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紙でつくる建築?! 持続可能な未来を提案! 26歳 建築家、デンマークでの挑戦。

現在の支援総額

209,555

139%

目標金額は150,000円

支援者数

48

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/07/21に募集を開始し、 48人の支援により 209,555円の資金を集め、 2017/09/02に募集を終了しました

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紙でつくる建築?! 持続可能な未来を提案! 26歳 建築家、デンマークでの挑戦。

現在の支援総額

209,555

139%達成

終了

目標金額150,000

支援者数48

このプロジェクトは、2017/07/21に募集を開始し、 48人の支援により 209,555円の資金を集め、 2017/09/02に募集を終了しました

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はじめまして。

私達は2016年からコペンハーゲンを拠点に、活動しているYATA ( ヤ タ  ア − キ テ ク ト )と申します。

YATAはメンバーが大学院在学中から活動を開始し、デザイン担当の高田と八木、構造デザイン担当の富岡により構成されている若い建築家チームです。

 

 

今回私たちは "CHART ART FAIR" というコペンハーゲンで毎年開催されている、夏の芸術祭においてパビリオン(イベント用の仮設建築)を建設する機会を得ました。

このイベントでは事前に選ばれた5組のデザイナーチームにより、5つのパビリオンが建設されます。

その中で、私達の提案する "PAPER PAVILION"もその一つとして選出されました。

 

 

本年度のCHART ART FAIRは、"The Living City" をテーマに掲げ、

「活発な都市活動を祝福しつつ、サステイナブルデザインがどうのような未来の都市像を描くことができるのか」

に挑戦するものとなっています。

 

 

この芸術祭はデンマークの首都コペンハーゲンの中心部に位置する "Charlottenborg Palace" の中庭で今年の9月1日〜3日の3日間に渡って開催されます。

北欧諸国の中で最も注目を浴びる芸術祭のひとつで、イベントやパビリオンについても国際的なウェブサイトに複数掲載されています。 

 → CHART ARCHITECTURE Competition's Finalists Propose Sustainably Constructed Pavilions / Archdaily
 → From Ikea bags to algae to trusty ol' paper, here are the 2017 ​CHART ARCHITECTURE finalist proposals / bustler
 → CHART ARCHITECTURE Competition Finalists / e-architect 

誰でも無料で参加できる芸術祭としてコペンハーゲン市の協力のもと開催され、アート、デザイン、建築、音楽、食、パフォーマンスなど多様な分野が関わり合う魅力的な文化イベントです。

 

 

このパビリオンのデザイン選考の審査員には、BIGのBjarke Ingelsを始めとする、世界的に著名な建築家やデザイナーも参加しており、5つのデザインチームの中から最優秀賞をとったチームには、建築家として今後活動するための様々なサポートを得ることができます。

私達は、この最優秀賞を獲得し今後の北欧圏における創作活動の基盤を得たいと考えています。

 

 

 

 

 

私たちのパビリオンは、都市で廃棄される大量の紙を再利用し建設します。

蓑虫が身の回りの小さなモノをコラージュして形を作り出し、その場所の色が表現されるように
私達のパビリオンは都市の中で不必要になったものから、形、そしてその都市の個性が表現されていくものを目指しています。

 

 

今年の"The Living City"というテーマに対し、活発な都市活動を表現する素材として都市で大量に消費される「紙」がふさわしいと考えました。

私たちのパビリオンで再使用される紙、その1枚1枚には、その時の都市の活動が反映されています。

その集積としてのパビリオンは生きている都市を表現し、活発な都市活動を祝福するものとなります。

 

 

また、CHART ART FAIRなどの短期間で行われるイベントにおけるパビリオン建築に対し、その期間にだけ耐え得る「適切な耐久性の設定」というサステイナブルデザインの可能性に挑戦しています。

従来のこうしたパビリオンは短期間で役目を終えるものの、何年も耐えることができるような素材が使われていました。

私達は過剰性を適切なあり方に置き換えていく事が、先ずサステイナブルな社会に必要な事だと考えます。

必要以上の耐久性をパビリオンに与えるのではなく、適切な強度を設定する事により、そうした過剰性に対するメッセージを込めました。

私達のPAPER PAVILIONは3ヶ月間のイベントには耐える事はできません。

しかし、1週間のイベントならば問題なく人々の活動を受け入れられるように設計されています。

 

 

スキンとなる紙を付け替え、何度も新しいLiving Cityの情報を纏うことで、常に変化する都市のサイクルと共にあることができるのです。

 


そして、一時的なスキンとして役目を終えた紙は、多くの都市で既に整っているリサイクルシステムにより、特殊な過程を踏むことなく解体後リサイクルすることができます。

 

 

 

 

紙で作られたこのパビリオンで、訪れた人々に素敵なひとときを美味しい食べ物や飲み物とともに過ごしてほしい。そのような思いを持っていた時に、出会ったレストランがありました。

"Musling"というコペンハーゲンに店舗を持つシーフードレストランです。
このイベントでは日本人である私達からインスピレーションを受け、デンマーク流の寿司を提供します。

