この度はOne for Dog のクラウドファンディング「愛犬の正しい育て方がオンラインで学べる講習会を開催したい」にご支援いただきありがとうございます。今回はしつけに関して「note」の記事をご紹介します。講習会のみならず今後の愛犬との暮らしに役立てていただけたら幸いです。「よくあるしつけの失敗談」よくあるしつけの失敗談として、預かり訓練をお願いした結果、「ドッグトレーナーさんには従うようになったけど、私の言う事はさっぱり聞いてくれない・・・」という話を耳にします。預かり訓練とは、愛犬をドッグトレーナーさんの元に2〜3ヶ月お預けして、しつけをしてもらうという訓練方法です。犬を扱うプロが直接愛犬にしつけを教えるわけですから、高い確率で学習させることが出来ます。それなのになぜ、こうした失敗談が多く見受けられるのでしょうか?それは、犬を扱うプロが直接愛犬にしつけを教えるというメリットに原因があります。すなわち、ドッグトレーナーさんが直接愛犬をしつけるので、愛犬はドッグトレーナーさんとの主従関係を築くからなんです。訓練期間が終了し我が家へ帰って来ると、ドッグトレーナーさんの存在はありませんよね。以前と同じ環境ゆえ行動も逆戻りしてしまうというわけです。つまり、せっかくドッグトレーナーさんに色々と教えられても、飼い主さん自身が何も学んでいないと意味がないんですね。そもそも犬は環境や接し方によって行動心理が形成されていきます。仔犬という真っ白なキャンパスをどんな色に染めるかは飼い主さん次第です。日頃の生活の中で体験・学習した結果生まれた「行動」ですから、ほとんどの影響は環境や飼い主さんの接し方にあるんです。ついつい私たちはしつけというと、「犬に何かを教えること」「犬に言うことを聞かせること」と思ってしまいがちですが、犬の気持ちや行動心理を理解しなければ上手にコントロールすることは出来ません。では、正しいしつけとはどのような学習に基づくのでしょうか?犬の行動心理学を用いるとこうなります。負の弱化:いけないことをやめさせる正の強化:では、どうしたら良いか(褒めてもらえるか)を教えるこれがドッグトレーニングです。しかし一方でこのような環境を与えるとします。負の強化:問題行動が生まれるきっかけを作る正の弱化:良いことをしているのに褒めないこれではいくら愛犬にしつけを教えようとも問題は解決されません。つまり、愛犬ではなく飼い主さん側の問題だからです。では、具体的に「吠える」という問題行動に置き換えてみますね。負の弱化:吠えても意味がないことを教える 例.「無視」をする(見ざる言わざる聞かざる)正の強化:要求を伝えたければ教えられた行動をとった方が早いことを教える 例.「オスワリ」「フセ」しかしこれだけではダメで、負の強化:吠える行動に対してリアクション(反応)してしまう 例.「叱る」「抱っこする」「目を向ける」正の弱化:せっかくオスワリをして吠えない瞬間があっても褒めない 覚えはじめの頃はあんなに褒めてあげていたのに。。。これらを解決する必要があるんです。私たちはついつい困った行動ばかりに目を向けてしまうので、ネガティブな接し方が多くなってしまいます。せっかく愛犬がとってくれたポジティブな行動は当たり前だからとスルーしがちです。その一つ一つの学習が愛犬の行動心理の形成に繋がります。だからこそドッグトレーニングは飼い主さんトレーニングからはじめることが大切なんです。【現在の状況】支援総額 60,000円支援者数 20人お気に入り 8名まだまだ募集は継続していきますので、リターンに関してなどご不明な点がございましたら、「コメント」欄等でお問い合わせください。今後とも宜しくお願いいたします!One for Dog齋藤 大





