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【あしなが学生募金】私の「選択」を支えてくださった全ての方へ、感謝を込めて。

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

新型コロナウイルスの影響を受け、毎年4月・10月に行っているあしなが学生募金が中止となりました。私たちにとっては、年に2回の、感謝の気持ちを直接伝えることができる場を失ったことになります。この場をお借りして、これまで支えてくださった皆様への感謝の気持ちをお伝えしたいです。

現在の支援総額

206,300

103%

目標金額は200,000円

支援者数

20

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/12/12に募集を開始し、 20人の支援により 206,300円の資金を集め、 2021/02/08に募集を終了しました

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キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

【あしなが学生募金】私の「選択」を支えてくださった全ての方へ、感謝を込めて。

現在の支援総額

206,300

103%達成

終了

目標金額200,000

支援者数20

このプロジェクトは、2020/12/12に募集を開始し、 20人の支援により 206,300円の資金を集め、 2021/02/08に募集を終了しました

新型コロナウイルスの影響を受け、毎年4月・10月に行っているあしなが学生募金が中止となりました。私たちにとっては、年に2回の、感謝の気持ちを直接伝えることができる場を失ったことになります。この場をお借りして、これまで支えてくださった皆様への感謝の気持ちをお伝えしたいです。

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本ページをご覧いただきありがとうございます。



初めまして。あしなが学生募金事務局東北エリア福島ブロックで活動しています、戸賀沢未来(とがさわみき)と申します。


あしなが学生募金事務局は、あしなが育英会から奨学金を借りている奨学生と、ボランティアスタッフである大学生が中心となり活動している団体です。私自身も、父に障がいがあり、あしなが育英会から奨学金を借りています。大学生になってからは、あしなが学生募金事務局のメンバーとしてこの活動に参加してきました。現在大学4年生で、3月には大学を卒業する予定です。


本ページでは、コロナ禍における遺児の現状、私自身の経験、そしてこれまで支えてくださったあしながさんへの感謝の気持ちをお伝えしたいです。是非、最後まで目を通していただけると嬉しいです。


2019年4月 あしながウガンダレインボーハウスにて

長引くコロナ禍における、遺児の現状。


遺児家庭調査自由記述:https://www.ashinaga.org/ja/documents/press_201130_2.pdf

読んでいるだけでも、心が締め付けられるようなアンケート調査の結果に、心がざわつきました。

 

子どもには負担をかけたくない。

 進学できていることはとても嬉しく思うが、

卒業できなかったらなんの意味もなく親に負担をかけただけという結果になる。

 元々ずっと目指していた航空業界と旅行業界がコロナで大打撃を受けた。

やりたいことや熱意をもって目指したいと思える業界や仕事がない。


とても、胸が苦しくなります。


こんな状況下であっても、

親に負担をかけることがわかっていても、

目指したいと心から思える職業がなくても、


それでも、遺児たちは

「進学する」「卒業する」選択ができるのでしょうか。

2020年12月5日 コロナ禍の遺児調査発表イベントを行った(仙台)



私も、高校2年生の2月、大学進学は辞めよう、と決めたことがあります。


三者面談で、大学進学にかかる費用、現実の厳しさを突きつけられ、母から言われた

「就職とか、考えないの?」

という言葉がきっかけでした。


まわりの友達はみな進学を目指しており、私もなんとなく大学にいくものだと思っていましたが、特別なりたい職業や学びたいことがあるわけではありませんでした。


そんな中で出てきた「就職」という選択肢。


私は、自分でも驚くほどすっと、就職の道へと進むことを決めました。

担任の先生には、夜間の大学を勧められたこともありましたが、


“その学部で学びたいわけではないから”

“本当に資格を取りたいと思ったら、働いてからとろう”


と思っての前向きの選択でした。


しかし、この選択をした日が、

自分自身や家族と向き合うことをはじめた、スタートの日にもなりました。


そして、高校3年生の9月。私は、「大学に行って学ぶ」と決意。


父の障がい。妹の障がい。

隠したい、嫌だと思ってきたことへの申し訳なさ。

私の知識や配慮が足りず、沢山家族を傷つけてきたかもしれないという気持ち。

私と同じように、障がいがある兄弟のいる人たちのサポートをしたいという気持ち。


“今の私には何もできない。”

“だから、もっと勉強したい。”


就職に向けての面接練習を通して、自分や家族と向き合い、そんな想いに気付くことができたからです。


福祉の道、子どもとかかわる道を模索する中で、「特別支援教育」に出会い、今大学では特別支援教育を学んでいます。


2018年8月 高校奨学生のつどい(岩手山)にて


“今の私には何もできない”



進学したことで、高校生のときに感じたその気持ちに何か変化があったのか。

大学で勉強したから、「何か」できるのか。

その答えは、分かりません。


しかし、私は大学に進学したことを決して、後悔していません

失敗・成功を含めて、たくさんの経験を積み重ね、自分の過去や今と向き合い、それらひとつひとつが私の自信へと繋がっているからです。


私にとって、大きな挑戦のひとつとなった、海外研修。


昨年度1年間、あしなが育英会の海外研修制度を利用して、ウガンダ共和国に留学し、「教育」と「心のケア」に焦点を当てて、ボランティアやインターンを行いました。

そこには、大学で力を入れてきた活動のひとつである、「心のケアプログラムのノウハウをウガンダでも生かせるのでは」という強い思いがありました。


そもそも、心のケアプログラムとは、親を亡くした小・中学生を対象に、全国のレインボーハウス5つの拠点を中心に、あしなが育英会が行っているものです。(国内遺児の心のケア事業:https://www.ashinaga.org/activity/emotional-care/)


