2020/11/29 14:27

こんにちは。
前回に引き続き、過去の治療経過をご報告させていただきます。

11月15日(日)
MUTIAN投薬 3/84日目(850mg) 体重3.9kg

かぎおの口元が怪我でパンパンに腫れあがってしまいました。

おそらく投薬や強制給餌のときに嫌がって歯を食いしばり、そのときに歯が自分自身の口を傷つけてしまったのだと思われます。

FIPのせいで血小板が減少しているせいか、傷の治りも遅くなっているようでした。

しかしその一方で、おしりのあたりを毛づくろいしたり、猫ちぐらの中の壁をひっかいて爪とぎをしたり、ちゅーるをちょっとだけ食べるようになったりと、回復の兆しを感じさせるような行動があり、嬉しくなりました。

相変わらず猫ちぐらの中でずっと寝てはいるのですが…。以前までは何かに耐え忍ぶかのように「ジッ…」と固まって動かなかったのが、今日は猫ちぐらの中で伸びをしていたり、リラックスしてきたように感じました。

また、猫ちぐらの外の音や人間の動きを気にしてキョロキョロするそぶりも見せるように!虚ろだったかぎおの目、少し光が戻ってきたように感じました。


お薬も、昨日よりもすんなりと飲んでくれました。

薬を飲まされてぐったりしているかぎお。

今日もよく頑張ったね!!



11月16日(月)
MUTIAN投薬 4/84日目(850mg)


薬の効き目が出てきたのか、この日から、かぎおの体調が目に見えて回復してきました。

病気になってからというもの、自分からご飯を食べることができずにどんどんやせ細っていったかぎおですが、実に3週間ぶりにカリカリ(固形タイプのキャットフード)を自分で食べる様子を見ることができました。

そして朝には、大好きなボールのおもちゃに興味を示している様子も見せてくれました!

同時に「のびー」をするかぎおとよもぎ


ほんの数日前までは、やせ細っていくかぎおを抱きしめ、「このまま弱って亡くなってしまうのか」と、眼が溶けそうなくらい涙を流していました。遊ぶ様子などもう二度と見られないのではないかと覚悟をしていたので、大好きなボールを咥えたかぎおの顔を見て、涙がこぼれました。


一方で、まだ足のふらつきは残っていて、歩くのに苦労していそうです。

また、投薬のときに喉を傷めてしまったのか、鳴こうとしても声が出なくて口をパクパクしていました。


この日は近所のかかりつけ医にかぎおを診てもらいましたが、朝自分で餌を食べたことを伝えると

「この病気で食欲が戻ることがあるだなんて…!」

と、非常に驚かれました。

体重が3.9kgと、金曜日と比べて200gも減少してしまっていましたが、

「食欲が戻っているのなら、体重もいずれ戻ってくるから心配はないだろう」とのことでした。


この日もすんなりとお薬を飲んでくれました。



11月17日(火)
MUTIAN投薬 5/84日目(850mg)


一日たって、鳴き声が出るようになってきました(だいぶ声が枯れてるけど…)。

まだ走ったりはできませんが、昨日よりふらつきが減り、歩きが安定してきました!

食欲もだいぶ戻ってきました。


そして、毛繕いをできるようになったので、みるみる毛並みも綺麗になってきました。

強制給餌の時についてしまった餌の汚れや臭いが消えて、もとのかぎおの香り(顔を埋めると、ふんわりとした小麦粉のような良い香りがします)が戻ってきました!

かぎおはもともと甘えん坊な性格でしたが、今日のかぎおは夫の膝に乗ったり、にゃーにゃー鳴きながら人間につきまとったり、病気の前よりさらに甘えん坊な性格になった気がします。