公開しているプロジェクトページにて以下のような文章を載せています。
『GIVEの輪を広げ、ペイ・フォワード(組織や社会に所属する一人ひとりの人間が互いに無償のボランティアを提供しあう優しい関係性のこと)に溢れる優しい社会を私達は作りたい。 』
ペイフォワードとは直訳すると「先に払う」の意味ですが、これは組織や社会に所属する一人ひとりの人間が互いに無償のボランティアを提供しあう優しい関係性を表現する言い回しです。
私たち人間は、どれだけ能力に長けていようとも決して一人で生きていくことは出来ません。だからこそ人間関係を結び、コミュニケーションを発達させてきました。そして良好な協力関係を築き上げ社会を生き抜くわけです。
大人気ドラマでも話題ですが、『やられたらやり返す、倍返しだ。』から、『施されたら施し返す、恩返しだ。』というセリフまで登場していましたね。
良好な協力関係を築く上で、恩返しは非常に有効でしょう。ただし、恩返し(ペイバック)と対象的に捉えられる「ペイフォワード」の仕組みはこのようなものです。AがBに与える。BはAに恩を返すのではなくCに与える。CはAやBに対して恩を感じながら、つぎの世代へより多くのことを伝えていく。やがて社会には互いを思いやり、自然に後進が育ちやすい、ポジティブな循環が生まれます。もしかするとペイフォワードの概念は理想的に過ぎると感じる方もいるかもしれません。他人から搾取する一方で、誰にも与えない人間が得をするだけではないかという疑念もあるでしょう。
しかし誰にでも人生には山の時期もあれば谷の時期もあります。たとえば来月の結婚式の準備で忙しい同僚がいます。ご両親の介護が必要になって慌ただしい先輩もいるかもしれません。入社したばかりの後輩の中には仕事に慣れず冷や汗をかく不器用な人もいそうです。彼らから見返りを求めて何になるでしょう。人生には与える一方の時期、与えられる一方の時期、どちらもあるのが当然です。
私達は、今回のクラウドファンディングから、社会に好循環の種を少しでも多く植えたい、そう考えています。
今まで誰かから受けた恩や親切、社会から受けた恩恵に、今こそペイ・フォワードの精神でもって、次代に循環させるお手伝いをしていただけませんか。
-香りのギフト専門店Rethx.(リズ)