2021/02/06 20:00
▲「迦楼羅-KARURA-」1990mm×1690mm画仙紙 油煙墨
1月31日まで福岡県で開催されていた、第2回タガワアートビエンナーレ(田川市美術館)に出品した作品「迦楼羅-KARURA-」が、ブックレットに掲載されました。
全国519点の応募の内、入賞9点、入選56点が選出。入選作品として展示頂いておりましたが、今回の個展でも発表させて頂きます。
▲作品完成直後の写真
大日如来の化身である不動明王。その背後に燃え盛る炎が迦楼羅炎(かるらえん)です。
この炎は神鳥ガルーダが吐く炎とされ、鳥の形をしている事が特徴的で、不浄のものを焼き清めるとされております。
この作品のポイントは、荒々しく動く筆勢から表現された滲みや擦れです。天に向かって燃え上がりながら、悪を焼いているさまを観て頂けたら幸いです。