ご支援頂きました皆様、ご無沙汰しております。
改修作業や草刈りに追われて、気付けばもう9月になってしまいました。
リターンの発送を長らくお待たせしてしまい、申し訳ありません。
先日保健所の許可申請も終えましたが、一部修正箇所があり再度工事を行っています。
リターンの発送が出来る状況になりましたらご連絡させて頂きますので、恐れ入りますが今しばらくお待ちください。
売り場部分の改修工事もいよいよ大詰めとなってきました。
これから天井を作り、壁に漆喰を塗ります。
什器として使用するテーブルとレジカウンターも作ってもらっています。
窓の下に置いてある黒いフレームが什器の脚になります。
試作品を見ましたが、とてもかわいい仕上がりになりそうで楽しみです!
遅れていた小麦の刈り取りもようやく終わりました。
乾燥したら、今度は脱穀が待っています。
一部は製粉する予定ですが、ほとんどはまた来年に向けて蒔く種になります。
今年やる事もまだまだ山積みですが、来年の準備もしないといけない……。
田舎暮らしはスローとは程遠いです!
それから、厨房機器を譲って頂いたパン屋「ル・ミエール」の皆さんがお盆に立ち寄ってくれました。
ミキサーやホイロ、食パンの型など久しぶりの対面となり、喜んで頂けました。
どうにか厨房が形になったのはル・ミエールの皆さんのおかげです。
テレビ取材のきっかけとなったのもル・ミエールさんとのご縁からでした。
本当にありがとうございます。
作業を始めたばかりの頃の初心を思い出す一日となりました。
今年の豪雨で19号線が通行止めになったり、木材の価格高騰で材料が思うように買えなかったり、予想外の出来事に仕方なく予定を変更せざるを得ない事が多々ありました。
なかなか開店出来ないうちに近隣で新規開店するお店もあり、悔しいような歯がゆいような思いもしました。
もうパン屋はやらないのか、と言われることもあります。
次第にいつ開店するのかと聞かれる事が嫌になったりもしました。
それでも自分でパン屋をやると決めた以上、誰かを責める事は出来ません。
当たり前ですが、日々の作業も自分でやっただけしか進みません。
人から見ればあまりにゆっくりで進んでいないように見えるかもしれませんが、少しずつ開店に向けて近づいているはずです。
古民家を借り受けた一年前から、時折仲間の手を借りながらも基本的には一人でここまでお店を作ってきました。
予算も無く、リノベーションの全くの素人で、それでも試行錯誤を重ねながら開店を目指しています。
いつかこの苦しい日々が笑い話になるように。
開店の際は、一緒に笑って頂けたら幸いです。