サラームです。随分と長い間、報告がストップしていました。申し訳ありません。
6年住んだ経堂のマンションの契約が満了につき、先週末から自宅の引越をしていました。以前から期日は決まっていたのですが、経堂の自宅はリビングがなんと34畳もあり、ちょっとした料理撮影スタジオよりも広かったので、この本の撮影だけは経堂で済ませてから、引越ししようと決めていました。そこで撮影が終了し、その他の通常の仕事が一段落した先週末から引越作業を始めました。新居は西荻窪駅から北西に徒歩20分ほどの杉並と練馬の境にあるマンションです。
実はfbで何度か引越アルバイトを募集しました。すると先週金曜から毎日誰かしらが力仕事を手伝いに来てくれて、夜は彼らに手製の料理をふるまったり、新居に来てからは飲みに行ったりして過ごしました。
昨年末から二冊の料理本の執筆を抱え、年末年始も含め、全く休まずに突っ走ってきました。僕のライター人生において最も充実した期間だったと思います。忙しすぎても、休みを取りたいとも思わなかったくらいです。
それが、いざ引越作業を始めると、ポーンとまる一週間、本当に久々に仕事を忘れて、友人と飲んで楽しく過ごすことが出来ました。引越は過酷な肉体労働なので、身体は本当に疲れましたが、頭に関してはすっかりリラックスしました。それに何よりも毎晩、気の置けない友人たちとわいわいがやがや過ごすのが楽しいですね!
手伝いに来てくれたのは僕のワールド音楽講座の受講生たちを中心に、小学校時代の同級生、日光から来た楽器制作者、売り出し中のタブラ奏者、そして弟まで、毎日毎日違う顔ぶれでした。
引越したマンションは近くに青梅街道が通り、幹線道路沿いのホームセンターや大型スーパーがあって、まるで郊外です。水木曜日がすごく冷え込んだせいもあって、自宅に一人でいると、妙に孤独に感じましたが、チャリに乗って西荻窪駅まで出ると別世界ですね。実際、自宅の周りと駅周辺では気温が2〜3度違いそう。
再来週に「イスタンブルで朝食を」のトークイベントを行う「旅の本屋のまど」はあるし、南口にはスパイス屋の「Nハーベスト」もあるし。カレー伝道師渡辺玲さんのキッチンスタジオもあります。ほかにも知り合いも沢山住んでいるし。南口を出たところにある古い飲み屋街にもいつか足を踏み入れたいなあ。
今日はさきほど南口を歩いていたら、このクラウドファンディングに申しこんでいただいた女性から話しかけられました。どうもありがとうございます! 西荻窪で僕を見かけたら、是非声をおかけ下さい(笑)。
さて、150箱に及んだ引越の段ボール、開けてないのは残り10箱以下となりました。インターネットも繋がり、家具も配置し、CD&DVDも棚に並べ、オーディオも設置しました。幾つか見つからないものもありますが(お気に入りのマフラー&スカーフ1ダース以上の箱が見つからない! トルコ土産のざくろビネガー750mlの瓶も!)、ぼちぼち仕事に復帰します。
このレシピブック「MEYHANE TABLE」の次の仕事は「サラームの新大久保ムスリム横丁ショッピングレポート」です。中東料理で使う食材の多くはハラルフードショップで安価に手に入りますが、実際に足を運んだ方はまだまだ少ないのでは? それを僕がレポートするページです。こちらでも報告しますので、楽しみにしていて下さい。
では、改めてよろしくお願いします。あと二ヶ月ほどですが出版までお付き合い下さいませ!