2020/11/14 01:51


熊本県天草本渡には “本屋と活版印刷所”という素敵なお店があります。そちらで活版印刷をされているのが今回参加のNINE LETTERPRESS(九州活版印刷所)の長島裕介さんです。
最近活版印刷は若者に人気らしいのですが、なかなか伝わりにくい。
そこでまずは、動画でご覧になってください。
https://youtu.be/GRb940qKN7E
工程を見るとなんだか楽しくならないですか。そしてノスタルジーを覚えます。

長島さんによると、
“活版印刷は「版」というものを制作して、それにインクを塗り
紙へと転写する印刷です。「版」を作ったりするので
現在の印刷に比べるとコストもかかり、手間隙(ひま)が掛かりますが、版の凹凸が紙に現れ、「かすれ」がでたりその“質感”が皆さんに喜ばれています。自動の活版印刷機もあるのですが、私の場合はあえて手動の印刷機を使い、手間隙(ひま)がかかる分
味がある仕上がりになりますし、一枚一枚確認しながら
丹精込めて印刷できるのも魅力的です。“
とのこと。

また活版印刷は天草という土地と深い縁があります。
1591年、天正遺欧使節が持ち帰ったグーテンベルグの印刷機が
長崎県の加津佐(かづさ)で使われたのが日本における活版印刷の始まりです。そしてそこから天草の宣教師を育てる学校「天草コレジヨ」へ設置。(コレジヨは、ポルトガル語でcollege の意。)
当時、ヨーロッパの出版部数が300~500部といわれていた中で、
天草コレジヨでは1500部以上が印刷されていたといわれており
「伊曽保物語」(イソップ物語)「平家物語」などの「天草本」と呼ばれるたくさんの本が天草から世界各地に出版されていました。 当時、出版された天草本の原本はイギリスの「大英博物館」に収蔵されています。

このような歴史を持った天草にて作り上げる活版印刷、簡単にできる印刷物があふれる今だからこそ、貴重で儚く感じられ、大切に思えるのではないでしょうか。

今回は、なんと限定で本プロジェクトのテーマ
HANDMAKERS, HAND IN HAND (ものづくりをするもの同士、手に手を取って支援しましょう)
を素敵にデザインしてくださいました!
(そのデザインは了承の上、本プロジェクトのロゴとしてFacebook やinstagram などSNSのタイトルなどにも使わせていただいています。ありがとうございます!)

その洗練されたデザインを、昔ながらの活版印刷で刷る。
オリジナル感ハンパないです。
今回は支援への想いもこもった作品です。
ぜひ400年以上の歴史を感じつつ、味わってみてください。
(写真は実際の活版印刷作品ではありません。)
このプロジェクトに関わった皆様全員が、笑顔になりますように・・
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熊本豪雨災害支援共同プロジェクト
『HANDMAKERS,HAND IN HAND !!』
 ご支援はこちらから
【CAMPFIRE 公式ページ】
https://camp-fire.jp/projects/view/338879
*熊本作家さんたちの素敵な作品をご購入頂くと、売上の一部が熊本県の榮立寺を通じて、支援物資として被災地へ。
この仕組みを大阪の繊維事業者集団「ZooProject」が全面的にバックアップ!
ものづくりをするもの同士が手と手を取り合って被災地を応援します
皆さんのご支援とご協力をよろしくお願い致します!
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