みなさまいかがお過ごしでしょうか?お礼のポストカードや活動参加券の発送が遅くなっていてすみません。年間スケジュールと合わせ、ただいま鋭意製作中ですので、もうしばらくお待ちいただけたらと思います!すみません!!(必ず素敵なものを発送します〜◎)さて、ひとつご報告です。2021年2月12日に行われたSENDAI Social Innovation Summit 2021に登壇しまして「東北ソーシャルイノベーション優秀賞」をいただきました!実はこの半年間、TOHOKU Social Innovation Accelerator 2020 という東北の社会課題のためのプログラムに採択していただき、様々なカリキュラムや講師陣、メンターさんたちにお世話になり、この「旅する学校」をはじめとする今後実施していきたいプランを練る時間をいただいていました。年末に行なったこのクラウドファンディングも、このSIAがあったから最後まで走りきれたと言っても過言ではないほど、様々なサポートをしていただきました。その最後の発表が、2月に行われたSSIS2021でした。その時のライブ配信の様子はこちら。ちょうど 2:00:00 あたりから、私の発表です。今回たくさんの方の前で、このように発表させていただいたことで、より一層これからの活動に向かうチカラが入りました。とはいえ、チカラを入れすぎず肩の力を抜きながらみんなで楽しむことを忘れずに、活動を初めていきたいと思います!引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。また近々ご報告させていただきますね。杉浦
けせんぬま旅する学校 の付いた活動報告
あけましておめでとうございます!2021年になりましたね。みなさまのおかげで153万もの支援が集まりました。最後まで、ご協力本当にありがとうございました!このクラウドファンディング、なんどもやめようかと思いました(笑)でも、続けてよかった。続けて来られたのは、みなさんの応援のおかげでした。一人だったらきっとすぐに諦めていたと思います。でも快くリターンを承諾してくださったみなさん、応援してるよと言ってくれた方々、そして自然の中で自由に遊んでいる子どもたちの顔や浮かんできて...よし、まだがんばろうと思えました。一人一人が自分らしく生きながらも必要な時は助け合っていきていく。そんな世界を目指して、これからの活動も励んでいきたいと思います!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。また活動の案内などやリターンの返送などは順次行っていきますね!この度は本当にありがとうございました!!杉浦美里最後に、森の寺小屋などでお世話になっているライターの石田さんから総評のようなメッセージが届いたので....許可をいただき抜粋してここに載せさせていただきますね。====東北の子どもたちの心には きっと海山空があって 必ずそこに根っこを張っていると思います。特に30歳を過ぎたころからは そんな環境で子ども時代を過ごしたってことが 決断や選択の場面で 陰に陽に でも大きな影響を与えるように思います。寺小屋の子どもたちの語彙力や表現力には いつも驚かされています。本は いくつになっても読めるけれど 体験には「今しかできない時代」があります。身体が動く間は 身体を使ってできること(特に旅)をすることが大切。人を動かす最大のエネルギーは「感動」たくさんの「人の風景 自然の風景」を 子どもたちに見せてあげられますよう☆夢をかなえる・・・って 実は感動を追いかけることですよね。小さな進歩や手ごたえは目標に向かう燃料だったり。「感動したいから夢を追う」っていうのじゃなく 夢を追いかけている時間がいちばん心が自由になれる時間であり そうして夢が叶った瞬間には大きな感動がついてくる・・・みたいな。夢は目標だけど 感動それ自体は目標じゃなく。でも きっとセットでついて来ます。勉強って 海の中に網を投げ込むようなもので 雑魚もたくさん引っかかるけれど 時には すごい魚や珍しい魚だって獲れるかもw網の中から「好き」を探す。宝探しですよね。そこに大人が一緒にいてくれたら 子どもたちはきっと嬉しいはず。いろんな選択肢や可能性を教えてあげて 視野と価値観を広げてもらって 感動できる人 感動を誰かに教えたり与えられたりできる人になってもらえたら大人たちも嬉しい。美里さん皆さんの活動が 多くの子どもたち そしてお父さんお母さんたちの燃料となりますように☆====勉強は宝探し!!いい言葉教えてもらった〜◎これから使おっと。笑石田さん、みなさん、ありがとうございました!!では、よいお正月を〜!
