活動の方が多忙でその報告までなかなかできずにいましたが、第一弾、報告です!
緊急宿泊支援について
現在も引き続き緊急宿泊支援を受けています。
慣れてくるにしたがって皆さんの顔色が明るくなっていく言葉数も増えていくのがほっこりするところです。
「久しぶりに足を伸ばして寝られました」
「うるさくなくて久しぶりにゆっくり寝られた」
と言ったお声を聞きます。皆さん本当に緊張感の中野宿されているんだなぁと思います…。
特に足を伸ばして寝られた、という方はエコノミー症候群なのに、完全に足を伸ばして寝ることができなかったそうです。
心身の回復に繋がるよう、さりげなくサポートしていくよう活動を継続していきます。
できることサポート(自立支援)
現場に入って皆さんの意識を知るにしたがって、『自立』とは何か、とその定義が色々と難しくなるのですが…
「自立支援」という言葉よりは『できることサポート』、なんて言い方で表現してみようかなと思います。
「ただで泊まらせてもらうのは申し訳ない、せめて清掃とか、何かやらせてください」
というお声を頂いたのでその方と色々話していたところ、実は内装関係がプロではないけど壁紙貼り替えはできる、ということで、まずは一部屋壁紙貼りをお願いしています(そのお礼で食費をクラファンではなく通常事業経費から出しています)
顔出しは厳禁なのでこんな感じで↓
ゆっくり丁寧に貼っていってもらっています(^^)
様子を見てまたもう一部屋お願いするかもしれません。
巡回看護について
やはり今までは、野宿の人たちに対して現場までいって継続的に心理的ケアまでできる専門家が診るという支援がなかなか難しい状況にありました。
地域清掃やごはん配りで野宿の人も含めた地域の人に語りかけ、時間をかけて信頼関係を築いていった効果が現れていると思います。回数を重ねるごとに看護師さんとお話するようになってきました。
あと、緊急宿泊支援での経費を一番に考えていましたが、生活保護を申請する方も多く、宿泊支援経費が当初の予定よりかかっていません(同行申請は無償ボランティア活動、生活保護となった方の宿泊費はもちろん生活保護費からということになっています)
ということで、緊急支援から、継続的な巡回看護の実施を目指そうかと話しあっているところです(また別途報告したいと思います)
巡回看護の様子
※本当に大変な人の画像は尊厳の問題としても撮りませんし載せることはできません
許可を得たもののみですので同じ画像でご容赦ください
色々と活動が口コミで広がっていくにつれ、段々他の野宿の仲間のことを気にするようになっていく人も。ご自身も診てもらっているMさん、巡回看護で私たちも気にかけているSさんに対して、しんどそうにしていたから様子を見に行ってくる、等協力的に動いてくださります。
(私たち通常業務中だととても助かります(´▽`) )
野宿の皆さん、生活保護の皆さんも参加して、周りをサポートしていく、助け合いを広めていけたらなと思っています。
2021年3月11日、義平真心
追記:本日になりますが、FMひがしくるめ『鈴木実穂のonlyわん!』(毎週木曜日 20:00:~20:54生放送)に義平出演予定です。可能な方は是非お聞きください。