▶︎はじめに
はじめまして。映像ディレクターの富田大智です。
ー略歴ー
2020年1月にyoutubeにて公開された、監督作である短編ドキュメンタリー『Future is MINE アイヌ、私の声』がアジア最大級の国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル2020ノンフィクション部門にノミネート。新しい才能の発掘を目的としてセレクションし、若手クリエイターをサポートするプロジェクト「LEXAS OPEN FILM」にも選出される。同作にてATP賞テレビグランプリ奨励新人賞受賞。
WEBCMやブランデッドコンテンツなど、媒体を問わず幅広いコンテンツ制作を行っている。
▶︎プロジェクト内容
このプロジェクトは、
香りのクリエイターである「調香師」が主人公の短編映画制作支援プロジェクトです。
▶︎映画の内容
【あらすじ】
小さなフレグランス店を持つ調香師の水野琴。
閉店後の店に一人の男がやってくる。
男はある「香り」が入った小瓶を琴に要求して店を荒らし始める。
琴が引き出しを開けると、そこには3つの色の異なる小瓶が入っている。
それぞれの小瓶に入っている「香り」の正体が明かされ、
琴は未知なる領域へ足を踏み出す。
「香り」の魔力に取り憑かれた人間たちのドラマ。
▶︎出演者
黒澤はるか
中島歩
後藤早貴
優恵
安楽将士
飛磨
▶︎プロジェクトの背景
日本で耳馴染みのない「調香師」の話をなぜ映画にするのか。
それには理由があります。
実は僕自身、今年生まれて初めて香水というものを買いました。
散髪中に美容師さんの手首からいい香りがして、話を聞いてみたら
なんだか欲しくなって、自分への誕生日プレゼントとして購入しました。
この「香りを買う」という体験が非常に刺激的だったのです。
さまざまな香りを嗅ぎ比べて、どれが「自分らしい」かを考えるのがすごく楽しい。
友人二人と一緒に買いに行ったので、被るかなと心配していたのですが、
見事に三人とも違う好みのものを選びました。
僕はオリバナム、ベンゾインといった香料がメインに使われている
甘いお香のような香りを選びました。
以来「香り」というものに対する興味がむくむくと湧き上がり、
「香り」についての本を買い漁って読みました。
そこで初めて「調香師」という職業と出会います。
「調香師」とは読んで字のごとく、「香りを調合して創り出す人」です。
調香師は数千種類にも及ぶ香料の中から、
作り出そうとする香りのイメージに必要な香料を選択し、
処方を組み立てて、香りを創造します。
膨大な数の香料素材を記憶する能力はもちろん、
豊かな感性や創造性を求められるのです。
目指すイメージに向かって「香り」という目に見えないものを複雑に編み上げていく...
な、なんとクリエイティブ!!かっこいい!!
有名なブランドにはそれぞれ一人ずつ専属の調香師がついていたり、
香水産業が盛んな欧州では、調香師にファンがつくということもあるようです。
自分が直感的に気に入った香りを作った調香師は
一体どんな人なんだろうと、やはり気になるものです。
なぜ私のことを知っているのですか?と、問いたくなるかもしれません。
それほど「香り」による繋がりは、人間の本能に近いものなのだと思います。
香水の開発時に、ブランド側から調香師に提示される製品イメージは
ある情景であったり、特別な想いであったり、ライフスタイルであったりします。
それを調香師自身の解釈を通して「香り」という体験に落とし込んでいく。
僕の興味はだんだんと、この「調香師」という人に向かっていきました。
優れた調香師とは何が優れているのだろう。
「調香師」の話をなぜ映画にするのか。
それはつまるところ、
僕がすごくかっこいいと思っている「調香師」を映画で描き、
皆さんと共有したいからです。
どうですか?こんなのかっこよくないですか?と、共有したいのです。
そして「調香師」という存在がもっと表立って話題になればいいなとも思っています。
▶︎短編映画『秘密のフレグランス』の展開
短編映画『秘密のフレグランス』を劇場公開をするために、
MIRRORLIAR FILMSという短編映画制作プロジェクトに出品致します。
