はじめまして。メンバーの開(ひらき)です。
写真は本文と直接関係ないですが、ガザにいくと日本人はとても珍しいらしく、もみくちゃにされます。以下は浜辺でもみくちゃにされるメンバーの上川路と岩田。
ちなみにこのとき一緒にいたはずの税所は、危機を察知していち早く逃亡してました(笑)。
第2回目となる今回のビジネスコンテストでは、6月下旬から7月下旬まで、ガザビジのウェブサイトを通じて、プロポーザル募集を行いました。
応募の要件として、「社会的課題の解決となる革新的なビジネスアイデアを持ち、ガザの生活改善に貢献できること」、「ガザビジのサポート終了後も、ガザビジと協力しながらガザの企業家コミュニティの成長に貢献すること」、「チーム構成員の多くが女性であること」など、ガザの復興に貢献しながら、持続的な経済成長の糧となるアイデアであることが求められています。
約一か月の募集期間で集まったプロポーザルは80通。ひとつひとつの応募が、ガザの抱える深刻な課題を浮き彫りにしていました。ガザの若手起業家がどのようなアイデアを持っているのか、テーマごとに分類してご紹介します。
〇 電力:電力不足が深刻なガザで、燃料を使わずに電気を作るアイデアなど。
〇 環境:紛争で荒廃した土地の緑化、廃棄物や家庭から出るゴミのリサイクルなど。
〇 雇用:若者の失業を改善するためのデジタルマーケットプレイス構築、人材派遣など。
〇 建設:復興に必要な建築資材を補うための環境にやさしい廃棄物、ガラスを使った資材づくりなど。
〇 IT:デジタル製品、アプリの開発などを通じたIT産業育成。
〇 ジェンダー:女性がのびのびと運動できるシステムづくり、女性の雇用促進。
〇 教育:幼児教育から職業訓練まで幅広い教育ツール作成。遠隔教育を使ったアイデアなど。
[ガザの港で:こんなにきれいな夕日でもガザでは一分間にオリンピックプール一杯分に近い汚水が流れ込んでいる]
こんなアイデアが実現したらガザの未来は明るくなる。こんなに多くの人たちが自分たちの将来を真剣に考えている。沢山の真摯な思いがこもった応募書類でした。
現在、書類選考と面接審査を経て、8月12-14日の最終コンテストに進む10チームが選ばれています。
[崩れた家の前で:ガザの子供たちは明るい]