2012/09/11 01:26
昨日、六本木で開催されました親鸞フォーラムに参加させて頂きました。ゲストスピーカーは、尾木ママこと尾木直樹さんと「秋葉原事件 加藤智大の軌跡」の著者で北海道大学準教授中島岳志さん。討論のテーマは「居場所」。とても楽しめました!
http://shinran-forum.jp/
印象に残っているのが中島先生が調べられた「秋葉原事件の加藤智大」の話し。
「加藤は、地元の青森、職場の静岡に親しい友人がおり、一人ではなかった。彼は、コミュニケーションが苦手なわけではなかった。親しいがゆえに友人には打ち明けられない悩みがあった。彼が望んでいたことは、近所の人と話しをしたり、お店の店員さんと話すなど、「人間と話をすること」だったのではないか。それは「斜めの関係(立ての関係でもなく、横の関係でもないその中間の関係)」と表現できる。昔は、お店でたまたま隣に座った人や近所ですれちがった人と一言会話をすることがあった。それが今は、携帯やネットの発達によりなくなってきた。加藤はこの「斜めの関係を」を築きたかった。」
そして先生はこう述べられていました。「日本のお寺の数はコンビニよりも多い。お寺には、人々にとって身近な存在になってもらい、この「斜めの関係」を築いていってもらいたい。」
これは私たちがこの映画を通して伝えたいことと同じです。
「多くの方にお寺を身近な存在に感じてもらいたい」
このような話しを聞けたことも何かの縁なのかもしれません。
Mapleseed Pictures プロデューサー 中村
http://shinran-forum.jp/
印象に残っているのが中島先生が調べられた「秋葉原事件の加藤智大」の話し。
「加藤は、地元の青森、職場の静岡に親しい友人がおり、一人ではなかった。彼は、コミュニケーションが苦手なわけではなかった。親しいがゆえに友人には打ち明けられない悩みがあった。彼が望んでいたことは、近所の人と話しをしたり、お店の店員さんと話すなど、「人間と話をすること」だったのではないか。それは「斜めの関係(立ての関係でもなく、横の関係でもないその中間の関係)」と表現できる。昔は、お店でたまたま隣に座った人や近所ですれちがった人と一言会話をすることがあった。それが今は、携帯やネットの発達によりなくなってきた。加藤はこの「斜めの関係を」を築きたかった。」
そして先生はこう述べられていました。「日本のお寺の数はコンビニよりも多い。お寺には、人々にとって身近な存在になってもらい、この「斜めの関係」を築いていってもらいたい。」
これは私たちがこの映画を通して伝えたいことと同じです。
「多くの方にお寺を身近な存在に感じてもらいたい」
このような話しを聞けたことも何かの縁なのかもしれません。
Mapleseed Pictures プロデューサー 中村