※鹿の解体の様子などの画像が含まれます。 苦手な方は、ご注意してご覧ください。気仙沼で暮らしていると様々な野生動物に出会えます。最近は鮭が遡上したり、白鳥が羽を休めている様子がみられます。そんな野生動物、出会えて「おお!!」ってなるのはやはり鹿ですね。場所によりますが、1ヶ月1度くらい出会えます。(ツキノワグマが目の前を走り抜けた時もかなりの衝撃でしたが。)こちらがニホンカモシカ。気仙沼でもよく出会えます。のっそり歩いて道路を渡っていることも。"シカ"とついていますが、”ウシ科”なんだそうです。1955年に国の特別天然記念物に指定されています。(毎年、家の庭のチューリップ、そろそろ咲きそうだなぁという蕾を片っ端から食べていきますw)こちらがニホンジカ。気仙沼でも少し前まではよく見かけられたそうですが、わたしは2年に1回くらい会えたら嬉しいな、という印象です。立派なツノが特徴的。環境省と農林水産省は、急速な生息数の増加や生息域の拡大によって自然生態系や農林水産業及び生活環境に深刻な被害を及ぼしているため、「2013〜2023年の10年間で個体数を半減させる」という捕獲目標を出しています。参考:環境省_全国のニホンジカ及びイノシシの個体数推定等の結果について(平成30年度)今回、猟師のてるさんが岩手で捕獲してきてくださったのは、このニホンジカ。山で作業をしていたところ、目の前に親子で現れた鹿を銃で打ち抜き、捕獲したそうです。出汁をとった後の鹿の背骨と、実際に猟銃に使われた薬莢連絡をいただいた時、いただく貴重な命、余すところなく大切にいただこうと思いました。お肉は料理に。骨の髄まで出汁をとって。貴重なヒレ肉。1頭からこれしかとれません。頭や皮も利用しようと、残していただきました。皮を鞣している様子。現在は塩とミョウバンにつけ置きしています。レザークラフトを子どもたちとできたらと思っています。心臓は十字に切って、供養のためお祈りをしてくださったそうです。自然の恵みをお授けくださったことに心から感謝の気持ちを伝えること、そしてクラウドファンディングやこれからの活動の繁栄を祈願しに室根神社や行ってきました。空を見上げると初雪が〜!!とても神聖な気持ちになりました。室根山頂から眺める気仙沼。遠くにみえる気仙沼の街や大島にかかる橋。ここら辺一帯の自然を舞台に、子どもたちと健やかな時間を過ごして行くぞー!と改めて気持ちを入れ押しました。ここの展望台もとってもオススメです!ちなみに、TOPに使った画像は、少し前に「どんな街で子育てしたい?」というようなテーマでママたちとつくったビジョンマップ。左下に鹿と熊が肋骨を見せ合っている写真を選んで貼っていました。こんな形で、実際に鹿の肋骨を目の当たりにすることになるとは、その時は1ミリも思っていませんでした。笑真ん中あたりに貼ったユーカリを使ったスワッグも、「龍のウロコ」に見立ててすみかさんが届けてくれて、、驚き!おかげさまで、とてもいいスタートを切ることができました。引き続き、どうぞよろしくお願いします!!!
2020年12月5日今回のクラウドファンディングを応援するよ!と言ってくれていた方々をお招きして、一緒にリリースを迎えました。(facebookでライブ配信していましたが、グダグダですみませんでした。笑)今回のテーマは「大人の時間」普段は子どものためにと活動している方が多いですが、今回は自分たち大人が美味しいご飯を食べて、話して、楽しむことをしようかと場を用意しました。私は普段から、子どもたちには「楽しみながら生きている大人の背中」を見せたいと思っていて、こんな大人だけの時間もとても大切に感じています。コロナ禍ではありますが、充分配慮しつつ20名ほどの方にきていただきました。ーー ここからは裏話。ーーギリギリまでリリース日を決められなかったわたし。オープニングイベント準備もできていませんでした。どうしようかな、鍋パでもしながら、まったりやろうかな...と思っていたところ、4日前に行った森の寺小屋に猟師兼シェフのてるさんがいらっしゃっていて、「日曜日手伝ってもらえませんか?」と話したところ、ふたつ返事で「お、いいよ!」と承諾をいただき、この会が決行されました。その時は「もし、、可能なら、、、鴨でも採ってきてきていただけると....」と話していたのですが、数日後「鹿とれたから。明日のメニューは鹿のヒレカツカレーにしようかと。」とメッセージが。目の前で巻き起こる出来事に圧倒されながらも、前日の仕込みを経て、当日を迎えることができました。助手としてきてくださったカズエさんが立派な白菜をもってきてくださったり、お昼にたまたまお会いした農家のコジマさんが"小原木養鶏場"の新鮮な卵をくださったり、本吉で畜産をやっているゆうゆうくんが生牛乳をくださったりと....あれよあれよと、贅沢すぎる食材が集まってくる。笑鹿の骨を煮込んでスープを作っているおかげさまさまで、こんなに美味しい鹿肉のカレーをいただくことができました。美味しい生牛乳は、ホットミルクで。甘かったぁ。みんなで食べられて、最高に幸せな時間でした。慣れなさすぎるライブ配信中このように、子育てと同じで予期せぬ出来事が毎日めまぐるしく起こる日常がとても楽しく豊かだなぁと日々感じています。地域での暮らしの中で起こる偶然性も大切にしながら旅する学校を運営していきたいと思っています。次回は、この鹿肉のストーリーを書きたいと思います。お楽しみに。(杉浦)