Muslingもサステイナビリティーをテーマとした漁業と飲食業の関わり方をコンセプトに活動しており、私たちはレストランとも協力し、 サステイナブル先進国であるデンマークらしい、パビリオンの在り方を追い求めるように私達は現在奮闘しています。

 

 

 

 サステイナブル先進国であるデンマークらしい、パビリオンの在り方を追い求めるように私達は現在奮闘しています。

 

 

 

 

 

皆様から頂いたお金は、パビリオン建設に関わる費用に当てる予定です。

 

 

私達のコンセプトである「紙で建築を形作る」ことを実現するためのギリギリの予算が約43000dkk(デンマーククローネ)です。

CHARTから事前に用意される予算は35000dkkであり、その差額である8400dkk(≒15万円)をこのクラウドファンディングの目標金額としています。

 

  

 

 

 

ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。

 

私達はまだまだ経験も少なく誰かに教えてもらったり、誰かに助けてもらったりすることばかりの、若い建築家集団です。

しかし、これまでの日々の努力がようやく、少しづつ形となり社会に影響を与え始めています。

今回のパビリオンは、その私達が掴んだ大きなチャンスであり、これから始まる夢の大きな一歩となる可能性を秘めたものだと思っています。

 

慣れ親しんだ日本に活動拠点を置かず戦っていく事には、多くのリスクが伴います。

だけれど、それを超えた先に見える世界を私達は目指したいのです。

その視点を持って、将来再び日本に挑戦したいのです。

その時、今回の経験が大きな意味を持つことを、私達は信じ、奮闘しています。

私達はこの土地で、一つ一つの小さなチャンスに全力で向き合う事でしか、次の行き先を見つけていくことはできません。

必死に生きる日々の積み重ねだけでしか、新しい挑戦の機会は与えられないからです。

今までも、これからも、そのように活動を続けていきます。

力になって頂いた人達に恥じない、良い作品をつくります。
支援してくださった皆さんの力を借りつつ、いつか恩返しができるように。

 

この私達が掴んだ小さな、しかし大きなチャンスにご協力いただければ幸いです。

もう一歩上のレベルへと進んでいけるよう頑張っていきます。

 

  

 

最新の活動報告

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  • 無事皆様の応援のおかげで目標金額達成しました! ご報告が遅くなってしまい申し訳ありません。 応援してくださった皆様に感謝の気持ちを一人一人直接お伝えしたい気持ちで一杯です。   皆様から応援して頂いているこのPAPER PAVILIONのプロジェクトも 竣工(建物の完成)、つまりイベントの開催日まで残り1ヶ月を切りました。   そこで、最近特に忙しくなってきた、私たちの活動を報告させて頂きます。 また、私たちのプロジェクトについてだけではなく、ここ、デンマークコペンハーゲンの雰囲気なども加えてお伝えできたらと思います。     ー 1. 紙の提供元が決まりました!   建物に使用する紙をVICE Denmarkが私達のスポンサーとなり提供してくれることになりました! VICEは世界30ヵ国以上に支部を持つデジタルメディアで無料マガジンも配布しており、その古い雑誌を提供して頂きます。     参考: VICE denmark (https://www.vice.com/en_dk)  : VICE japan (https://jp.vice.com/ )       2. 屋根に使用予定の布探しにショールームへ行きました   パビリオン内を守る屋根はテントのように折りたためる布で作成します。どのような種類の布があるのか学ぶためにも、Kvadratのショールームを訪れました。   さて、このショールームがあるエリアは ”NORDHAVNEN” といって、コペンハーゲンからわずか4kmから離れたエリアに位置します。 このエリアでは、コペンハーゲンが現在も成長し続けていることを強く感じます。   かつて産業港だったエリアが今後、居住エリアとオフィスエリアとなるために、現在大規模な都市開発が進んでおり、今後40〜50年かけて行われるこの開発は完了すれば、40,000人の住人のための居住スペースと、さらに4万人が働く場所が提供される予定だそうです。 (詳しく知りたい方は: http://www.nordhavnen.dk/english.aspx)     3. UNDERBROENに作業場所を提供してもらいます!   今回主に木材加工をする場所として"UNDERBROEN"というワークショップにお世話になります。 UNDERBROENは橋の下にある誰でもメンバーになれば自由に使えるワークショップです。CNCの講習などを受けさせてもらい、その後私達自身で木材加工を行っていきます。     UNDERBROEN (http://underbroen.com/)   コペンハーゲンには、橋の下や工場跡地などといった、場所を市が活用する例が多くあります。 FABlab.や、ライブハウスなどカルチャーを創造、発信する場所を安くそして多くの人々に提供していることが、小さい街ながらも様々な活動が行われ魅力的な都市になっている一つの理由かもしれません。    ー   来週にはパソコンの前から抜け出し、ついに施工が始まります。 プロジェクトの進捗状況をはじめとした、デンマークでの活動の様子をお伝えしていきたいと思います。   これからも引き続き、応援よろしくお願いします!     八木祐理子   もっと見る

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