私は、あしなが学生募金事務局で首都圏地区での学生代表を務めている小川康伸と申します。
私たちの団体であるあしなが学生募金事務局は例年春と秋に渡って駅などを中心に街頭募金活動を行っております。皆様より承りましたご寄付は、全額を病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどにより親が働けない家庭の子どもたちへの進学の為の奨学金として大切に使わせて頂いております。
皆様より承りましたご寄付による成り立つ奨学金を利用する事で、進学という夢を諦めることなく学べる学生が数多くおります。しかしながら、2020年は新型コロナウイルスの影響により街頭募金活動を中止せざるを得ませんでした。したがって、これらの為の学資の確保が困難になっております。そこで、街頭募金に代わるクラウドファンディングを通して広く社会に訴えかけ、ご支援を募りたいと存じます。
皆様は、自分の思っていることや考えていることを社会に向けて発信することは出来ていますか?TwitterやInstagramなどのSNSの普及により社会への発信は容易になりました。しかしながら、それがもたらしたものは情報発信の凡庸性や陳腐さであるだけではなく、情報過多やメッセージ性の希薄さではないでしょうか。
つまり真の意味での情報発信とは、相手の心に届かせ響かせることです。これは初歩なればこそ原理であり真理であります。
私は、このページを訪れて頂いた『あなた』の心に届かせ響かせることが出来ると確信しております。どうか最後までご覧ください。
皆様は人を変えることが出来るものがあるとすれば、それはどんなものだと思いますか?私は『教育』であると考えております。私が中学生の頃に読んで今でも鮮明に覚えているフレーズがあります。それは、イギリスの作家であり政治家であったエドワード・ブルワー=リットンがのこした『The pen is mightier than the sword(ペンは剣よりも強し)』です。ペンの力は偉大です。ペンを持つことによって秘めている無限大の可能性を解き放つことも出来ます。私は今、福祉について学んでいます。世界にはかつて現在とは異なる価値観により不当な扱いを一部の者に強いてきた歴史があります。このような歴史を繰り返してはならないのです。私はその為にペンを持ちたいと考え勉学に励んでおります。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響によりそのペンを置かなければならない者がいます。「高等教育無償化プロジェクトFREE」 が2020年4月に発表した調査結果によると、学費や生活費の多くを親に頼らずに自らのアルバイトで担う大学生のうち20.3%が「退学を考えている」と回答したというデータがあります。これは国会での審議にも取り上げられました。一般家庭でもこのような事態が起こっております。であれば、何故遺児家庭が例外でありますでしょうか。
一般に遺児家庭の平均手取り月収は14万円程度と言われています。このような家計下にある子どもは、進学の危機に瀕しております。
生まれた門地によって、学びたいと言う気持ちを害されてはなりません。私たちは、そんな彼らを守るために何が出来るのでしょうか。
日本国を構成する為に個人が存在するのではなく、個人が集まることによって成る社会の一つの方途として日本国がある以上、どちらが「主」となりどちらが「従」であるかは民主社会においては公然たる事実といえるでしょう。つまりは、その一個人の権利擁護をするために皆で総力をあげるべきなのです。
私たちが生きている民主社会とは、対等の友人を作る思想下にあると言えます。
私は、たとえ世代が離れていても、たとえ顔を見ることがなくても、全ての人と対等な友人関係でありたいのです。そんな友人が今苦境に立っています。私はそんな友人の笑顔を守りたいと念じるのです。ともすれば、より多くの周囲の人まで人を想う気持ちは伝播し、より良い社会実現へと繋がるのではないでしょうか。
近年は「世知辛い世の中」とも揶揄されることがあります。時間に追われたり、電子機器の発達などによったり、人と人の対話による感受性が失われつつあります。心からの嬉しい事や楽しい事があれば、笑いましょう。笑顔になれば、相手を受け入れる寛容さが養われます。ですが、現状では新型コロナウイルスの影響により多くの人が笑顔を失いつつあります。その中の遺児は例外ではありません。遺児の存在に対して、同情で終わってはならないのです。どのようにして手と手を取り合って助けられるかを考えるべきなのです。パートナーがコケかければ、引っ張ってあげましょう。そうすれば、自分になにかあった時には支えてくれます。つまりは、そんな素敵な存在であるパートナーを多く作る事が肝要なのです。皆が手を取り合えば、それは大きなネットワークとなります。新たな友人を迎えることすら容易になります。このような寛大な気持ちを持てれば素敵であると信じてやみません。このような素敵な存在へとなることが出来たならば遺児を一人でも多く救うことが可能になります。
