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トラウマ・PTSDの正しい知識・理解を広げたい!支援者のスキルを向上させたい!

一般社団法人長野トラウマケアセンターは、過去に辛いトラウマ体験をした方々が、再び平穏な生活を取り戻すための心理的、経済的、生活的支援をめざして設立された非営利型の団体です。

現在の支援総額

381,000

152%

目標金額は250,000円

支援者数

30

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/02/12に募集を開始し、 30人の支援により 381,000円の資金を集め、 2021/04/22に募集を終了しました

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一般社団法人長野トラウマケアセンターは、過去に辛いトラウマ体験をした方々が、再び平穏な生活を取り戻すための心理的、経済的、生活的支援をめざして設立された非営利型の団体です。

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1「長野トラウマケアセンター」設立の経緯

「長野トラウマケアセンター」は、3名の臨床心理士・公認心理師(全員両資格保持)が、2020年11月に設立した一般社団法人非営利型の団体です。それぞれが、病院・大学・公立の小中高校のスクールカウンセラー・自治体の子育て相談、私設カウンセリングルーム等、日々臨床に携わっています。過去に大きなトラウマを体験した方々で「トラウマ」が刻み込まれたままになっている場合、何かのきっかけでトラウマが再燃し、重篤なトラウマ・PTSD症状に苦しみ続けています。このような方々に出会うたびに、「重篤なトラウマ・PTSDに苦しむ方々の回復のために役立ちたい」という思いは募り、「長野トラウマケアセンター」の設立に至りました。

2 プロジェクト参加の目的 

思いは200%ですが、資金は0からの出発。自治体の起業支援事業を活用して、なんとか出発できました。今後、研修会や勉強会を定期的に開催しながら、参加費を運営資金に充てていくなど、できる取り組みから努力を重ねていきたいと考えております。近い将来、「トラウマ・PTSDの専門治療を低額で提供する」ことも目指していますが、そのためにも、まずは、トラウマ・PTSDに関する正しい知識・理解を多くの人に広げることや、トラウマ治療の専門家の育成などの土台作りが急務です。まずは、出発の年、このプロジェクトを進めていくために必要な費用について、少しでもみなさまにご賛同いただき、ご支援がいただければ嬉しいです。どうぞ、宜しくお願い致します!


3「長野トラウマケアセンター」の目標

トラウマ・PTSDに苦しむ方々が、一日でも早く平穏な日常を取り戻せるように、ご自身の回復力を発揮できるように、支援をしていきたいという社会貢献が設立目的です。

私たちの活動は、ご本人へのトラウマ治療はもちろん、関係機関との連携、そして、トラウマへの治療に携わることができる心理士の育成、トラウマへの関心・理解を広める啓蒙活動を継続していくことです。

特に、トラウマ治療については、効果が検証されている方法を、きちんと継続して受けられるようにできるためにも、1回の治療費ができるだけ安価で提供できるようなシステムづくりも目指していきます。


(1)重篤なトラウマ・PTSDの治療を低額で提供します

トラウマ・PTSDの専門的な治療を希望する人が、重症度や治療必要性、経済状況によって一定の条件を設定し、条件を満たした場合は低額で治療を受けられる体制を、段階的に整えていきたい。

(2)世の中に「トラウマ」の正しい理解と寄り添いの輪を広げていきます

今や「トラウマ」という言葉はメジャーであり、幅広く、さまざまな捉えられ方をしている。そのため、トラウマ・PTSDで苦しむ方たちのもつ辛さ・生きにくさの本質的な理解に届きにくくなっている。一般の方々にも、トラウマやPTSDの正しい知識と理解のための研修会や啓発活動を企画・運営し、トラウマを抱えながら生きる方に心から寄り添える社会の実現に貢献していきたい。

