先日、ヨリドコ大正メイキンの現場で打ち合わせがありました。東京から設計の大我さん(オープン・エー)が来阪されてのタイミング、耐震工事も随分と進み、次の段階の工事で必要な仕様の様々を決めていきました。
現在は既存の屋根をすべて剥がしていっています。土の上に瓦、その上にトタンが被せられていて、65年という永い時間の中で何度か修繕した跡が残ります。
2階から見た1階店舗部分への吹き抜け。店舗の形状も当初の図面から随分と変更していっています。土間部分の仕上がりがとても楽しみです。2階住居の小窓から見た店舗はどんな景色になるんだろう、、、。住む人がうらやましい。
正面の外壁はペラペラだったので、とりあえずすべて取り払いました。向かいの泉尾神社の緑が鮮やかで気持ちいい!
2階の各住戸へと続く古くて急な階段、今は無骨に見えてますが、今しか見れないこの景色は逆にカッコよく見えます。
屋根を撤去した時に回収したトタン板。永い年月かけて出来たこの表情。生かさない訳にはいきませんよね。仕上げのどこかでは登場すると思います。
これも今しか見れない風景。1階シェアアトリエ部分に並んで見える2階への階段5本。この風景見るたびにぞくぞくします。普通ではありそうで無い風景。
16時に始まった打ち合わせも気がつけば外はどっぷり夜。大我さんは帰京を諦め、、、とことんまで。皆さん真剣な表情です。
あれ?笑
という訳で、現場は監督の中山さんや大工の皆さんの毎日の頑張りにより、着々と工事が進んでいます。また、途中経過で現場を見ていただける機会を作っていきたいと思っていますので、是非、足を運んでくださいね!
(写真・文章:細川裕之)