても、社会の皆様の、資金的なご支援に加え、専門的分野でのお力添えのお願いを、これからより強く行っていかなければならないと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。