【ごあいさつ】
こんにちは!ごきげんファーム農場長の伊藤文弥です。
このページを見てくださり本当にありがとうございます。
僕は大学生の時に障害のある人たちが働く農場「ごきげんファーム」を、現つくば市長の五十嵐と一緒に立ち上げ、五十嵐が市長になった2016年に代表を引き継ぎました。法人設立からまもなく10周年を迎えようとしています。
「障害のある人たちがごきげんに暮らせる社会を作る」
が僕たちのミッションで、一歩づつでもここに近づいていけるように事業に取り組んでいます。
野菜を作る農場からスタートし、少しずつ事業が広がり、今ではお米、養鶏と計3か所で障害のある人たち(約100名)が仕事をしています。みんなで作った農産物は地域の方々を中心に約400世帯の方が定期購入をしてくださっています。また、グループホームの整備にも力を入れており、現在25人の障害のある人たちが私たちのグループホームで生活をしています。来年春には障害のある子どもたちの放課後の時間で支援をする事業を始める予定です。
【2020年、地域交流がゼロになり考えたこと】
僕たちはこれまで地域の方々と収穫祭や餅つき、夏祭りなどのイベントを開催してきました。他にも保育園や小学校の子ども達、シニアの方々や都内で働く若い方達と一緒に農業をするプログラムも実施してきました。
ですが、2020年はコロナの影響で大切にしてきた地域交流の機会がなくなってしまいました。
僕は障害のある人がごきげんに暮らすには、日常の中で障害のある人とない人が一緒に楽しい時間を過ごすことが大切だと考えています。それは「偏見の多くは相手を知らないことからうまれている」と、この10年で実感してきたからです。
どうしたら楽しい時間を一緒に作れるかな?と考えた時に、農業は多くの人が笑顔になる瞬間をたくさん作れる可能性があることに気づき、これまでのイベントの重要性を改めて再確認しました。
今回、感染症拡大によるイベント中止はやむを得ず、この状況が収まるまで待とうと考えていました。
一方でコロナによる影響を色々なところで受け、会社の収入も大幅に下がりました。当初はコロナ関連の借入をし、何か打つ手はないかと助成金も探しました。
しかし、この危機こそ今後の経営の在り方を進化させるよい機会であり、僕たちの転換期と捉えなおし、よりよく組織を成長させることで現状を乗り越えていきたいと強く思うようになりました。
【組織の成長を地域と共に。新たな事業をつくります】
この1年、僕はこれからの社会の在り方や生き方をこれまで以上に考える時間が増えました。
会いたい人に会え、一緒にご飯を食べる。
行きたいところへ行ける。
これまで当たり前だったことがいかに貴重な時間であったかを思い、地域の方と過ごす時間を新しい形でつくっていきたいと考えました。
僕たちはミッションを達成するために「農業の価値を最大限に感じられる地域を作る」という目標を掲げています。
農業の価値は幅広くあり、やりたいことも色々あるのですが、やはり農業を体験することが1番価値を実感できるのではないかと考えています。
自分たちで育て収穫した野菜を食べると、種まきから食物が口に入るまでの過程も調味料となり、心浮きたちます。調味料は塩だけで十分、これは本当です!
生みたてのたまごを触ると温かく、命をいただいていることを実感します。そして味わったことがないほど、美味しいです!
規格外の野菜がニワトリの餌となり、堆肥として土に還るとき、自然界の循環の中に僕たちも生きていることを実感し、微生物や気候などさまざまな営みに関心がうまれます。
なにより、小さなお子さんから年を重ねたおじいちゃん・おばあちゃんまで一緒に楽しめるのが農業です。世代を問わず楽しめる時間を作り、農業でもっと地域を楽しくしていきたいと思っています!
この事業を新たに展開することで、地域の方と接する機会を取り戻し、今こそ助け合いの輪が地域に広がっていくよう、農業を通して社会貢献し成長していきます。
【このプロジェクトで実現したいこと】
現在、地域の方が体験農園(つくば市大角豆)として使用している場を、より多くの人が楽しめる場所に変えたいと考えています。そのフィールドを利用して「障害のある人たちがごきげんに暮らせる地域」に繋がっていくような新しい農業プログラムを実施していきます。
実現したいことは4つあります。
1・個人向け農業体験プログラム
年間を通して農業体験を選び参加し、
一人ひとりの「好き・やってみたい」を実現できるプログラムです
2・団体向け農業体験プログラム
団体様の要望をもとにアレンジしたプログラムをご提供します
3・農業体験型マルシェ
自分で収穫した野菜を購入、調理してその場で食べられる、農園でのんびり過ごせる
もちろん購入のみも大歓迎
自分の休日の過ごし方を自由に選択できるマルシェを定期的に開催
4・ブルーフロッグ(放課後等デイサービス)
子ども達に向けた放課後等デイサービスを2021年に開業予定です
放課後の大切な時間を子ども達と思い切り遊んで過ごせるよう
安全でワクワクできる遊び場を作ります
これらの新しい取り組みを始めるための場を作りたいと思っています。大きな地域交流はまだ難しいけれど、小さな交流をたくさん作り、その中で僕たちの農業の事業価値を高めていきたいです。
今回始める新しい事業が、遠くに出かけづらくなってしまった地域の子ども達にとって、もっと地元で楽しく遊んで学べる機会になるよう繋げていきたいと思っています。
【資金の使い道】
・20名程度が遊ぶために必要な広場 15万円
・調理をするための炊事場 40万円
・20名程度が休憩するためのベンチやタープ 15万円
・子どもたちが遊ぶための丘、遊具 30万円
・駐車場と農園、他の土地を仕切る柵 15万円
・サイト手数料・その他雑費 35万円
◎Total 150万円
【広場】 15万円
放課後等デイサービスが始まると、子ども達が放課後・長期休暇の長い時間を農園で過ごします。
農業はもちろんのこと、広場で創作活動やイベントを行っていく予定です。
また、地域の方が自由に足を運び広場で過ごしてもらえるよう木々を植え、整地し環境を整えます。
【炊事場】 40万円
以前、料理教室やイベントの調理をしていたテラスが老朽化して、足場に穴が開いている状況でした。
子ども達にも楽しく過ごしてもらえるよう、バリアフリーや安全に配慮した炊事場を作ります。
【ベンチやタープ】 15万円
自作で作成したテーブルや椅子を手直ししながら使用していました。
農園開始当初から置いてある椅子も8年経過し劣化が目立ちます。
小さなお子様から高齢の方まで、過ごしやすい環境に整えるため、ベンチやタープを準備します。
【丘、遊具】 30万円
丘があればすべり続け、丘に丸太があれば遊びを作りだせる、子ども達。
子どもだけでなく、大人も一緒に体を動かしたくなる遊び場を作ります。
【駐車場の整備】 15万円
今の駐車場は農園との仕切りがなく、また駐車台数が限られています。駐車する幅が狭くドキドキするという声も聞かれます。子ども達が安全に、大人の方も安心して過ごせるよう駐車場を広くし、農園と駐車場を仕切る柵などを整備します。
【さいごに】
もうコロナが収束するのを待つのはやめようと決めました。今をどうしのぐかを考えるのではなく、この状況の中で、どのようにやりたいことをやっていくか、その活動を持続的なものにしていくかを考えぬきたいと思います。
ここのページに書いていないことも含めて、色々なことに挑戦していこうと考えています。僕たちがより強くなることで、もっと農業で地域を面白くしたいです!応援、宜しくお願い致します!
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