アメリカンフットボールファミリー(学生フットボーラー)に寄り添う活動の一環としてNPO法人「Shape the Dream」のmeetsCoachプロジェクトと連携し【X meets Friday】と題したオンラインイベントを19日に実施しました。
記念すべき第1回目のパネリストは、オービックシーガルズの地村知樹主将、元パナソニックインパルスの武田航氏、元富士通フロンティアーズの今井善教氏の3人が参加し、Shape the Dreamの白木栄次代表が進行を務めて頂きました。
この日は、チームビルディングと、魅力あるチーム作りをテーマに話し合いました。
理想のリーダーシップについて、主将としてオービックを7年ぶり8度目のライスボウル王者に導いた地村は、「正解を示すのではなく、道筋を示すのがリーダーだと思います」と答えれば、中央大学時代にキャプテンを務めた武田氏は、「ビジョンやミッションに向けて全力で考えながら行動できる人。つまり“考動”できる人が理想です」と回答。現役時代には主将として富士通の日本一に貢献した今井氏は、「自分自身がどんなチームを作りたいか素直に言える人。メンバーの言うことを素直に聞いて、もし自分が間違っていたらアジャストする」と伝えました。
全力で伝えたいアメフトの魅力については、パネリスト3人が自らの思いを熱く語った。今井氏は「究極の肉弾戦である究極のチームスポーツ」と話し、武田氏は「一つでも強みがあれば必ず生きる。やればやるほど奥が深い」とコメント。3人の中で唯一現役選手の地村は「本能を呼び覚ます。人間として成長でき、良い出会いがある」と明かました。
イベント終盤になると、参加者からはチャットで質問がどんどん入り、それに対してパネリストが自らの経験談を交えて回答。インタラクティブな会議は大盛況で、100名近い参加者は終始離脱することなく、最後に3人のパネリストが学生フットボーラーにメッセージを送り、本イベントの幕を閉じました。
地村「決して自分が悩んでいることが無駄ではありません。悩むことがチームのためにプラスになります。一人で悩むのではなく、仲間と共有してください。フットボールだけでなく学生生活を楽しんでほしい」。
武田「たくさんチャレンジしてほしい。そのチャレンジをやり切ってほしい。こういった頑張りは今後活きる。一人ではなく仲間とやることが重要」。
今井「周りのメンバーを大切にして思いをぶつけあい、勝ち負けより大切なものを学生生活に残して自分の宝物にしてほしい」。
今後、X meets Fridayは、毎月第3金曜日に開催していき、フットボールの繋がりを広げていきたいと思っております。