支援者の皆さま
日ごろよりManatody基金へのご理解とご支援・ご協力ありがとうございます。
前回、中間報告をお知らせしてから2か月がたってしまいました。
その後も植林・養鶏の現地活動を粛々と進めており、2022年3月いっぱいで当初の活動予定を終了しています。そして、今回、2021年6月より実施してきた活動の評価をすべく、当団体と協力関係にありアンジアマンギーラナで長く自然保護活動や地域開発を継続してきたマダガスカル・アイアイ・ファンド(MAF)を、4月30日から8日間の日程で派遣します。
当初の予定では、当団体メンバーで現地活動を取り仕切ってきたフェラナ氏も同行する予定でしたが、彼にはこの派遣の企画・計画、そして必要な場合には遠隔でサポートしてもらうことにしています。
<<MAF派遣の概要>>
この派遣期間中に、住民の方々へ聞き取り調査をし、また住民講師たちに対してもこの事業を通じてどんな変化があったのかを知るためのアンケートを予定しています。事業を定性的・定量的に評価できるようにしたいと思っています。
中間報告を準備し始めた12月の時点では、植林シーズンを迎えており、その後1-2月より養鶏を中心的に普及してきました。
1.事業の評価:かまど普及・植林普及・養鶏普及それぞれの定量的な実績確認
普及した世帯数やかまどの製作に至った数、植林した本数など最終実績値を確認してきます。
2.事業の評価:一般住民への聞き取り調査、住民講師へのアンケート
どれほどの人に興味をもっていただいていたか、研修参加/不参加の場合の理由などを、3つの各村でランダムに家を訪問し、聞いていきます。
また住民講師たちにもヒアリングをしてもらい、今回の事業に携わってどんな意識の変化があったのか、なかったのか、などを聞いてきます。
3.今後の展望についての検討
われわれマナトゥディ基金のアンジアマンギーラナでの現地活動はいったん終了することになりますが、彼らの暮らしはこれからも続いていきますし、森林破壊とそれに伴う生活のリスクが解消したわけではありません。これからもMAFは、住民講師を含む当該地域の人々と、周辺地域の森林保全・生活改善の取り組みを継続していくことでしょう。
ミーティングでは、どんなアイデアがでてきて、今後どんな支援が形になっていくのでしょうか。未知数ではありますが、期待したいと思います。
講師派遣の報告も、皆様に共有させていただきます。
どうぞお楽しみにお待ちください。
(文責:田中)