2020/12/23 08:00
おかげさまで初日を無事終えられました。
みなさま、ありがとうございました!
しかも、初日にして60万円をご支援いただき、感謝しかありませんm(_ _)m
本日もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、現場を毎日みてくれている現場責任者でハコニワ・ファーム共同代表 島田利枝さんからのメッセージをお届けいたします。
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"命と向き合うこと"
鶏はほぼ毎日1個たまごを産みます…
そのたまごは命そのもので、人間のために、自分の命をすり減らして、たまごを産み続けてくれます。
現在、日本は新型コロナの感染拡大で予断を許さない状況ですが、全国の養鶏場では、そこに非常に毒性の強い鳥インフルエンザの危機が加わりました。
私たちは日々、餌の食いの変化、トサカの色、じっとして動かない鶏はいないか、嘔吐している鶏はいないか等々、観察をし続け、少しの変化も見落とさないように、小さな命と真剣に向き合っています。
今年から来年にかけては、数年ぶりの鳥インフルエンザ警戒の年で、残念ながら西日本では、すでに数百万羽の鶏たちが鳥インフルエンザの感染拡大防止のため殺処分になりました。
鶏舎でたった1羽でも感染が発覚すれば、そこにいる感染していない鶏たちが、たとえ10羽でも、それが100万羽を超えても、全て殺処分になるのです。
今、ハコニワファームの鶏舎には閉鎖した養鶏場から引き取った鶏たちがいます。通常であれば処分されてしまう歳の鶏たちです。
この鶏たちは閉鎖された金属のケージの中でずっと育ってきました。一度も大地を歩くことも走ることもなく、冷たいカゴの中でひたすら たまごを産んでいたのです。
その鶏たちに、短い間であっても大地を踏みしめ、土や草の根をついばみ、時に仲間とケンカをし、寒い夜は仲間と寄り添って眠りについてもらいたい。
そんな思いで引き取ったのですが、まさかこの年が、鳥インフルエンザの最高レベル警戒年と重なるとは想像もしませんでした。
私たちは、特にこの加齢の鶏たちの感染を回避するため、鶏舎周辺の消毒はもちろん、作業着や長靴なども鶏舎に入るたびにしっかりと消毒をし、厳重に警戒をしています。
こうした中、この鶏たちの命を再び輝かせるためのクラウドファンディングがスタートしました。
なんとしても、元気なまま春を迎えさせてあげたい!春のあたたかい日差しを全身で感じてもらいたい!産まれてきて良かった!本当にそう感じてもらいたい!
スタッフ、メンバー共に、必死になって鶏たちの命を守る行動をしています。
そんな彼女(鶏)たちや、必死に作業するスタッフやメンバーたちの応援を、どうかよろしくお願いいたします。