私も、大学1年生の時から、この活動にファシリテーターとして参加してきました。


「自分らしくいられる心の居場所・安心安全な場所を作る」


心のケア(=グリーフサポート)の考え方を知ったとき、私の世界が変わりました。

レインボーハウスで子どもたちと過ごす時間を重ねていく中で、この空間や時間がとてもかけがえのない時間になりました。


ここで学んだことがウガンダでも生かせるのではないか、という強い気持ちと、ウガンダの心のケアプログラムではどんなことをしているのだろう、という期待を胸にウガンダに飛び立ちました。


しかし、そこで感じたのは、日本とウガンダの心のケア活動の大きなギャップでした。


現地の職員から、

「この子たちは明日生きていかなきゃいけない。悲しんでいる時間はない。向き合っている時間もない。明日生きていくのに、必要な力をつけることが先だ。」


と、言われたときには


ウガンダの子どもたちにとって「心のケア」ってなんだろう

本当に必要なのか、と考えさせられることもありました。


それでも、自分の「ウガンダの心のケアプログラムをより良い形に」という想いを胸に、

がむしゃらに走り続けました。


1年間を通して感じた

現場のニーズを知ることの大切さ

現場で働く人それぞれの想い

想像力をもって相手と対話することの大切さ

自分の気持ちを相手に伝えようとしなければ何も始まらないこと


そして


自分の想いを形にしていくことの面白さ


ウガンダでの1年間は、私を大きく成長させてくれました。



大学に進学しなければ、


特別支援教育を学んだり、自分や家族とこんなに向き合ったり、グリーフサポートを学んだり、ウガンダでたくさんの失敗をしながら、自分の想いを形にしたり、


あしなが学生募金事務局のメンバーとして活動したりすることはなかったでしょう。


私の人生に、こんなにたくさんの色が添えられることもなかったと思います。


こうして、自らの人生の幅を広げることができたからこそ、

誰かのためにできる「何か」をずっと、探し続けていきたい、と今思っています。


2019年11月 あしながウガンダレインボーハウスでのケアプログラムにて
みんなの夢が記されている

ここまでの紆余曲折の人生の中で、本当に多くの人に支えられてきました。


その中でも、見ず知らずの私たちを、陰から支えてくださっている皆様がいるということは、私にとって、本当に大きな支えです。


あしながさんに直接会うことができる街頭募金、年賀状や暑中見舞いなどのはがき。


街頭募金の時、

ずっしりと重みを増していく募金箱を持ちながら

「頑張ってね」のあたたかい一言に涙が出そうになりながら


はがきをくださるあしながさんの言葉を読みながら


沢山の人のやさしさ、あたたかさに支えられていることを実感してきました。

本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。


高校卒業時に届いたあしながさんからのはがき
「思わず応援したくなりこんなはがきを選んでしまいました」の言葉に涙が出た

あしなが学生募金が中止となった今、私の経験と想いを、この場をお借りして綴らせていただきました。私のこれまでの物語を通して、後輩遺児たちの未来を応援してくださる方が一人でも増えたら幸いです。


こんな状況下だからこそ、

進学という「選択肢」を社会として保障する。

進学・卒業を「やさしさとあたたかさ」で、後押しする。


そんな社会を作りたいし、このページを見てくださっている皆さんと作っていくことができたらと思います。


繰り返しにはなりますが、これまで支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。

これからも、後輩たちの進学という選択を支えていく為、ご支援・ご理解の程よろしくお願い致します。


本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。

※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります

<All-in方式で実施します。>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


本プロジェクトでいただきましたご支援は、病気や災害・自死で親を亡くしたり親に障がいがある家庭の学生たちの奨学金として、全額を一般財団法人あしなが育英会に寄付し、大切に使用させていただきます。

ご支援者情報を一般財団法人あしなが育英会に提供のうえ、あしなが育英会より「年間活動報告書」と「寄付金受領証明書」を発送いたします。

※GoodMorningからの支援金の入金が2021年2月頃となりますため、リターンの発送は2022年2~3月頃となります。

※①2020年中にご支援いただいた方で2020年1~12月分の活動報告書の受け取りをご希望される方、または②本プロジェクトへの寄付金の「領収書」を2021年3月以降早期に受け取りたい方がいらっしゃいましたら、備考欄にその旨をご記入ください。

※本クラウドファンディングへのご支援は税制上の優遇措置の対象とはなりません。あらかじめご注意ください。


50年の歴史を持つ、遺児支援のための募金活動に取り組む学生団体です。毎年春と秋の4日間、全国約200か所で実施している街頭募金は、毎回のべ1万人のボランティアスタッフが参加する国内最大規模の募金活動で年間約2億5千万円のご寄付が寄せられます。
いただいた募金はすべて一般財団法人あしなが育英会へ寄付し、あしなが育英会の奨学金事業(国内奨学生事業・アフリカ遺児支援事業)のために使われています。

ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga-gakuseibokin.org/

2018年11月 東北エリア エリア会議にて

病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親に障がいがあり働けない家庭の子どもたちを支えている非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。半世紀におよぶあしなが運動によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約7,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。

ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga.org/ 

キャンペーン特設サイトはこちら:https://camp-fire.jp/goodmorning/channels/ashinaga


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