前回、映画の主題歌を担当する樋口了一さんをご紹介いたしました。
このたび、樋口了一さんより、力強いメッセージをいただきましたのでご紹介いたします。
「今回、古新監督から主題歌の依頼をいただきましたシンガーソングライターの樋口了一です。私自身パーキンソン病に罹患して14年目ということもあり、同じ病を抱えた主人公が映画の中でどのように描かれていくのかということにとても関心があります。パーキンソン病の症状の一つにジスキネジアという、体が意思とは無関係に動いてしまうというものがあります。なるべくなら人に見せたくないと思いがちなこの症状を、ステージでダンスをするという表現行為に結びつけた監督の発想の大胆さに、自分の置かれた境涯を受け入れて前を向いていこう、という柔軟な力強さを感じました。同病の方にもそれ以外の方にも、映画をご覧になる全ての人にこの前向きなメッセージが伝わることを期待しています。
難病を抱えた主人公の物語という、ともすれば重くなってしまいがちなテーマを、をあくまでもエンターテイメントとして楽しめるように描いていきたいというお考えにも共感できるものがあり、主題歌の制作を引き受けさせていただきました。自分自身にも向けたポジティブなメッセージとなるような曲を作りたいと思います。樋口了一」
毎日新聞の記事(9/6)についてはこちらから(有料記事となっています)
https://mainichi.jp/articles/20210906/ddl/k13/040/135000c