隠岐の島自慢のブランド特産品「藻塩米」を食べていたら普通のお米が食べられなくなってしまいました。
合同会社サイハテの野一です。
今日は藻塩米を食べていたら思い出したちょっと真面目なお話をば。
さて、皆さんは昨年の11月に発売し一世を風靡したゲーム『天穂のサクナヒメ』を覚えておりますでしょうか。
プロジェクトページでもご紹介しておりますが、私はそのクリエイターさんと一度だけ対談させていただいたことがあります。
【『天穂のサクナヒメ』特別対談】「やっぱり日本人にとって米というものが特別なんだと感じさせられた」前代未聞の<稲作ゲーム>の魅力に離島の米農家が迫る【えーでるわいす なる氏×米農家 村上氏】
その中で私が印象的だったのは以下の部分です。
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――(業界で)新規参入の方に向けてアドバイスをいただけたらと思います。
なる氏:(中略)インディーゲームは基本的には儲からないです。なので、あくまで作りたいものを作るというのを忘れないのが大切なんじゃないかと思います。
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ほとんどの開発者が赤字になると言われるインディーズ(少人数開発)ゲーム界隈で長年戦ってこられた方らしいお言葉ですが、「脱サラして地方で起業」を考えている方も上の言葉をよく覚えていてください。
よく「地方の方が都会より楽に生活できる」というイメージでおられる方が多いですが、地方に移住すればほとんどの場合単純に所得が下がります。
「そんなことは分かっているけど、自分の時間は増えるんでしょう?」という疑問が思い浮かんだ方、それが罠です。
田舎では(特に若者ほど)町内会や謎のボランティア、地域イベントに引っ張りだこで、自分の時間など到底持ちようがありません。賃金ではなく所得が下がるんです。
なので、その対策として自分がどう生きたいかという軸を常に持っておく必要があります。
NOと言えない人が生きていける場所は都会にしかありません。
ちなみに、国境離島に移住して二年の経験で身も蓋もないことを言ってしまうと、地方で起業して成功できる人間は都会で同じことをやっても成功できると思います。
地方はあなたを幸せにしません。
自分でそういう環境を作っていく覚悟こそが、何よりも大事です。
合同会社サイハテ
代表社員 野一 夢二
代表社員 柴田 哲朗(共同代表)