(3)県内のトラウマ・PTSD治療に携わる心理等専門職のスキル向上をめざします

トラウマ・PTSD治療の専門研修の機会が都市部と比較して非常に少ない。県内の心理等専門職が、さまざまな専門的アプローチの方法を学び、レベルアップすることで、治療できる場所、機会の増加、治療法の選択肢を増やしていきたい。

(4)治療のできる関係機関と連携します

医療機関をはじめとする関係機関とつながり、つなぎ、連携しながら、効果的な治療を提供していけるシステムづくりを模索し、トラウマに苦しむ方たちの利益につながるよう継続的に努力していきたい。


5 応援メッセージ

2021.1.9、10 ホログラフィートーク長野(専門家研修会)に参加してくださった方々の声

◇トラウマを抱えてしまうような衝撃的な出来事なだけに、なかなか人に打ち明けられなかったり、複数回に及ぶ治療費が壁となって治療に踏み出せない方は多くいらっしゃると思います。また、トラウマを扱ってくださる専門機関も少ない中で、トラウマケアセンターさんはなくてはならない存在であると感じています。これからも応援しています。(Mさん)

◇トラウマケアを希望している子ども、大人は沢山いると思われますが、ケアまでたどり着いていないのが現状です。さらに専門的なケアは高額であるため、受けたくても受けられない方も多数いると思います。長野トラウマケアセンターが長野県内で初となる、どんな方でも専門的なケアを受けられる場所になるよう応援しています。(Sさん)


 6 「トラウマ」とは? 

「トラウマ」とは、非日常的な恐怖体験(災害、事故、事件)や日常的に繰り返されてきた心身の苦痛を伴う出来事(DV、虐待、離婚、いじめ、養育者との不安定な関係等)を経験することによって、心が傷をおった状態のことです。日頃、口にされるような「トラウマ」より、実は、ずっとずっと重篤です。さらに重症である場合、PTSDという精神疾患になることもあります。


 出典:厚生労働省 「みんなのメンタルヘルス PTSD」

    

7 トラウマに焦点を当てた治療について

トラウマ・PTSDに対して「効果がある」という研究結果のある治療法があります。これらの治療法は、症状を和らげるための対処療法ではなく、トラウマに焦点を当てて治療していく方法です。この治療法を利用するには、専門的な研修・実習を経て、ライセンスを取得した人に限られます。また、このライセンス取得のためにも、臨床心理士など専門的知識と経験が求められることが多いです。ライセンス取得後も個人やグループでコンサルテーション(その治療法のスペシャリストからの指導) や勉強会を続けながら、治療技術を研磨していく必要があります。治療回数は、それぞれの方の状況や治療法によって違いはありますが、多くは15回~25回程度です。治療後は、フォローアップが必要な時は実施します。



8 「トラウマ」は、個人の生活に多大な悪影響を及ぼします!

日常の中には、誰もがトラウマを抱えるリスクがあります。重症化した場合にはパニック状態になったり、トラウマの原因となった人を避けたりその場所に行けなくなったり、生活リズムや感情コントロールの問題が生じます。また、いったん症状が治まっても、適切なトラウマ治療がなされないままでいると、脳や神経にトラウマが冷凍保存され、トラウマが想起される刺激(トリガー)があるたびに症状が噴出することを繰り返す恐れがあります。虐待などの子ども時代のトラウマが、自分が親となり子育てをする時に噴出することも。


9 「トラウマ」を放置することは、社会にとっても大きな損失です!

