2021年3月20日 最終日 活動報告
昨日までの多様な応援、本当にありがとうございました。
本日は、最終日となりましたので、リターンの内容を
プロジェクト最終時間までのカウントダウンまでに、
伝えれるところまで伝えてみたいと思います。
【2】SDGs/サーキュラーデザイン/エシカルファション セミナー
からお伝えさせて頂きます。
皆さまはSDGsの構想、基本理念はご存知でしょうか?
SDGsの構想は、ミレニアム開発目標(MDGs=2015年までの開発
分野における国際社会共通の目標)と、国連持続可能な開発会議
(リオ+20)の流れから、SDGsとして結実しました。
SDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)は、
2030年までの15年間に達成することを目指し、掲げられた17のゴールと
169のターゲットからなる、持続可能な開発目標となります。
ゴールとは、項目ごとの地球レベルでの到達目標であり、ターゲットとは、
ゴールを目指して各国政府が定めるより具体的な到達点ないし、経過点を
意味します。
基本理念のコンセプトは「だれ一人取り残さない」という文脈からも
理解できると思いますが、グローバル化による経済成長の恩恵から取り
残された地域での極端な貧困や経済格差などの問題を解決しなければ、
持続可能な成長は実現不可能であるという認識があります。そのため、
基本コンセプトを分野別の目標として設定したのがSDGsとなります。
注:引用/SDGsかるた
関西学院大学SDGs・生物多様性研究センター 「SDGsかるた制作委員会」
そうした学びを学生の方が「かるた」に置き換えて多様な問いを作り
掲載された「SDGsかるた」は、とてもあたたかで、お子様と一緒に
学んでいただくにも最適です。また、このかるたを活かして独自の
伝え方も学べる。そんな創意工夫もされています。
今回のリターンでは、こうした「かるた」とは事なり、色を使って、
皆さまが連想する身近な不便に思う問いを書き出し、グループに
分かれて一緒に問いかけながら対話→発表します。そして、その次に、
そうした不便な事に対する問いについて、衣食住のLife styleにさらに
分類し、不便であるアイテムの改善方法を考えて頂きます。
そして、その際に改善方法の中にあるSDGsの開発目標の、どの項目に
当てはまるのか?を一緒に考えて頂こうと思っていました。その時に、
色を起点に考えて頂いた理由や、改善策の考え方=創る前から循環される
製品やサービスの創り出し方、考え方についてお伝えしたいと思いました。
こうした考え方が、サーキュラーデザインであり、エシカル(倫理的)
デザインの考え方です。そうした考え方をセミナーで行うのは、使い手
である方々の問いを学びながら、改善方法を取り入れ、より良い製品や
サービスを提供していくのが、本当の作り手であり、職人、専門職で
あるため、そんな本物の作り手の方々の考え方も知っていただき、
使い手の方に喜んでいただける製品やサービスをお届けしながら、
対話していける場を創って行きたかったからです。
こうした考え方は、前述させて頂いた通り、SDGsの持続可能な開発目標の
基本理念のコンセプトを大切にしたい思いからです。
『「だれ一人取り残さない」という文脈では、グローバル化による経済成長の
恩恵から取り残された地域での極端な貧困や経済格差などの問題を解決し
なければ、持続可能な成長は実現不可能である』
こうした思いは、何も国際社会に限られた事ではなく、各地域産業を支えて
いる皆さまの地域間でも、必要とされる考え方である事、各地域産業が整い、
ご近所の方々と対話し、笑顔が絶えなかった場所では日常的にあった光景。
そんな思いから、今回のリターンの中に、企画・デザインを担当する立場
として入れされて頂きました。