宮城県・七ヶ浜、小さな海の町のワイナリー はこ〜wine&working〜 です。

ただいま、地域の”人間らしい生活”を表現する、国産/日本ワインをつくるワイナリー『はこ〜wine&working〜』のワイナリーそのものを建築するために必要な資金の一部を集めるため、クラウドファンディングに挑戦にしています。

今日は、このプロジェクトを発足するまでの、代表箱崎舞の思いをお伝えしたいと思います。

箱崎は、JICA海外青年協力隊としてチリのペラリージョという村に滞在をしていました。その村は、人口9,000人にも関わらず10以上のワイナリーがあり、村民は常にワインとともに生活をしていました。そこに流れる時間はとてもゆったりとしていて、みんな笑顔で、すごく心地のいい場所でした。

よくいえばゆったり、悪くいえばルーズ。

その感覚が日本で忙しなく生きていた箱崎にとってはとても新鮮で心地よかった。いつの間にかその空気とワインに惚れ込み、そのままチリで就職、さらにワインにのめりこんでいきました。それが箱崎とワイン、そして“人間らしい生活”との出会いでした。

箱崎は、小学生4年の時に、仙台市内から七ヶ浜に移住。その後、長年に渡るチリでの生活の中で、今後ずっと住みたい場所はどこだろう？と考えた時、それは大好きな海があり、家族がいて、ゆったりと時間が流れている、実家がある七ヶ浜なのだと気づいたのでした。

チリから七ヶ浜に戻ったとき、大好きな七ヶ浜でもチリで体験した“人間らしい生活”をつくりたい。震災で沈む地元のみんなの気持ちをワインで明るくし、笑顔で過ごせる心地のいい場所を取り戻したい。そんな思いで2016年に「ブエンモスト株式会社」を設立、チリの本当においしいと思えるプレミアムワインを輸入販売してきました。

そして、いま私たちは次の新しいこと、”人間らしい生活”をワインで届けることに挑戦したいと思っています。この七ヶ浜を、もっといろんな人に感じて、好きになってほしい。そのために私たちは、七ヶ浜でワイナリーをオープンし、ワインをつくります。いわば、七ヶ浜から“人間らしい生活”を、七ヶ浜を起点に日本中へワインで広げていくチャレンジです。コロナもあり、生活のあり方が見直されているいま、海の町という特性を活かしたワインをつくることはもちろん、町の拠点となるようなワイナリーと様々な活動をつくり、七ヶ浜の人々だけでなく、たくさんの方と一緒に、“人間らしい生活”を七ヶ浜で醸造していきたいと考えています。

今回は、ワイナリーそのものを建築するために必要な資金の一部を集めるため、クラウドファンディングに挑戦しています。ワインを愛する皆さま、海を愛する皆さま、七ヶ浜を愛するみなさま、何卒ご支援のほどよろしくお願いします。