お世話になっております。国際NGO ViVIDです!
「ガーナ・セイチェレ村に、自分らしく生きる機会を!」~農業×教育×ジェンダーからの多角的アプローチ~における、温かいご支援ありがとうございます。皆様のご協力で、15万円のご支援を頂いています。(2021.3.4 2:06現在)
本日は、2月17日(水)に行われた第二回現地視察をもとに、セイチェレ村の学校を2校ピックアップしてお伝えします!
【Sekyere Methodist Basic school】
幼稚園、小学校、中学校があり、それぞれの学校に校長先生がいらっしゃいます。生徒数は、幼稚園生124人、小学生176人、中学生77人!あまり多くはありませんが、敷地面積はセイチェレの4校の中で最大です。
校庭が広く、子どもたちが遊べる場所は確保できる反面、ボールなどの遊び用具が不足しています。サッカーボールは現地でも600~2,000円で売られていますが、学校運営の際の資金不足で購入する余裕がありません。「子どもたちに楽しく外で遊ぶ機会を与えてあげることが一番の願いだね」と校長先生は話していました。
また、Sekyere Methodist Basic schoolは、創設100年ほどの歴史ある学校でもあります。100年前というと、日本でいう大正時代にあたりますね!第一次世界大戦の頃です…!この頃から続いている学校は日本でもそこまであるわけではなく、Methodist Basic schoolの歴史の深さがうかがえます。ただ、老朽化により建物が壊れかけている場所も見受けられました。レンガの壁が欠けていたり柱が崩れかけていたりするなど、すぐに修理が必要な場所もありました。
【Sekyere D/A Primary School】
こちらの学校も幼稚園、小学校、中学校が存在します。それぞれの学校が同じ敷地内にあるため、ひとつの大きな学校のようなイメージです。ここでは、1日1コマICTの授業が行われています。授業で使えるパソコンがないため、黒板を使って理論を中心に授業が行われます。「試験も筆記で実施しているのだけれど、理論のみの学習では教えられる範囲にどうしても限界があってね。授業で使用できるパソコンが欲しいんだ。」と先生方は口をそろえて話していたそうです。
授業への出席率は90~95%!まじめな生徒が多い一方、経済面や早期妊娠により退学をせざるを得ない生徒や夜間に出歩いたり飲酒をしたりしてしまう生徒が少なくないことも気になっているそうです。ガーナでは学校ごとに指定の制服があり、生徒はそれを着て通学しています。マーケットで買ったり、地元の仕立て屋さんに頼んで作ってもらうことが多いようですよ。
今回は、各学校の校長先生にそれぞれの学校の様子を伺いました。次回は各学校の生徒や先生方にもインタビューをし、将来はどんなことを目指しているのか、放課後の過ごし方、どんな授業が楽しいかなど、彼らの生活により密着して尋ねてみたいと思います。お楽しみに!