こんにちは!立川市を拠点として活動する多胎支援団体SwingRing~ふたご応援プロジェクト~代表のMioです。今日は、10歳になった我が家のふたご達の育児を振り返ってみたいと思います。ふたごが産まれたばかりのころは、大きくなった姿を想像することも出来ず、ただひたすら「いつになったらゆっくり眠れるんだろう」「いつになったら楽になるんだろう」と見えない未来の事ばかりを考えていました。立ち上がり、歩けるようになり、話せるようになり…卒園して、小学生になる日が来るなんて想像もつかなかったあの頃…。イライラして怒鳴っては自己嫌悪で泣いてばかりだった私に「大丈夫!元気で素敵な娘に育っているよ!」そう、教えてあげたいです。多胎児育児は、心身共にギリギリの綱渡り状態。「私のしている事は虐待じゃないのか」「私は本当にひどい親だ」と自分を責めながらも、母親が家事育児をきちんとこなせないことは恥ずかしいことと思い込み、一歩外に出れば「大丈夫です、私ちゃんとやれてます」とアピールしていた自分。でも、家の中では怒鳴り、叫び、絶望しては、子どもたちの寝顔を見て後悔し、涙を流す日々。ずっとずっと、不安でした。「この子達、こんな私に育てられて、大丈夫?」そんな不安を打ち消すために「おはよう」と「おやすみ」のハグを毎日していました。一人ずつぎゅっと抱きしめて、大好きだよの気持ちを伝えることだけが、毒親だった私がしていた「母親らしいこと」と言っても過言ではありません。幼い子どもは、純真無垢でまっすぐです。私の娘たちも、こんな私の奥底にある愛情をちゃんと受け止めてくれていました。親を信じる力、許す力、愛情を受け止める力…その力の大きさに救われてここまで来ました。徐々に余裕が出てきたのは、我が家の場合…年少さんくらいだったでしょうか。保育園の帰りに、コンビニでアイスを買い食いしたり、3人でディズニーランドに行ったり。好きな男の子が出来たと聞けば、一緒にバレンタインの買い物に行き、簡単なお菓子作り。そのうち、旅行も温泉も一緒に楽しめるようになりました。今悩んでいる全てのパパママ達に伝えたいことは「あなたが今『悩んでいる』。そのことが何よりあなたが素敵なパパママである事の証明なんだよ!」ということです。子どもが大切だから悩む、子どもに幸せでいて欲しいから悩む。だから、悩んでいるパパママはみんな素敵なパパママだと思います。私もまだまだ悩むことが沢山あります。感情的に怒鳴ってしまう時もあるし、チンピラみたいな口調になってしまうことも…苦笑「ふたごの母になれてよかった」「あなた達がいるからこその世界を、お母さんは沢山見せてもらっているよ。お母さんの所に産まれてきてくれて、本当にありがとう。」今では心からそう思います。多胎育児特有の大変さに、自分自身を見失いそうになりながら頑張る皆さんが「ふたご(多胎)のパパ・ママでよかった!!」心からそう思える日が来るまで、支え、寄り添える人でいたい。関東多胎ネットは、そんなママパパの愛が溢れています。【活動報告】おかげさまで、各所からお問い合わせや取材のお申込みを頂いております。「私たちの現状と活動を知って頂くこと」これも私たちに課せられた大切なミッションの1つです。何が大変なのか、どこに手助けが必要なのか、そんなお話もこれから活動報告や取材を通じて発信していけたらなと考えています。手助けをしてもらった人は、「次は私の番」と支援者になって下さることが多くあります。社会全体でそんな良い循環ができるといいなと思います。
幸せ の付いた活動報告
こんにちは!東京都板橋区の多胎コミュニティ 代表 ふたごの森の佐野奈菜です。今日は普段の生活の中で「多胎児で幸せを感じたこと」をお話させていただきます。我が家の3歳双子女子。赤ちゃん期の極度の寝不足や今の激しいケンカなど大変だなあと思うことはありますが、それ以上に「幸せだなあ」とじんわり実感することもたくさんあります。・盛り上がると楽しさ4倍!見返してもぷっと噴き出してしまうのが、このどでかいサングラス写真!おまけのおもちゃでついてきたのですが、双子がドはまり!2人が一緒に楽しくなると、笑い声も楽しさも4倍くらいになって家中が楽しい空気に包まれるような気がします。へんてこな替え歌を2人で歌って、珍しい虫を2人で見つけて夢中になって、2人で思いっきり遊んで、、、双子だからこそ同じ目線で喜べたり楽しくなったりする瞬間があります。私は2人が一緒に盛り上がる時に感じるその幸せな空気が何より大好きです。・後から遅れてくるギフトがある双子が赤ちゃんの頃、1人を抱っこ紐で抱えてお茶をしているママさんをとても眩しく思っていました。その当時の私にとっては、お出かけのハードルがとても高くて、双子を連れてお茶をすることが夢のまた夢のように感じていたからです。双子が2歳になったある日、覚悟を決めてフードコートに初めて2人を連れて行きました。そして、3人でバナナジュースを「おいしいねぇ」と言いながら飲んだことが今でも忘れられません。これまでなかなかできなかったことだったのでその時の感動が私の中でとても大きく、「あとからもらえるプレゼントみたいだなあ」とその感情をじんわり思ったのでした。初めて一緒にコンビニに行けた日、初めて一緒にパン屋さんに行けた日、初めて一緒に服を選べた日。何気ない日常が私と双子にとっては記念日になっています。・双子を通して人のあたたかさに触れる外を歩いていると、「双子ちゃん?」と声をかけてくれる方が多く、特に赤ちゃん期に私はその声にとても救われてきました。夜に帰ってくる主人以外の大人と話す機会がほとんどなく、大人が話しかけてくれる、ということがとてもありがたかったのです。双子をおんぶ抱っこしている私に「お母さん、本当によくがんばってるね」「お母さん、ちゃんと眠れてる?」など双子ではなく私を気遣ってくれる言葉でした。私はその頃、常に双子のことで頭がいっぱいで自分のことは後回しだったので私自身のことを気にかけてくださると涙がでてしまいそうな時もありました。双子が赤ちゃんの時によく話しかけてくださっていた方とは今でもご挨拶をする間柄です。双子が連れてきてくれた優しい繋がり。それを思う時、「ママにしてくれてありがとう」そんな思いが溢れてきます。【活動のご報告】昨夜のZOOMミーティングでは、とある県のサークルさんからの運営相談を行いました。サークルさんからは「運営の負担が大きく、運営メンバーが集まらない。『必要なこと』と思うから仕事の有休を取ってでも今は踏ん張っているが、無償のボランティアのままでは後進に引き継げない。なり手がいない。この先の運営を考えると、正直とても厳しい。」との声がありました。多胎サークルは立ち上がっては消えてゆくのが現実です。10年以内におよそ46%のサークルが消滅しています。関東多胎ネットでは、継続的で安定した多胎支援を行うための基盤作りとして、このクラウドファンディングを実施しています。皆様のご支援を、何卒よろしくお願いいたします。この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?