2021/03/16 12:38

2021年3月16日 活動報告


初めてのクラウドファンディングのチャレンジをさせて
頂き、ありがとうございました。

これまで、クラウドファンディング体験者の方のお話しも起業
当初からお聴きしてきました。目標達成された方の経緯やプロ
ジェクト完了までは、多様な方との接点を持ちながら現場で伝えて
行く事で共感を得る事も知っていました。そのため、現在の活動
では、まだまだである事も知った上で、チャレンジした上で、
一番良かったのは昨年度までの製作プロセスを伝える機会と、
きっかけを頂けた事でした。




こうした名目的チャレンジがないと、動きたくない気質は
やはり、父親ゆずりのようです。
父がミシンの金型を創る時
財布の中に、千円もない中で作る事を優先してきたのは、
どうすれば、少しでも履き心地の良い製品を作りながら、
自身の妻であり、見習い職人になってくれた私の母が使い
やすく、間違いなく縫えるだろうか?そんな思いを持ちながら、
自身が使えるおこづかいは、最低限におさえながら、ミシン
金具を探求する人でした。
そんな事も知らない私達と兄は、
少しの空いた時間に、連れていってくれる公園の帰りに、
いつも、駄菓子をねだっていたようです。


今回、Bag縫製と、Bagのアクセサリーチャームにもなる
アクセサリーに携わって下さった、京都八幡市にある、
「Room106 by advance leather factory 」さんは、そんな
父との思い出を振り返るような場所でした。
当時の両親のように
互いの長所を活かして、補い合っている夫婦のように互いの
長所を活かされているパートナーとして活動されていいます。


Bag ドクターの庫本 氏は、以前の父のようなタイプで革縫製
職人の現場を大切にし、そうした方々の今後を踏まえながら、
どうすれば、高齢化した縫製職人の方々が現物のBagを作り
出しやすいか?そうした、今あるサンプル品の縫製だけではなく
今後の、現物生産の事、携わる方々の事も踏まえ、工程や改善
方法を創り出すドクターであり、職人です。


そして、今回、Bagのアクセサリーチャームを製作して下さった
店長のnonnoさんは、父がいた時にいつも横で、生計のバランスを
取りながら縫製職人の腕を磨いていった、母のように女性ならではの
感性で、素敵なアクセサリーを一緒にDesignし、創り上げて下さい
ました。


庫本 氏も、店長のnonnoさんも似ているのは、多様なデザインを
自らも起こしながら、無理難題を言われながら創り出してきた経験
からも、色バランス、形状のバランス、用途に応じた仕様問題の解決
能力に長けています。
ある意味センスと言われる感覚ですが、こうした
センスは経験によって磨かれます。また、感性が合うと言う言葉は、
好きなモノが似ていると思われる方が多いようですが、意外と異なります。
人によっては、好きなモノや、コトが似ている事を、感性が合うと
思われているようですが、モノづくりの現場は異なります。

・どれだけ、無理難題をこなしてきたか?
・どれだけ、自身の好きな事を優先せずに他者を優先してきたか?
・どれだけ、他者の意見を汲み取りながら歩み寄るDesignを起こしてきたか?


この3点が、感性が合う合わないという感覚として大事になってきます。
この3点を踏まえながら、好きなデザインのエッセンスを少しづつ足す
事で、個々でデザインを起こしてきたアイテムよりも、より良いモノを
創り出したり、改善したりすることが出来ます。



今回の、Bagは以前お伝えした通りのプロセスがありますが、
アクセサリーを創り出す際も、土台となるドイツ製アクリル
ビーズの色、形状、配置バランスをある程度伝えただけで、
アクセサリーの繋ぎ方、主要パーツの間に取り込むビーズ類の
選定、配色は詳細に伝えずとも、絶え間ない笑顔を織り交ぜた
対話共に、自然と出来上がっていきました。

こうしたプロセスをもっと、創りながら伝えて行きたいと思って
います。どうしても創りながらでないと伝えれない理由は、五感で
体験する方が、記録ではなく記憶に残るからです。


父譲りの正確が、遺伝子レベルなのか?は私には分かりませんが、
そうした、家族という小さな社会の中で、互いの思いを汲み取り、
歩みよりながら、対話し、五感で互いの思いを汲み取ってきた事で
多様な縫製の仕様を汲み取りながらデザインを起こす事が好きに
なっていきました。


見た目は、頑固で融通の利かない父親と喧嘩ばかりしてきましたが
そうした父の、見えない職人としての配慮を心で汲み取ってきた事で
記録ではなく、記憶に残っていた。そうした記憶から、父譲りの頑固な
思いだけで、製作を進めたように思います。

こうした、見た目の創る事だけではない思い愛プロセスを伝えたい。


今回ご依頼させて頂いた「Room106 by advance leather factory 」
さんの工房での出会い、その場所に集い、互いの思いを伝え合って
くれた「染め工房 正茂」さん、WEBクリエイターさん、フォトグラファー
さん、素材の手配で、無理難題を聴いて下さった先輩とも、互いの思いを
汲み取りながら、歩み寄りながら、形あるDesignだけでなく、繋げていく
方法の、デザインも学ぶ事が出来た。そんな気がしています。

そういた思いを込めて製作したBagは、まだまだ、皆さまが手に取って
使用してみたいと思って頂くには改善が必要だと思いますが、こうした
プロセスを通じて、出来上がったBagであり、アクセサリー、繋げ方の
Designを知っていただけたら幸いです。



残り、5日となりましたが最後まで、
応援、どうぞ、よろしくお願いいたします。