一般公募の12作品に選ばれると、他の監督作品と合わせて4シーズンに分けて
短編映画オムニバスとして2021年から全国50館以上で劇場公開されます。
もちろんMIRRORLIAR FILMSの12作品に選ばれるという保証はないので、
他にもショートショートフィルムフェスティバル&アジア2021を始め、
様々な短編映画祭へ出品していく予定です。
各映画祭におけるセレクション状況は富田のInstagramをチェック頂ければと思います。
https://www.instagram.com/daichi_tomida/?hl=ja
▶︎監督・富田大智のこれまでの活動
WEBメディアで配信する動画コンテンツやWEBCM、ブランデッドコンテンツなどの
演出を手掛け、『22時の男と女』や『おじさん取り扱い講座』などミニドラマ企画では
脚本・監督を務めました。下記リンクより観られます。
◯オフィス篇
◯バー篇
◯無責任おじさん篇
◯マウンティング同期篇(番外篇)
映画が撮りたいと言ってこの世界に入ってきたものの、
映画というのは、普段の仕事の中でふっと手掛ける機会が来るものではなく、
自主制作をするにしても撮影場所を借りたり、
人に動いてもらうとなると安くないお金がかかります。
この企画を短編映画として形にすれば、
間違いなく皆さんに楽しんで頂けるという自信があります。
じゃあ皆さんに向けてプレゼンをしよう!と思い、
クラウドファンディングを立ち上げることにしました。
皆さまご支援のほど、宜しくお願い致します。
良い短編映画、作ります。
▶︎資金の使い道
集まったご支援金は全額、短編映画『秘密のフレグランス』の制作資金に充てられます。
目標を超過した分は、クオリティアップのための編集費やスタッフへのフィードバック、
海外短編映画祭出品のための翻訳・字幕作成費等に充てさせて頂きます。
頂いたご支援金額に応じて、下記のリターン特典をご用意させて頂きました。
①短編映画『秘密のフレグランス』オンライン視聴完成した短編映画『秘密のフレグランス』の限定視聴リンクをお送りさせて頂きます。
②富田からの御礼動画
ご支援に対する富田からの感謝を込めた御礼動画をお送りさせて頂きます。
③シナリオ PDFデータ短編映画『秘密のフレグランス』シナリオをPDFデータでお送りさせて頂きます。
④プロダクションノート PDFデータ
短編映画『秘密のフレグランス』の企画の始まりから完成までの紆余曲折を
監督・富田大智の実生活を交えて綴った大ボリュームエッセイを
PDFデータでお送りさせて頂きます。
⑤短編映画『秘密のフレグランス』の制作過程を追った監督Vlog オンライン視聴
短編映画『秘密のフレグランス』制作過程を監督・富田自ら撮影したVlog動画の
限定視聴リンクをお送りさせて頂きます。(15分ほどの尺を想定)
⑥撮影現場メイキング動画 オンライン視聴
撮影現場メイキング動画の限定視聴リンクをお送りさせて頂きます。
リアルな現場の雰囲気や撮影の様子などをご覧頂けます。(15分ほどの尺を想定)
⑦エンドクレジットにご希望のお名前を掲載短編映画『秘密のフレグランス』本編中のエンドクレジットに
ご希望のお名前を記載させて頂きます。
※公序良俗に反するお名前をご希望された場合は
変更のご相談をさせて頂く場合がございます。
⑧エンドクレジットに「Associate Producer」としてご希望のお名前を掲載短編映画『秘密のフレグランス』本編中のエンドクレジットに
「Associate Producer」として、ご希望のお名前を記載させて頂きます。
※公序良俗に反するお名前をご希望された場合は
変更のご相談をさせて頂く場合がございます。
▼ご支援金額に応じたリターンは下記の通りです▼
【1,000円】
①短編映画『秘密のフレグランス』オンライン視聴
②富田からの御礼動画
③短編映画『秘密のフレグランス』台本 PDFデータ
【2,000円】
①短編映画『秘密のフレグランス』オンライン視聴
②富田からの御礼動画
③短編映画『秘密のフレグランス』台本 PDFデータ
④プロダクションノート PDFデータ
【3,000円】タイプA
