愛知県豊橋市の「のんほいパーク」は
日本の中でも自慢していい動物園だと思います。
広大なエリアの中に、
およそ130もの動物たちがいて
広い展示スペースで飼育されている動物たちは
みなリラックスしています。
特筆すべきなのはキリンと
今回紹介するシマウマのいるエリア。
キリンもそうですがこのシマウマゾーンでも
十数頭のシマウマが木陰で集っていたり
また数頭で遊んでいるかのように走っていたり
とても楽しそう。
当然、自然と比較する術はありませんが
動物たちにストレスを与えないという意味でもいいでしょうし
また私たちも動物たちの野生に近い姿を見られるという意味では
それだけでも少し遠出して「のんほいパーク」に行ってみるということをお薦めします。
シマウマはサバンナにいるサバンナシマウマと
岩山など少し高地に生息するヤマシマウマの2種類に分かれます。
サバンナシマウマはよく動物園にいるものですが
ヤマシマウマは縞が細いのが特徴とも言えます。
※『上野絶滅動物園』(2019)より/撮影:武藤健二
さて、今回紹介するシマウマ。
あることで世界中の興味を集めています。
それは、下の写真の動物が関係しています。
少し変ではありませんか?
そう。
縞模様が半分しかありません。
この動物はクアッガ(quagga)といい
1883年に絶滅したシマウマの仲間です。
絶滅の原因は、人間による生息地の破壊と、乱獲によるものと言われています。
しかし剥製が残っていることもあり
現在の科学ではDNAが採集でき
それを近亜種のサバンナシマウマと掛け合わせ
クアッガを復活させようというプロジェクトがあります。
みなさんどう思いますか?
わたし自身は
絶滅してしまったものは絶滅したものとして学びがあると思うんです。
人間の好奇心で種を復活させる…。
少し、人間は行き過ぎているのでは・・・と感じます。
動物園はこの自然界と同様
生もあれば死もある場所。
私たちは
誕生や
動物たちの日常や
動物の死などを通して
いろんなことを学ぶことができる
そんな場所として動物園は存在し続けて欲しいと思います。
「種の保全」「種の保護」が動物園の最大のミッションですが
その前にそんな学びがある場所であって欲しいと思います。
クラウドファンディング終了まであと6日。
とにかく目指せ300人。
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