こんにちは!獅子舞応援団・東京讃岐獅子舞の中川です。
本日は、そもそもなぜ『奉納獅子舞でクラウドファンディングとライブ配信に挑戦する』ことにしたのかをお伝えします。
なぜやるのか
このコロナ禍で、ゆっくり忍び寄っていた課題が避けて通れないものになりました。それが「存続の危機」です。
継承者の不足、自治体の資金不足、高齢化など理由は様々です。
数年前から、遠隔でどのように獅子舞を支えることができるのか考え続けていました。
なにをやるのか
エンタメやイベントとしての獅子舞は各自治体や、様々な団体が各地域で行なっています。そのようなイベントの運営経験なんてないわたしたちに、それを作ることはできませんし、餅は餅屋にお任せして、わたしたちは獅子を舞うことに徹するのが一番です。
わたしたちにできることは「奉納の獅子舞」です。
感謝や願い、祈りを込めて粛々と獅子を舞うことです。
どのようにやるのか
では「存続の危機」にある「奉納の獅子舞」をどうすれば継承し続けることができるのか。
それを考えるために、地域の奉納の獅子舞がどのように運営されてきたのかを整理してみましょう。
他所の地域や自治体は事情はわかりませんが、わたしの故郷の獅子舞は次の通りです。
獅子や道具、消耗品の維持費=自治会(地域住民)でワリカン
獅子を舞うための運営費=獅子を舞って得られるお花代
獅子舞の継承=祭本番に向けて行われる、神社での練習
これらをオンラインでできることに置き換えたのがこちらです。
維持費と運営費=クラウドファンディング
継承=オンライン獅子舞練習
そして神社での奉納獅子舞を直接観にきていただくのではなく、オンラインでライブ配信やアーカイブでご覧いただく。
獅子舞だけではなく、神社の境内の様子や、奉納前の御祓の様子もお見せする予定です。
お祭りの魅力は獅子舞と季節や奉納する神社との調和にあると思いませんか。
なので、獅子舞だけにフォーカスするのではなく、奉納させていただく神社と、四季を感じるその風景もライブ配信から伝われば、それはとても価値のあることではないでしょうか。
この挑戦は、地域の祭りの仕組みをオンラインで再現するものです。
この仕組みが受け入れられるようであれば、継続の厳しい地方の獅子舞に応用が可能だと思っております。