①短編映画『秘密のフレグランス』オンライン視聴
②富田からの御礼動画
③短編映画『秘密のフレグランス』台本 PDFデータ
④プロダクションノート PDFデータ
⑤短編映画『秘密のフレグランス』の制作過程を追った監督Vlog オンライン視聴
【3,000円】タイプB
①短編映画『秘密のフレグランス』オンライン視聴
②富田からの御礼動画
③短編映画『秘密のフレグランス』 PDFデータ
④プロダクションノート PDFデータ
⑥撮影現場メイキング動画 オンライン視聴
【5,000円】
①短編映画『秘密のフレグランス』オンライン視聴
②富田からの御礼動画
③短編映画『秘密のフレグランス』台本 PDFデータ
④プロダクションノート PDFデータ
⑤短編映画『秘密のフレグランス』の制作過程を追った監督Vlog オンライン視聴
⑥撮影現場メイキング動画 オンライン視聴
⑦エンドクレジットにご希望のお名前を掲載
【10,000円】
①短編映画『秘密のフレグランス』オンライン視聴
②富田からの御礼動画
③短編映画『秘密のフレグランス』 PDFデータ
④プロダクションノート PDFデータ
⑤短編映画『秘密のフレグランス』の制作過程を追った監督Vlog オンライン視聴
⑥撮影現場メイキング動画 オンライン視聴
⑦エンドクレジットにご希望のお名前を掲載(表記の仕方を優遇させて頂きます)
【50,000円】
①短編映画『秘密のフレグランス』オンライン視聴
②富田からの御礼動画
③短編映画『秘密のフレグランス』 PDFデータ
④プロダクションノート PDFデータ
⑤短編映画『秘密のフレグランス』の制作過程を追った監督Vlog オンライン視聴
⑥撮影現場メイキング動画 オンライン視聴
⑧エンドクレジットに「Associate Producer」としてご希望のお名前を掲載
▶︎実施スケジュール
12月中旬 撮影
12月後半〜1月 編集
1月末 完成
▶︎最後に
香水や調香師をテーマにしたものでは、
『パフューム-ある人殺しの物語-』というパトリック・ジュースキントの小説があります。
2006年に映画化もされて、NETFLIXにはこの映画のリブートドラマもあります。
やはり「香り」をモチーフにして物語を作るとなると、
まず最初に考えるのが「禁断の香りとは何か」ということでしょう。
そしてその「禁断の香り」が人間に関わるもので、
殺人事件が起こればサスペンスミステリーとなります。
今プロジェクトの『秘密のフレグランス』でも、
ある意味「禁断の香りとは何か」を求めて、
調香師である主人公の琴のもとに三人の客がやってきます。
それぞれの客が違った形で「香り」という魔法に惹かれ、
その中心にいる主人公は必然的にその引力の渦の中に引きずり込まれていきます。
しかし、すでに作られている「香り」の物語とは違った切り口でのアプローチです。
「香り」というのは目に見えないので、映画として扱う場合は、
その香りに対する人間のリアクションを観るによって
それがどんな香りなのかをイメージします。
目に見えないものを中心に渦巻く人間ドラマなのです。
次々とやってくる三人の客の個性が見所です。
そして四人目の客はいったい何者なのか。
皆さん、僕と一緒にこの映画を作って頂けませんか。
皆さんから預かった香料を、最高の調合をしてお返しいたします。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る短編映画『秘密のフレグランス』完成致しました
2021/02/15 01:06こんばんは。富田です。久しぶりの更新となってしまいましたが、短編映画『秘密のフレグランス』が完成致しました!ありがとうございます。支援頂きました皆様のおかげです。クレジットコースをお選び頂いた皆様のお名前もしっかりと記載させて頂きました。ご報告が遅れてしまったこと、申し訳ございません。1月末には完成してShortShortFilmFestival2021のジャパン部門へ出品致しました。今プロジェクトの目的にも掲げております、劇場公開に繋がる可能性のあるMIRRORLIAR FILMSへの出品も先日完了致しました。