私は高校1年生の時、漫画『はじめの一歩』読みプロボクサーになると決意した。
ジムに通って、会長、トレーナーと呼ばれる人に習いたかったけど、当時飛騨にはジムがなかったため独学でボクシングを始めた。
ボクシング雑誌を読み漁ったり、ボクシングの教科書的なビデオを買ってテープが擦り切れるほど見た。
世界チャンピオン夢見てロードワークしたりシャドーしたり、サンドバッグ打ったり友人とスパーしたり、結構ストイックにやってたけどなにより楽しかった♪
素人なりにあれこれ考えながらだったけど、自分一人の世界なので理に適っていないとしても誰からも注意されず気持ちだけは常に世界チャンピオン。そこでボクシングの楽しさを知ったのだと思う。
ボクシングに出会って直ぐジムに通ってたら、ああでもないこうでもないと間違いを指摘され、ボクシング本来の楽しさに気付いていなかったかもしれない。
このことから、飛騨のジムでもそうでしたが新天地でも先ずは、ボクシングの楽しさを伝えていきたい。指導者側は扱いやすいかもしれないが、型にはめられたスイカのように矯正はしない。
それが杉田ジムの経営理念でもあり、私の想うボクシング愛でもあります。
杉田ジム会長 杉田竜平