皆さんこんにちは!国際NGO ViVIDです。
今日は、前回に引き続き、ガーナの“教育の今”についてお伝えしようと思います。
2019年12月に初めてコロナウイルスが確認されてから、早くも1年以上が経過しました。日本でも小中学校が休校になったり、大学でオンライン授業が導入されたり、とコロナウイルス感染拡大防止のため様々な政策がとられましたね。
ガーナでは、2020年3月12日に最初の新型コロナウイルス感染者が確認され、3月16日からすべての教育機関が休校となりました。これに伴い、急ピッチでオンライン授業・遠隔教育が整備・提供されていた一方、6月15日以降、いくつかの制約を伴って段階的に学校が再開されました。たとえば、中学3年生の場合、教室あたりの学生は30名までとされ、9時から13時までの短縮授業となっています。10月5日には、高校2年生、中学2年生の授業が再開となりましたが、その他の学年は2021年1月の新学期をもって再開と決定されました。しかし、学校再開後も、校内での大規模な集会やスポーツ活動は禁止されており、ソーシャルディスタンスの確保とフェイスマスクの着用が教育省によって義務付けられています。
また、休校で遅れていた授業時間数を確保するため、毎年段階的に卒業試験を早め、2020/2021年度(実質2021年度)は1月~12月の学校暦となるそうです。
普段何気なく過ごしていた日々も、いざ変化してみるとそれまでの日常がいかに大切だったのかに気づかされますね。”当たり前”などないのだと身が引き締まる思いです。友達と切磋琢磨しながら学び合える、自分の夢に向かって努力できる環境がある人はそれをを当然だと思わず、感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね。
参考:Ghana Education Service – GES
Update No 21: Measures Taken To Combat Spread Of Coronavirus - The Presidency, Republic of Ghana