完成仕立ての時は、取り急ぎスタッフや俳優陣、関係者へデータを送って、その後約二週間は別の仕事に集中したりして一度映画から体を離しておりました。なかなか完成したという自覚が出てこず、少し時間を置く必要があったのだと思います。何を大袈裟な!と思うでしょう。笑しかし昨年9月から脚本を書き始め、途中会社を辞めてフリーランスとなり約4ヶ月かかりっきりで制作していたものを「完成」と認めるにはクールダウンが必要です。終わってしまうのですから。今ようやく少し離れたところから短編映画『秘密のフレグランス』を見れるようになったので、リターン用のメイキングの編集を始めました。これがなかなかシラフではしんどい、、素材はたっぷりあるので、楽しみながら苦しみながら編集していきます。先んじて映画を観て頂いた、関係者の嬉しいコメントを転載します。__「面白かった!体感的には15分と思えないほどの満足感と言うか、濃密さを感じました。かつ『続きも見たい!』と思わせる良い意味での渇望感もありつつ。」「映像キレイで、ストーリーも引き込まれたからこそ、中編とかでもよさそうと思った…!ラストがどういう解釈か気になったなあ」__もっと観たいと思って頂けるのは嬉しいですね。リターンをご購入頂いた皆さんにはまもなく諸々お送り出来ると思いますのでもう少々お待ちくださいませ。緊急事態宣言が延長されて、世の中もいろいろなことがあって落ち着かず自覚以上にストレスの多い日々になっているかと思います。僕自身それをすごく感じます。出来るだけ体を動かしていきましょうね。代謝が上がれば気分も上がりますので。3月末にはMIRRORLIAR FILMSが、4月末にはShortShortsFilmFestivalの結果が出るので、結果を楽しみにしながら、今ある目の前のことにも集中しながら。ではまた、宜しくお願いします。 もっと見る
形が見えてきました
2021/01/10 23:16こんばんは。富田です。年が明けましたね。改めてご支援頂きました皆様、本当にありがとうございました。映画の進捗については、昨年末から編集をごりごりと進めてきて二日ほど前にこれで構成は決まり、というところまで来ました。ここから音楽をつけ、色味・ルックを作り、テロップ等ウワモノの制作にかかります。想定スケジュール通りに1月末までに完成する予定です。さて、バラバラだった撮影素材が組み上がりここ数ヶ月の全てが「映画」の形となって目の前に結実しました。昨年9月頃からシナリオを書き始め、10月にクラウドファンディングをスタートさせ怒涛の制作準備を経て、撮影へ。途中、それまで3年弱勤めていた会社を辞めてフリーランスになりました。映画がひと段落ついたので今は他の編集や企画の仕事をやりながらいろんな人と会って今後の作戦を立てている感じです。こんな情勢の中で仕事を頂けるのは本当にありがたいことです。世間はコロナ感染者が急増して再び緊急事態宣言へ。とにもかくにも落ち着きません。情緒が常に軽い緊張状態でめまぐるしく頭を回転している感じです。広告の仕事では緊急事態宣言を受けて早速撮影が延期になりました。撮影が終わってから、ほとんどの時間を一人で家でパソコンに向かって編集しているのでなんだか孤島で生きているような感覚です。今はそんな人も多いかもしれないですね。一年経ってもコロナは落ち着かなかったし、まだしばらく続きそうです。腰を据えてこの現実と向き合っていかないといけない。大袈裟じゃなく、戦国時代なのか、荒廃したディストピア世界なのか、離れたところにバラバラといる生存者同士が互いに生存確認しながら生きていかないといけないそんな風に思ってます。先日IMAXでゾンビ映画の『新感染半島』を観たので余計に。そんな気分もあってなんとなく、まとまった文章が書きたくなり久しぶりにこうやって活動報告を書いています。編集が形になるまでは、なかなか他のアウトプットができませんでした。(インプットも)映画はどんな感じか?と聞かれてもなかなかうまく答えられません。すでに編集中のプレビューで50回くらい観ているので、笑でもとにかく、いい感じです。今月中には完成しますので、お楽しみにして頂ければと思います。編集が一段落着くまでは、映画に全てのエネルギーを集中させていたので今こうして目を上げていろんなことを考え始めると映画が完成してしまうことに対して少し物寂しさみたいな感覚も覚えます。