妊活ガイドブックを作成した理由についてお伝えしたいと思います。このBOOKは、女性の不妊治療のツラさを他人と共有し、男性に精子検査の重要性を促すために作りました。女性にとって、不妊治療は大きな負担がかかる治療です。例えば身体のリズムにあわせて不定期な通院を余儀なくされるので、不妊治療と仕事の両立が難しく、不妊治療の大変さを理解していない上司から気遣いは期待できないことでしょう。一方、男性は結婚するまで自分の精子を検査する機会はほとんどありません。一般男性の7%が男性不妊と言われており、精子が基準値以上であったとしても酸化ストレスの値が高い、DNA損傷率が高いなど精子の質が悪いと受精の成功に影響がでます。つまり、女性に大きなストレスがかかり、男性は十分な検査がされていないことで、当たるか外れるかわからないギャンブルのような治療を何度も治療を繰り返し、高額な治療費を払い続ける可能性があることが社会問題となっています。私は男性ですが、自分が不妊になるまでそんなことは全く知りませんでした。子供がいない夫婦に対して気にも止めず「子供は作らないの?」なんて気軽に聞いていました。そんな自分の反省も含めて、男性でも不妊治療のイロハが学べるものが必要だと考えて今回のガイドブックを作成した次第です。すでに不妊治療を行なっている方にとっては常識的な内容も多く含まれますが、今から妊活を考える夫婦にとっては男性目線を組み入れているので読みやすいのではないかと思っています。また不妊治療の理解が低い勤務先などにも読んでもらいたく、私の方からガイドブックをご指定の宛先に送ることを考えました。妊活の大変さを理解してくれない相手に対して、第三者視点で伝えることに意義があると考えたからです。今回のクラウドファンディングの金額に制作費は含まれておりません。元々この妊活ガイドブックは、私が発売する妊活パンツに付属する予定で作成しましたが、パンツを購入しないと読めないのはもったいないと思いました。そこで印刷費用と配送費用を負担していただくことで、不妊治療の基礎知識を知って欲しい人に届ける。そんなプロジェクトにしたのです。目指すべきゴールは「男性が妊活に参加する」「社会が不妊治療の大変さを理解する」です。夫婦がお互いを尊重し、社会や勤務先の理解が進むことを目指したいです。もしご支援いただけるなら、ご自身のためだけでなく不妊治療を知らない誰かのために送ってもらえると個人的には嬉しく思います。ーーー※この妊活ガイドブックは医療監修をとっておりますが、より良いものを届けるために内容をブラッシュアップする可能性があります。また入門書なので難しいことはガイドブック内に書いておりません。出典に関する詳しい情報などはWebサイトで発信する予定です。