人にとって重要な事は「人の幸せを喜び、人の悲しみを悲しむこと」の一点に尽きると考えています。相手の心に寄り添うことは容易な事ではありません。しかしながらそれを乗り越えた先に行けばどんな光景が見られるのでしょうか。私は、その光景を多く見てみたいと思うのです。そして皆様にも見て欲しいと念じております。難しい事であっても、人の原動力は心であるので、どこまでも強くなり、乗り越える事が可能です。
遺児を救うという結果だけを求めてはなりません。結果だけを求めていると近道をしたがります。重要なのはそこに遺児を救いたいという”確固たる信念があること”ではないでしょうか。遺児を救いたいとする気持ちさえあれば、同じゴールに向かって走ってくれる仲間はついて来ます。一人で頑張る事よりも、助け合いながら共に走ることの出来る仲間と協力をすることがもっと素敵なのです。その先には多くの遺児たちがいて、『あなた』をヒーローとして待っている人がいます。
私たちは単に生活をしていて一時の瞬間・瞬間を幸せと感じるのではありません。これまで集積してきた意思の上に気づいてきた連綿たる過去を基盤としての結果があり、その上に立ってこその今に幸せを感じるのです。しかしながら、遺児たちは意思があっても進学することが出来ないという者もおります。皆様には、そんな彼らを救う『ヒーロー』として気にかけて頂きたいと存じます。彼ら遺児に対して閉ざす為のドアを持つのではなく、温かく抱きしめる為の寛大な心を持って頂きたいというのが私の心からのお願いでございます。
本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。
※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
本プロジェクトでいただきましたご支援は、病気や災害・自死で親を亡くしたり親に障がいがある家庭の学生たちの奨学金として、全額を一般財団法人あしなが育英会に寄付し、大切に使用させていただきます。
ご支援者情報を一般財団法人あしなが育英会に提供のうえ、あしなが育英会より「年間活動報告書」と「寄付金受領証明書」を発送いたします。
※GoodMorningからの支援金の入金が2021年2月頃となりますため、リターンの発送は2022年2~3月頃となります。
※①2020年中にご支援いただいた方で2020年1~12月分の活動報告書の受け取りをご希望される方、または②本プロジェクトへの寄付金の「領収書」を2021年3月以降早期に受け取りたい方がいらっしゃいましたら、備考欄にその旨をご記入ください。
※本クラウドファンディングへのご支援は税制上の優遇措置の対象とはなりません。あらかじめご注意ください。
50年の歴史を持つ、遺児支援のための募金活動に取り組む学生団体です。毎年春と秋の4日間、全国約200か所で実施している街頭募金は、毎回のべ1万人のボランティアスタッフが参加する国内最大規模の募金活動で年間約2億5千万円のご寄付が寄せられます。
いただいた募金はすべて一般財団法人あしなが育英会へ寄付し、あしなが育英会の奨学金事業(国内奨学生事業・アフリカ遺児支援事業)のために使われています。
ウェブサイトはこちらhttps://www.ashinaga-gakuseibokin.org/
◆あしなが学生募金公式サイトよりご寄付いただいた方には、あしなが学生募金事務局より領収証とお礼状をお送りいたします。
病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親に障がいがあり働けない家庭の子どもたちを支えている非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。半世紀におよぶあしなが運動によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。
ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga.org/
キャンペーン特設サイトはこちら:https://camp-fire.jp/goodmorning/channels/ashinaga
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