2021/03/10 22:32

2021年3月10日 活動報告

昨日は、起業当初から多様な女性起業家の方々と一緒に学び合いながら、
陰ながら応援して下さっているWEBクリエイターの方に、沢山の応援
コメントと共に、ラジオでの放送までお声がけいただきました。本当に、
いつもいつも申し訳ないぐらいの応援、投稿、ありがとうございます。

そんな、陰ながらの応援をして下さるWEBクリエイターの方は素敵な
女性起業家さんです。女性であっても男性に負けないぐらいの活動を
主婦業もこなされながら、同じ起業家仲間も応援しながら活動をされて
いらっしゃいます。


このHPからの発信は、各地域産業の方々との活動と共に、製作プロセス、
モノづくり現場に携わる方々のお人柄や、何故?この素材で、こうした
仕様なのか?なども、お伝えして行きます。

M☒A☒O / archaichic 公式HP

また、Podcastと連動した色名では、色に纏わる歴史を紐解きながら、
サーキュラーデザインの概念を踏まえたお話しをお伝えしています。
日常の中にある歴史の振り返りながら、古来の方々のLifestyleを想像
して頂き、作り手の方々の技術の発展には、使い手の方々との
困り事を解決してきたのは、地域に根付いた下請け、孫請けである、
作り手の方々である事を知って頂けたらと思っています。製品の表側
では見えない配慮をこらし、解決してきた。そんな大切な思いを知って
いただけたら、幸いです。


注:サーキュラーデザインの概要
  1. 製品の長寿命化、2. 製品からサービスへ、3. 循環型原材料の利用
  4. 脱物質化、5. モジュール化、6. 生物資源化


そして、前回お伝えしきれなかった、各地域産業で、地域文化や
コミュニティ形成の土台を支える皆さまと一緒に、モノづくりに
携わっている作り手のLife styleについての3つ目の問いかけを
お伝えしてみたいと思います。


3つ目にお伝えしたいのは、最近は少なくなってきた手編みや
手織りはされていますか?です。
そうした学びは、小、中学校の
家庭科の授業で行われてきましたが、実際に高校に進学する前
には、手仕事で何かを作る事よりもデジタル機器を扱える方が
社会に出た時にも役立つとして、殆ど行う機会が減ってきて
いないでしょうか?それも現代の日本のデジタル人材の希少性
を踏まえると、必要な事だと思います。ですが、意外とデジタルの
世界や、これからの時代に本当に必要なスキルとしては、課題
解決能力であったり、対話力と言われています。



そうした能力は、いつも言葉足らずですが、以外と作り手の現場を
支えている職人の方々の方が、高かったりします。デジタル人材の
極みであるシステムエンジニアの方も職人である事に代わりはあり
ません。
そうした方々とも出逢ってきましたが、やはりそうした
方々は形あるモノづくり現場の職人の方と似た思考を持っています。

特に、探求心と拘りです。

この探求心と拘りは時に、頑固で融通のきかないところでもあり
ますが、そうした拘りの話になると、とても楽しい会話が繰り広げ
られます。そうした拘りと探求心によって、貴重な資源の活用法を
探し出し、他国にはない精密で繊細な素材を作り出しながら、
他国には難しい、手仕事で再現性の高い製品も創り出す能力を
持っています。
精密はデジタル機器や金型を作り出す職人の方も
いる。そんな中で、手仕事で古い機器の部品を取り換えながら、
他国には再現できない素材が、まだまだ日本には存在しています。




そんな素材を取扱いながら、厳しい単価とロットであっても頑張って
いる老舗メーカーさんを、陰ながら支えている先輩も今回のリターンで
無理を何度もお願いして、保留となったままの素材やプリント技法を
使ったBag製作もまだ、着手できずにます。それでも、無理をさせない
ようにと、陰ながら応援して下さっている。そんな先輩方の応援にも
応えたいのが、今回のプロジェクトでした。


そして、古来からの染色技術の探求心により、日本の繊維、紡績
技術は衣料分野だけではなく、医療分野にまで浸透し美容関連の
製品にも役立っています。海外のラグジュアリーブランドもこうした
日本の繊維産業から発展した、医療製品へと派生した美容製品にも、

視察に訪れるほど、日本の技術は多岐に渡り、各国から、注目を
浴びています。


そんな日本の工業界もまた、手仕事であった、織り機の自動化を
探求し続け、世界に知れる日本の有名自動車メーカーの創始者が
開発を行った事で、ゆるぎない自動車メーカーのトップに君臨
しています。
こうした歴史を紐解きながら見えてくるのは、何かの
夢を持ち探求し続ける事が出来る事、出来る人、そうした方々を
支える地域産業や、地域文化、コミュニティがあってこそ、探求し
続ける事が可能であり、新しい時代を切り開いてきた日本らしさが、
歴史の振り返りと共に見えてきます。



昨今で言われているSDGs=持続可能な開発目標にある人権問題
以外の目標値の概念は、古来の日本に普通に存在していた文化であり、
日本らしさです。
そうした「らしさ」を見失い、土壌や環境、文化も
異なる他国と同質な学びから日本らしさを見つめるのではなく、日本
らしい歴史や文化、各地域産業の担い手の場所でこれからのデジタル
時代の基本となっている捉え方、課題解決能力や対話力の学びを、
週末や、家族との旅行などで体験しながら、単に作る事だけでなくなぜ?
こうした製品がつくれるのか?創り出す事ができたのか?そんな問い
かけを持ちながら、学び逢っていただけたら嬉しく思います。


そうした問いかけとなる学びに繋がるように、他のBagとは異なる
形状で、整えながら、繋がり、学び合って、継承していけるBagでは、
その形状をどのように繋げるとどんな形になるのか?学び合える、

または、多様な色柄違いをシェアしたり、親子で大切に使って頂ける
ようにパーツの取外しが出来るようにしています。そして、牛革の
Bagの中には、長く愛用していただけるように、日本の最先端技術で
作られた撥水仕様の人工皮革、ダウンコートや、医療現場での簡易
防護服の素材としても使われる高密度の合成繊維を使用しています。


こうした高密度の素材を作り出す原点は、手織り機の開発に携わった
職人の方々の拘りです。
現在でも、高密度の繊維を作り出す技術は
日本が長けています。そして、そうした素材をリサイクルし、回収
して燃料を創り出す技術も、日本にはあります。そうした技術の
発展は、やはり、探求心と拘りです。そうした職人の方ならではの
探求心と拘りを多様な日本らしい各地域産業で触れ合いながら、学び
逢って頂き、これからも学び合えるようなアイテムと場をご提供出来る
よう、最後まで、応援のほど、どうぞ、宜しくお願い致します。