2021/03/25 16:13

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本日は、日光の伝統工芸をご紹介いたします。

皆さんは日光彫って見たことありますか?日光の代表的土産といえば日光彫だと言われるほど有名ですよね。
今回リターン品にもある手鏡(五十嵐漆器店)が日光彫で彫られたものになります。


日光彫の特徴は、普通の彫刻刀とは違って、刃が折れ曲がった「ヒッカキ」という三角刀を使います。

右手でヒッカキを握るように持ち、左手人差し指で下書きの線をなぞるように彫っていきます。

この先端を60度折り曲げた「切り出し」を手前に引いて彫ることから「引っ掻き」と呼ばれるそうです。


私も実際に体験しましたが、この彫るときの力加減がほんっっっとに!難しいんです!!
先生が補助してくださると上手くいくのに、自分が彫ると刃が深く刺さりすぎて削りすぎてしまったり、それならばと優しくするとか細い線となり、、、。


体験した人だけが分かる、曲線美の尊さよ。


修業が必要だなと身をもって実感しました。



話が少しそれましたが、この日光彫の歴史を遡ると、寛永11年から13年にかけて三代将軍家光が日光東照宮を造り替えたときに、全国から集められた彫刻師たちが仕事の余暇に作ったのが始まりと言われているそうです。

日光彫の技法には、ヒッカキ彫・浮し彫・透し彫・まる彫・かご彫などの方法があり、いずれの彫り方にもこの「ヒッカキ」と呼ばれる三角刀を用いるのが特徴です。


絵柄は桜、菊、梅、ニッコウキスゲなどの植物が繊細に力強く表現され日光の自然豊かさを表しています。

写真たてや、菓子器、引き出し、テーブル等どの作品も手作り感と木の温もりがある一品です。



そして、更に繊細な造りに驚いたのはこちら「ミニチュア日光茶器セット」

ロクロ細工による茶道具一式の観賞用ミニチュア玩具で、昔から日光のみやげものとして愛されてきました。
今では、お子さんが生まれたお祝いとして贈る方も多いそうです。

1つの大きさは約2~7cm程、手のひらにちょこんと乗るサイズ感がとても可愛らしいです。


この茶道具を造れる職人は、日光でも二人しかおらず、とても貴重な一品です。


日光彫もそうですが、職人さんがひとつひとつ丁寧に仕上げており、どれをとっても同じものはない為、いろんな魅力が味わえます。


日光彫体験もできる「五十嵐漆器店」さんへ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

くるたび日光オンラインストア
五十嵐漆器店




そして、今回のリターン品には掲載されておりませんが「てづか工芸」さんをご紹介させてください。

漆塗りの塗師屋として始まったてづか工芸さんは、その時代の流れに合わせて日光彫りや地元の杉材にこだわった工芸品を製造販売しております。 

木材の持つ木目を綺麗に残す独自の圧縮製法をあみだし、木の温もりを感じられる工芸品たくさん造られています。

木材から丁寧に削り、ひとつひとつ丹精こめて造られている品々には受け取った人をも笑顔にする力が込められているのでしょう。

お皿や手鏡がお土産、贈り物に喜ばれています。


くるたび日光オンラインストアには他商品も掲載されておりますのでぜひ♪

てづか工芸



どちらも素晴らしい伝統工芸ですが、受け継ぐ職人も年々減少しているため、工芸品を扱うお店が少なくなってきているのが現状です。


今回のプロジェクトで皆さまに伝統工芸を知っていただけるきっかけとなれば幸いです。



長くなりましたが、今後も日光の素晴らしさを掘り出していきます★

それでは★