ちょっとずつ、別の仕事をしたり、映画を観たりジムに行って体を動かしたり、ランニングしたりしてフラットな状態に戻ってきています。今日も極寒の中10キロくらい走ってきたのですが、本当に代謝って偉大だなと。エネルギーが湧きます。NETFLIXで観た『アンカット・ダイアモンド』も凄まじかった。レンタルで借りた『本気のしるし』も面白かった。久しぶりに本も読みたくてエルモア・レナードの現代劇モノをポチりました。そんなこんなで、楽しんで仕上げていければと思います。皆様ご自愛くださいませ。また、宜しくお願いします。写真 / 荒井絵理菜 もっと見る
撮影を終えて
2020/12/24 23:32こんばんは。富田です。なんだか随分と久しぶりに活動報告を書いているような気がします。ご報告が遅くなってしまい申し訳ありません。撮影前の一週間は毎日時間刻みで何時までにあれをしないとこれをしないとでバタバタしており撮影前に活動報告を更新することも出来ませんでした。確か撮影前日の18日の24時を越えてから小道具の香料瓶150個に香料名を記載したラベルを貼り付け、瓶の中に水を入れる作業を始めていたような気がします。諸々の作業が終わって、ハイエースに積み込む荷物がまとまったのは早朝3時頃。4時には段ボール6つ分くらいある美術やその他小道具を車に搬入し始める必要があったので1時間だけ寝て、ハイエースの荷台を埋めるくらいの美術を部屋から出し始めました。詳しい話はプロダクションノートに書くとして、ここから撮影が終わるまではほとんど寝れないようなハードな撮影スケジュールとなりました。業界に入ってきて一年目、CMのプロダクションアシスタントをやっていた時とにかく撮影前から撮影にかけて寝れなくて寝れなくて眠たくて眠たくて、こんな撮影はするべきじゃないとあれだけ思っていたのに、自分がやってしまいました。反省しています。スタッフにも本当に申し訳ないと思っています。だいたいどこのプロダクションにも寝れない状態で撮影に行った制作がハイエースを運転して事故を起こすというエピソードがあります。僕が新卒で入ったプロダクションでも先輩がハイエースを運転したまま眠って事故を起こした人がいました。ほとんど寝ずに撮影に突入し、ほとんど寝ずに二日間撮影をし、その状態でハイエースを運転して帰りました。結果的に、事故を起こさずに家に帰ることが出来ました。ただ、正直かなり危ない瞬間が何度かありました。今日まで撮影終了の報告を書くことが出来なかったのもとにかく無事に撮影を終えて安全な状態に戻ってきたということを実感するのに時間がかかってしまったからです。撮影から4日経ってようやく冷静に撮影を振り返ることが出来ています。映画を自主制作するというのはとても大変なことでした。それなりに無茶をしたのだと思います。ただ観客には作り手の苦労など関係ないもので、重要なのは作品が面白いかどうかだけ。とりあえずベストは尽くしました。皆さんから頂いた香料を、現段階で持てる限りの力を尽くして調合しました。編集はこれからですが、ぜひ楽しみにして頂けたらと思います。ハイエースの荷台いっぱいに積んだ美術を部屋に戻し終わり、レンタル小道具をリース屋に返し、車を返却し、退勤ラッシュの電車で帰ってきて気絶するようにベッドに倒れ込んだ時(正確にはマットレスを撮影で使用していたので、マットレスのないベッドの固い台の上に倒れ込んだ時)こんなにしんどいことはもう二度と出来ない、と、思っていたのに、もうまたやりたくなってきちゃってるんだから困ったもんです。昨日久しぶりにクリント・イーストウッドの『ジャージー・ボーイズ』を観ました。大学時代にアパートの部屋でDVDで観て、それまで漠然とした憧れだった映画監督という仕事が、具体的な目標に変わったきっかけの映画です。ラストの演出に感動して、これは映画じゃないと出来ないと強く思ったのを覚えています。『秘密のフレグランス』はどんな映画になるかな。編集が楽しみです。また更新します。メリークリスマス。 もっと見る
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