2021/04/14 07:11

こんにちは! お久しぶりです、夢伽莉斗です。進捗状況についてお知らせしに参りました。

今のところ5月に入稿予定なのですが、気持ち遅れが出ており、とても申し訳ない思いでいっぱいです。本自体の内容もリターンのデザインも妥協したくないと思ってあれこれ考えており、なかなか作業が進みません。

特に本編の方は、web版では公開されていないシーンで、二巻にどうしても入れたいシーンがあるのですが、それが思うようにまとまらず困っているところです。納期は遅らせたくないので、ギリギリまで粘って難しければそのシーンはなしにしようと思っておりますが……。


といっても、『考えること』意外のデザインの方は着々と進んでおります。ソリュアス商会のシール(サイトではシャリフィ商会と書いていたのですが、間違えていました。ソリュアスが正しいです。シャリフィはメルケルさんが務めている商会ですね……)のデザインも綺麗に作り直しました。

実はこれでもまだ少し修正点があったのですが、それはもう終わっております!


その他、愛殺マークを全てadobe illustlatorで作り直し、ベクター化致しました。今までのものはただのイラストだったのですが、ベクター化したことでどこにどう使っても画質が荒れず、必ず綺麗な素材になりました(*´ω`*)

カバーデザインも9割完成しております。残り1割は、本の背表紙の長さがまだ決まっていないので、それを踏まえて調整すれば終わりです。カバーデザインは楽しみにしていて欲しいので、こちらでは公開しません。


今困っているのは、特典ペーパーの一つである地図の説明書でしょうか。裏面は異世界語の地図、表面は日本語に翻訳した地図+地図の説明を書こうと思っています。

初めは上のようなシンプルで分かりやすいデザインにしていたのですが、これだとどうも『説明書感』が強く、私の中で納得できませんでした……。この紙をただ4つ折りにしただけだと、書いて印刷しただけで芸がないような気がしまして。もちろんこのデザインも、綺麗に配置するのにとても試行錯誤しているのですが(;;)

泣く泣く全てのデザインを変え、もっと『世界観』を重視したものに変更している途中です。


その他、小説の章タイトルでまだ悩んでいるものがあったり、小説の格言でもレイアウトを悩んでいます。

奥付では、『訳者:夢伽 莉斗』としたままで著作権的な問題がカバーできるのかよく分からず、法律の相談をしなければならないかな……と検討しているところです。

奥付デザイン 制作中

小説の格言は、元々愛殺世界にある他の本などから引用しようと思っているのですが、そのセリフがイマイチ本編に合ってないような気もしたりして、選び直すかどうか悩んでいます……。

またそれぞれを英訳したいと思っているのですが、それも結構大変で!(;;) リターン品の中にもいくつか愛殺キャラクターのセリフを英訳しているものがあるのですが、ただ翻訳するのではなく『キャラらしい言い方』『英語らしいセリフ』を意識した言い回しだと、すごく難しいんですよね。

もちろんGoogle翻訳にかければ一発ですし、それくらいの翻訳ならば自力でもできるのですが、実際の外国人はもう少し洒落た言い回しをすることが多いので……。口語的表現などもありますし。そういった勉強も少ししながら、英訳を完成させています。


あとは異世界語の制作が一番きついです……。実際にお届けする時はただアルファベット表にするだけなのですが、私の労力的には、本の次にかかってるんじゃないかと思ってます……。もしこれに好きなように値段設定をしてもいいと言われたら、これに関しては1000円くらい欲しいくらいです笑 

一つ一つのアルファベット(ではないのですが)を作るのが本当に大変なんですよね。まだadobe社のillustlatorも使い慣れておりませんで(今回の制作で初めて使い始めました)、余計に手間取っています。

また数も英語などと比べるとかなり多く、当たり前ですが地球上にはないマークなので、再現するのが大変です。正確に『フォントらしく』作るというのが……! 手書きであればいいのですが笑。

ともあれ、なんとかタイトル分のアルファベットは作り終わりました。

タイトル Her Real Myth + 作者名

右側は原作者の名前です。『愛した人を殺しますか?――はい/いいえ』は、原作の名前を直訳すると『Her Real Myth』に近いタイトルになります。日本語への直訳ですと『彼女の本物の/真実の、神話/童話/おとぎ話』のような意味です。

