2021/02/09 22:44

こんばんは!

本日も沢山の方にご支援していただいています。本当にありがとうございます。

皆様のお優しいお気持ちに心から感謝いたします。



この子はアヴィくんです。

この子は5年間、保護できませんでした。塀から小さな物置の上にトンと音がしたので見ると黒い猫ちゃんがいました。人が近寄るのは怖いようで逃げようとします。その日は少しの時間いただけで帰っていきました。

その日から毎日 トンと音がすると来ていて、ただ寝て過ごし帰って行くの繰り返しでした。どこに帰るのか確認しようと後を追いかけたのですが、姿がなかったのです。とても気になっていたので、保護活動をしている方に聞いてみると、

あの子は歳をとっている事、その方も保護をしようと空き地にいる所に行っていたそうです。けれどご飯をあげても近寄らず、距離を縮める事が出来なかったとの事でした。

一度だけその方の庭に来たのが最後だという事でした。それから毎日2回 私の家の庭に来て休んでいきます。鳴き声も聞いた事はありませんでした。


そんな時、あの子が歩いているところを見たので、様子を見ていると空き家に入って行きます。それから二度空き家に入って行く姿を確認する事ができ、新聞配達の方が猫情報を知らせてくれました。

空き家になる前に住んでいた方からお世話をしてもらっていたこと。けれどその方がご年配の方で亡くなられたそうです。

それから新聞配達の方がご飯を置いていたそうでした。その方もあの子は近寄る事は出来なかったとのお話でした。この子は猫嫌いな人ばかりの中で唯一お世話をしてくれた場所で上手に生きてきたのです。

なので、その場所でしかご飯を貰わないと決めていたようでした。

けれど、長く生きてきた中で猫嫌いの人から傷つけられた事もあったようで、追いかけ回される姿を見たと聞きました。なので、この子はご飯を貰えても人に近寄る事は絶対にしませんでした。


それでも5年間毎日この子が好きなものはないかと探しました。

そしてアヴィが反応するものが見つかりました。猫ちゃん達が大好きで有名なおやつの新しい味でした。

初めてアヴィが私の元でご飯を食べてくれました。


ですが、アヴィの具合が悪いように感じました。

アヴィに、もうお家に入ろうと言いながら距離を詰めていくと自ら寄ってキャリーケースに入ってきました。嬉しい反面、具合が悪い事が気がかりですぐに病院に連れていきました。


検査の結果、アヴィはエイズで発症してしまっていました。

それからアヴィと過ごせたのは本当に短い時間でした。

それでも、手からご飯を食べてくれるようになってくれた事や声を聞かせてくれた事、本当にアヴィには短い時間で沢山の幸せをもらいました。

最期は眠るように亡くなりました。


保護活動をする中で、この子の事は毎日気がかりでした。

保護した子達の中で一番この子が長く辛い思いをして、一番長く猫嫌いの人を見てきて、人を信じれずに生きてきました。

でも最後に信じて私の所に来てくれたアヴィの気持ちが本当に嬉しい事でした。

活動をする中で亡くなった子達の事を想いながら、今いる子達を守っていかなければと強く思っています。



最後に、面白い写真が撮れました。

そっくりな2匹が窓際に座っていました(*´ー`*)白ソックスまで似ています。

顎に黒の模様がある方が、ちとせちゃんで左がセナくんです。天気が良いので楽しそうに外を眺めていましたよ。

わんちゃんの可愛いポーチがお気に入りなシンバくん。耳の部分に顎を置くこだわりがあるようです(笑)

読んでくださってありがとうございました。

皆様、ご支援拡散温かいお言葉を本当にありがとうございます。皆様のご協力に心から感謝いたします。