トラウマが重傷化して発症するPTSD患者のおよそ3分の2はうつ病や物質関連障害(アルコールや薬物への依存など)などを併発することが、研究により分かってきています。「トラウマ」そのものだけではなく併存疾患者の増加については、医療費削減の問題や、就労者の休職や離職の問題と関連してきます。例えば、我が国のうつ病による経済的損失は年間およそ2兆円であると専門学会が提言をしており、日本の経済的損失にも関わる、非常に大きな社会的な課題なのです。


10 多くの「治療できない」理由がある!(長野県の場合)

【行政機関】

長野県精神保健福祉センターなど計3つの相談機関があります。主な役割は、連携機関との連絡調整であり、トラウマやPTSDの治療は提供していません。

【医療機関】

トラウマやPTSDの治療を行う機関ですが、有効な治療を行う場合、現在の診療報酬制度では、無料で提供しなければならない状況。また、効果が検証されているトラウマ治療は、1回の時間が50~90分の時間が必要だったり、週に1回の実施が効果的であるといった、枠組みがあります。初診の予約が一ヶ月、2ヶ月先・・という精神科医療の現状からすると、たとえ治療が効果的とわかっていても、現実的に取り入れることの難しさがあります。

【民間機関】

心理の専門性をもつ個人が独立して行っている相談室もありますが、専門的な療法が行える と標榜している相談室はほとんどありません。また、実際に治療を受ける場合には1回につき1万~1万5000円程度の費用が発生します。トラウマに苦しんでいる人が、時間をかけて治療施設を探さなければならないこと、所得が少ない人が、治療費だけにお金をかけることは、ともに非現実的です。例えば、子どものトラウマ治療として効果が検証されているTF-CBTを実施するためには、週1回12~25回の治療が必要ですが、1回10000円の治療を15回受けると考えても、15万円の治療費が必要なのです。なんとか治療する場所を見つけたとしても、治療費に充てるお金がない場合には、治療をあきらめざるを得ないのです。こういう経済格差からくる不平等な状況が当たり前となってはいけません。


11 資金の使い道

研修会開催等プロジェクトに関わる準備・運営費:約 225250円 

手数料:約 24750円 (9%+税)


~プロジェクト関連の活動スケジュール~

2021年1月  HP開設

1月上旬~3月下旬 プロジェクト募集期間

1月9日 長野トラウマケアセンター開設記念、ホログラフィートークワークショップベーシック@長野

1月10日長野トラウマケアセンター開設記念、ホログラフィートークワークショップアドバンスト@長野 

2月   トラウマ・PTSD勉強会(予定)

3月   トラウマ・PTSD研修会(予定)

4月以降 トラウマ・PTSD治療受け入れ準備・受け入れ開始

  

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。プロジェクト実行にかかる費用として、大切に使用させていただきます。


12 リターン

目標金額に満たない場合も、計画を実行し、お礼状と事業報告を当センターロゴ入りのクリアファイルに入れてお届けします。(2021年6月頃の予定です。)なお、10万円のご支援には、長野県内どこでも講演か勉強会を1回提供いたします。


最後に

私たち人間には、元来回復できる力がある。 しかし、あまりにもつらいトラウマ体験をした場合、その回復機能が、うまく働かなくなってしまう・・・

長野トラウマケアセンターは、過去の出来事の影響によって苦しんでおられる方が、適切なトラウマ治療を受けることで、ご自分の回復力を発揮できるように支援をしていきたい! 

再び、平穏な毎日を取り戻せるために・・・


みなさまのご支援
どうぞよろしくお願いいたします


代表理事:行田 太樹

  理事:上平 加奈子

 理事:小澤 エミ



最新の活動報告

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  • プロジェクト達成のお礼

    2021/04/08 23:23

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 昨日のセンター運営会議では、来年度の専門家研修の年間計画について話し合われました。ここでは、①トラウマにフォーカスした治療法の習得・錬磨②緊急時の支援に広く活用できる技術の習得③トラウマ支援をしている専門家が、自分を、仲間をケアできる機会・技術についてを視点とし、計画していくことが確認されました。今後、早速、具体的に立案していきます。皆さまからのご支援を、より良い活動にできるよう頑張ります! もっと見る

  • 中日新聞掲載!

    2021/02/22 01:18

    前回活動報告させていただいた中日新聞の取材ですが、早速記事にしていただきました。是非、ご一読ください!中日新聞の記事はこちらgooニュースはこちら もっと見る

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