これだと日本の読者の方には分かりづらいですし、原作者様と相談して『愛した人を殺しますか?――はい/いいえ』にしております。これもまた、愛殺のテーマの一つであるから問題ないとのことでした(*ˊ˘ˋ*)


他にも、皆さんにはお知らせしていないデザインがあります。本を届いてからのお楽しみにしようかな……と思っています。これも9割完成しているので、あとは本編の改稿ですね……。

また、マグカップ、しおり、ポーチのデザインもほぼ終了しました。クリアファイルのみ、英語のセリフが上手いこと枠にハマらず、他のセリフに変えようか悩み中です……。というか、変えると思います。なのでまた英語を考えなければ……!

アクキーのデザインも終わりました。『13人と依授』のホテルキーということで、『13人と依授』も原作に近い形の英訳を考えました。『使族』を『theomitter』、『依授』を『givize』にしようと思っております。こういった制作に関する豆知識というかおまけ情報も、できればどこかにまとめて皆さんにお伝えしたいんですよね……。

といっても印刷するとまたお金がかかってしまいますし、PDF化して皆さんで印刷できるようにするか、webサイトでまとめるか……これの制作も要検討ですが、一旦は後回しになりそうです。

クリアファイルの裏側のデザインはほぼ決まったのですが、表側が……。シンプルなデザインであっても、位置やそのオブジェクトの大きさなどをよく考えないとダサいデザインになってしまうので、本当に難しいです。一緒に仕事をしてくださっているデザイナーさんには頭が上がりません……。


特典ペーパーのデザインと小説についてはまだあまり手をつけられていません(;;)。やりたいのですが、まずは会社に印刷を頼むものを先に終わらせなければいけないので……。入稿したあと、家に届くまでにそちらの方の制作を進めようと思っています。

短編の執筆はさほど問題ないと思うのですが、設定系の特典ペーパーが……。魔物の一覧や異世界新聞、時計の概念などについて書いたものなど、どれも『世界観を作った上で読みやすくて素敵なもの』にしたいので、もうほんっっっとうに難しいです。

ただ読みやすくて綺麗なもの、であればデザイナーさんの力を借りればすぐ終わりそうですが、世界観もとなるとアイディアを出さなければいけないので……。配置やフォントなども工夫しないといけないし、フォントは必ず使う度にライセンスを確認しているので、それでも時間がかかっています(;;)。

毎日作業してるのに終わる気がしないのはナンデ……!!


なんとか7月までにちゃんと皆さんにお届けしたいと思っているのですが……。万が一遅れても許していただけるでしょうか…(;;)。

『本にする』『印刷する』『お金を払って手に入れてもらう』そう考えると、どうしてもひとつも妥協したくないんです。この本が最初で最後になると思いますし(つまり1巻を改めて作り直すことはない)、そうなると、最初から完璧にしたいのです。手に取ってくれた人が『買ってよかった、応援してよかった』心からそう思って欲しくて、細かいところまで気になっちゃいます(;;)。

シンプルすぎても、買った人が『世界観があまりないなあ』と思うかもしれないし、かといってゴテゴテしすぎてもデザインとしてダサくなってしまい、商用の本には近づけないし、本当に難しいです。

あとは単純に本編の内容ですね。二巻でwebに記載していた内容はすごく短いですし、最低限を詰めただけという感じです。なので、どうしてももう少し『冒険』を増やしたくて……。ただ蛇足になりそうだな、というのと、単純に筆が進まず困っています。

キャラクターを増やしてシーンを増やしたいのですが、書いても書かなくても微妙な気がして永遠に悩んでしまいます……(;;)。

web版をそのままコピーすればいいだけやろ!という感じなのですが笑、正直ただのコピーアンドペーストとは程遠い作業がたくさんありますし、描写も増えているので、とても時間がかかっています。

1巻の推敲はほぼ完了しました。あとは、メアリの注釈の番号を綺麗に振り直すだけです。書いてる途中で増えたり消したりしているので、最初から番号を振ることができなかったんですよね。


それでは今回はこの辺りで失礼致します。応援メッセージとか(コメントとか?)いただけたら嬉しいです!(*ˊ˘ˋ*)