先日撮影させて頂きました日々応援頂けている方からリクエストを頂き、今回は、私と現在使用している機材との出会いからのお話をさせていただきたいと思います。
私が今使用している機材はNikonD90。
私がこのカメラと出会ったのは約10年前。私は高校生で写真部に所属していて、祖父からプレゼントとして購入してもらったものだ。
当時、NikonD90というカメラはプロ機材とアマチュア機材の丁度真ん中辺りの機材だと言われていて、他のカメラより重量感があるのがあり、シャッター音もしっかりとした音がする事が特徴だと思っている。
NikonD90は私にとって人生を共に歩んできたかけがえのない相棒のような存在だ。
私は今の作品のカタチが出来上がるまでの間、これまでの人生という旅路の中で楽しい事や辛い事、悲しい事を新たな出会いや別れを通じて多くの事を経験を通じて学んできた。
そしてこれまでの人生の中で、
私はNikonD90というカメラとレンズを通じてこれまで多くの被写体と出会ってきた。
NikonD90はどんな辛い状況であったとしても常に私の側にいてくれて常に私の感情と共に一体化し、右腕として心の眼となりこれまで多くの作品を生み続け、その過程の中で時に多くの事を教えてくれた。
このカメラは私がこれまで生きてきて今の作品に至るまで約10年という間、どんな気持ちで被写体と向き合いながら撮影してきたのかその全てを知っている。
私にとってNikonD90という存在はかけがえのない存在であり生き様そのものだ。
そのカメラも、もう10年という時が経ち劣化も少しずつ始まっていてNikonの修理期間ももう既に終わっている。
私は今年29歳。もうすぐ30歳という人生の岐路に立とうとしている。私は30歳という節目を迎える時、NikonD90を手放し、現存としてあるNikonD800相当の画素を持つプロ機材に切り替えようと思っている。
実際今、NikonD90のカメラだけでは補う事ができない部分はPhotoshopで補っている部分がある。
NikonD800相当の画素を持つプロ機材に切り替える事ができれば、その補う事を不要とし、今よりも遥かに多くの情報量をデータが持ち、より鮮明かつ繊細に描写され、より生々しく美しい表現のある作品を生み出し続ける事が出来ると考えている。
NikonD90は、まだまだ現役ではあるけれどその日が来るまでの間、私の右腕となり心の眼となり、持ち堪えて支えてほしいというのが私の本音である。